12日に初日を迎えた大相撲春場所にあわせ、大阪市平野区の唐揚げ専門店「からあげ大吉」に約300冊の相撲専門誌をそろえた「相撲図書館」がお目見えした。店主は武蔵川部屋の元幕下力士、松山周策さん(52)。新横綱誕生で盛り上がりを見せる春場所を応援しようと開設され、「相撲に興味を持ち、今まで以上に好きになってもらえれば」と話している。千秋楽の26日まで。 昭和56年初場所で初土俵を踏んだ松山さんは平成8年の春場所で引退するまで、「松武蔵」のしこ名で土俵に上がった。現在の武蔵川親方である元横綱武蔵丸の兄弟子にあたる。 妻の陽子さんも、相撲専門誌のライターとしてベースボール・マガジン社が発行している月刊誌「相撲」に力士のデータなどを提供しており、2人とも相撲に縁が深い関係で、自宅には300冊以上の専門誌を所蔵しているという。 19年ぶりの日本出身となる新横綱・稀勢の里の誕生や、多彩な技の持ち主でこの