丸の内に「新駅」が誕生するかもしれない。 五輪がらみのインフラ整備で注目のビッグプロジェクトのひとつが「都心直結線」と呼ばれる鉄道構想だ。首都圏の2つの国際空港と都心を高速で結ぶもので、成田―新東京が36分、羽田―新東京は18分に短縮される。両空港から途中までは既存の成田スカイアクセス線と京急線を利用し、押上―泉岳寺間に現在の都営浅草線とは別のバイパス地下鉄11キロを新設すると想定されている。 気になる「新東京駅」の場所は、丸の内エリアでほぼ決まっていて、ブランドショップが並ぶ「丸の内仲通り」と皇居と赤レンガの東京駅舎をつなぐ「行幸通り」が交差する辺りが有力。現在、地下通路や駐車場になっているが、新駅はその地下40メートルの大深度に造られる。 「都心部へのグローバル企業誘致をめざし、空港アクセスをよくするのが目的です。かなりの事業費がかかりますから、それに見合う需要があるのか、201