二宮町図書館に設けられているティーンズコーナーにもっと足を運んでもらおうと、夏休み中の8月19日、町内の中学生と図書館職員が意見交換を行った。 2階にある同コーナーは、小学校高学年から高校生向けの本を集めた書棚。ライトノベルやティーンズ雑誌、文庫漫画、小中高別の交流ノートなども置いてあり、青少年の居場所としても利用されている。2000年11月の開館当時から基本構成に変わりはなく、「青少年に受け入れられているのか」という職員の自問から、若者との意見交換会が初めて開かれた。 図書委員を務める二宮中学校と二宮西中学校の生徒10人が参加。事前アンケートの結果によると、半数がティーンズコーナーを知っていて、そのうち2人がよく利用していた。最近1年間に図書館に来たことがないという生徒も3人いた。 中学生たちは図書館司書の説明を聞きながら、コーナーを見学。その後のミーティングでは「本が古い。恋愛やSFも
◆「知の財産」共有する拠点に◆ 県教委は、県立図書館(宮崎市)のサービスや組織の在り方などを長期的視点で考える「ビジョン懇談会」を本年度初めて設置。将来にわたり、県内の図書館・図書室の中核として果たすべき機能などについて、意見を交換している。 幅広い蔵書、郷土資料収集などさまざまな役割が求められるが、前提として求められるのは、どの市町村に住んでいても県民が平等に「知の財産」を共有できることだ。この観点からの改革を引き続き進め、県民生活を支える「知のネットワーク」の拠点として存在意義を高めてほしい。 利便性の格差解消を 県立図書館は、2014年度に資料整備費が大幅カットされ、全国最低水準になったことが明らかになって以来、識者らでつくる同館協議会を中心に「このままでいいのか」と議論が活発化。 多様な本、雑誌、専門書がそろえられない事態は、県民の情報収集や学習の環境を悪化させるといった
会員制の私設図書館が、秋田市中心部の中通4丁目にある。昨年6月に開館した「本庫HonCo(ほんこ)」だ。本格的な私設図書館は秋田県内では珍しい。今月には会員以外も楽しめる文学講座を始めるなど、本、文学と、人とをつなぐ「知の交流拠点」を目指している。 真四角な外観の建物は、木造2階で延べ床面積約90平方メートル。1軒丸ごと図書館だ。内部はコンパクトな空間を生かして約2万冊収容できる設計で、階段脇にも本棚が並ぶ。蔵書は約1万冊で郷土の本や児童書などをそろえる。各階に計30人分のフリースペースがあり、読書や調べ物ができる。 施設の代表は、秋田市立図書館などで司書として25年以上勤務し、今春退職した天雲成津子さん(59)=秋田市=。数千万円の建設費は全額負担した。東日本大震災後に生き方を再考し、「本と人がつながる場をつくりたい」と決断した。 開館以来、力を入れているのが、「本の力」と題した講
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く