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  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) いまさら「ドローン攻撃は非現実的」とか言い出すのもね

    ウクライナでの戦争からドローン攻撃への懐疑論は消えた。大型タイプから小形タイプまでのいずれもが活用された。 特に戦前にはマニア連がバカにしていたDIJのような民生/趣味用は広汎に利用できることが明らかとなった。偵察や自爆攻撃だけではなく手榴弾投下にも使われている。小形迫撃砲と同等の榴弾をヨリに正確に落とせる、誘導型迫撃砲弾よりも安価でありながら正確であり観測しながらの攻撃が可能である。もちろん速射性や単位時間あたりの投射量では迫撃砲に負けるが、それでもその市場の相当部分をう存在となった。 それを今でも否定するのは不思議である。しかも常々と「情報のアップデート」云々としていた方々となると、なぜそのような発言を今更にするのかと疑問を覚える。 みなせ ★C102不参加@Ton_beri 「小型ドローンで停泊中の海自艦艇や空自戦闘機を攻撃できる」ってお話 港湾や基地が良く見渡せる高台は、ドローン

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「略字は13%の人しか読めない」(嶋田兵庫大允隆志さん)とはね

    昔は広く略字を使っていた。康煕字典の字は書いてらんないが常用漢字でも画数がおおいと書くのが面倒くさい。だから画数を減らす努力をした。これは漢字研究では筆記経済という概念で説明されている。 それをご存知ない有職家とは不思議なものだ。 嶋田兵庫大允隆志さんは歴史の細部に詳しいことを自慢していらっしゃる。 嶋田兵庫大允隆志@Shimada_Hyougo そこは調べたことはありませんね。まぁ、戦前の「席次」は親任官、勅任官、奏任官とかいう序列の中で、勅任官(高等官1等)の将官(天皇の直接任命による師団長)と、同じ勅任官でも高等官1等または2等の内務省の一つの部局長(知事)だと師団長の方が席次が上になって仕舞うのが理由なんですが。 https://twitter.com/Shimada_Hyougo/status/1364019072166334473 ■ 「13%の人しか『権』は読めない」(嶋田

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 「二巡目の検査でも甲状腺がんは出てるから『過剰診断論』はないね」(岩波『科学』)

    岩波の『科学』4月号を読んだのだがねえ。過剰検査論の否定がトテも面白い。フクシマの被害を過小に見せかけるための「福島県の甲状腺がん多発は過剰検査の結果、原発事故のせいではない」が明確に否定されている。 過剰検査論の骨子は「過剰診断で健康上は問題にならない小さい病変まで掘り起こされた」である。小さい腫瘍は小さいままで生命に危険を及ぼすには至らないので健康問題には至らないと、彼らの多くが馬鹿にしていた「がんもどき」理論そっくりの主張をしていた。 それが「2巡目の検査でも甲状腺がんは多数発見されている」で否定されている。「一巡目で悉皆発見されたなら二巡目には少なくなっているはずである。だが、それがない。つまり甲状腺がんは多発している」といった内容である。白石草さんの「症例把握なき過剰診断論 -現実から乖離した甲状腺検査の評価」中343ページの該当部を抄訳するとこのような内容である。 もう一つは別

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 80年代の「マネーサプライだけで景気がコントロールできる」と変わんないよね

    「『緊縮財政』という経済政策がすべて間違っていた」とは何事なのかね。 考えたやつが言いたいことは「累進課税や企業への課税なしで金だけばら撒け」でしかない。まあ金持ちや投資家気取りには都合の良い言説である。さらにはどうみても金を持っていない安倍を支持する貧乏人にも「自分は強者だ」とウットリできるためか魅力的な言説となっている。だからそれっぽい連中がオウム返しにしている。 ■ 米山さんに飛びかかる「緊縮財政ガー」 例えば次のような会話だ。これは米山さんのカルト批判、反緊縮批判に対する内容である。 井上純一(希有馬)新連載『逆資論』の同志募集中@KEUMAYA プライマリーバランス黒字化、財政再建、財政健全化を言い出した93年からおかしくなってるのに、それを全く逆に捉えて、政府がお金を使うのが悪い。お金を使うなって言い出してるのすごい。賛同者がいっぱいいるのもすごい。 https://twit

    linusvp
    linusvp 2022/04/16
    安倍政権は少なくともマネーサプライとマネーストックを混同していたのではないか、というほかない。基本的に内需国である場合、後者を増大させるには有効需要をエンパワメントしてやるしかないはずなのに。
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 大貫剛さんの見立ては二桁違いだったね(2017年-2022年)

    「もんじゅ」のナトリウムは相当量が回収できない様子である。NHKの「『もんじゅ』使用済み核燃料 “2037年度までに搬出” 文科省 」では液体ナトリウムについて完全には回収できない。それも相当量が回収できない旨が示唆されている。 原子力機構によりますと、もんじゅの原子炉や配管には1600トン余りの液体ナトリウムが残っていて、国や原子力機構はできるかぎり回収する方針です。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220330/k10013559431000.html 「できるかぎり回収」とは「相当量が取り残される」の意味である。まずは1割以上、2~3割は取り残されるニュアンスである。*1 その点からすれば、原発への造詣をにじませる大貫剛さんの見積もりは桁違いの誤りがあったことになる。 なぜなら以前には原子力機構の説明をもとに「完全除去できる、取り残すのは1立米程

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) まー、キエフの総攻撃で失敗するともうダメだろうね

    ここしばらくキエフ総攻撃が始まるといった話が続いているのだけれども。 ロシア指導部からすれば陥さないと面目が立たない。他の都市やら地域はほっといてでも陥落させないといけない。方法としては兵糧攻めもあるだろうが、時間の観点から採用しがたい。だから総攻撃で攻略を図るだろう。 でもまあ、それがうまくいくかはわからない。兵器の話なんか関係ない。ナショナリズムに燃えた守備隊が最新鋭装備の敵軍に抵抗し続けた例はいくらでもある。第一次上海事変の十九路軍はその好例だ。第二次上海事変では杭州湾上陸まで民国軍は日軍に対して一歩も退かなかった。 ロシアの攻略は難しい。通常兵器や化学兵器を足してもそんなものだ。 もし、仮に総攻撃に失敗したらどうなるか。 プーチンの威信は地に落ちるだろうねえ。 日露戦争旅順攻略のときみたいになるかもねえ。第一次総攻撃で1万5000の損害を出した。そのときには戦争に熱狂していた日

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌)

    リクジセントリズム、陸自中心視点なんだよね。 『東洋経済オンライン』に「自衛隊「対敵特殊部隊」訓練が非現実的な理由」を書きました。 https://toyokeizai.net/articles/-/839008 https://news.yahoo.co.jp/articles/6699611972d5c321be4c4e1d7212c2fccb242020?page=1 「なんでゲリコマがわざわざ海自航空基地を狙うのさ」といった内容です。さらにいえば、「特殊部隊は敵基地襲撃を当にやる」と思い込んでいる陸自レンジャー、使命の分析をやらないことからすれば、多分、曹士課程の方やら、基地警備だけを仕事としているので「[蓋然性もない]ありとあらゆる事態に対応するためにシバく」とか言い出す空自幕僚系の方の主張は間違っているとの主張でもありますね。 ■  リクジセントリズム そのうえで、ヤフコメを

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 反・反ワクチンも反・反原発も計画経済ぽいよね

    反・反ワクチンと反・反原発の連中には計画経済志向がある。その実施を最優先する。不都合な障害がでてもそれはないものとして無視する。計画進捗の邪魔となる要素は理非を枉げても排除する。そのような発想がある。 広げれば反・ニセ科学もそうなのだ。まずはお理工さんといっても理系カルトといってもいい連中の振る舞いからはそれが窺える。 ■ コロナワクチン ワクチン接種だけのスピードを競う様子はまったくそれだ。それさえあればすべての問題は解決する。そのためには接種を強力推進しろという。それだけならまだいいが、ワクチンに不安感を抱える階層を頑迷であり非科学的であると敵対視する。 そしてワクチン不安を接種が進まない原因であると批判する。 接種を進める政府は悪者にはしない。その方針は正しいと認めているからだ。だからいくら不手際があっても肯定する。 そしてワクチン不安派を批判する。その規模はたいしたものではない。コ

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) オリンピックに反対しない安全保障屋って本性見えるよね

    安全保障屋は「日人の生命が第一」とか言っている。北朝鮮拉致被害者の命が大事で夜も眠れないとか言っている。 これは官民を問わない。自民党の防衛族はみんなそういってる。民間の安全保障セクターも青バッチつけているやつはまあそんなスタンスなんだろうよ。実際にそうとも言っている。 でも現状には何も言わない。政府のコロナ対策での不作為で人が死んでいる状況に緘黙している。そしてヨリ危険な状況をもたらすオリンピックにも何も言わない。誰も反対もしなければ諫言もしていない。 ■ 差し迫った危険はどっちかね まあ、それが性だよね。不断言っていることはホントじゃないうことだ。 想像上の脅威は過剰に扱う。中国の軍事力で日人はまだ誰も死んていない。北朝鮮の核でも死んでない。李承晩以降の韓国も日人を殺してもいない。それにもかかわらず日の危機であると言い立てる。 しかし、今そこにあるオリンピックの脅威は全く触ら

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 早野龍五さんのアレ論文に「批判を控えたりする」菊池誠さん

    菊池誠さんが殊勝なご発言をしていらっしゃる kikumaco(5/31ベアーズ・レコ発)@kikumaco 反原発に有利だのだの原発推進に有利だの不利だのという理由で放射能デマ批判を控えたりする人間はニセ科学批判者としても信用できないのですよね https://twitter.com/kikumaco/status/1129616738058825728 とのことである。 ■ 早野龍五さんの論文批判を控えたりする菊池誠さん では、早野龍五さんの論文に対する態度はどのようなものだろうか? 岩波の『科学』に批判記事がでた論文の件だ。 放射線量を低く見積もる側により依頼され、データを提供された件を黙っていた利益相反不言及、不適切な個人情報の取扱、データの評価は全て放射線量を減らす側に解釈した件への反応である。* 菊池さんは阪大理工の先生、科学の学者さんでいらっしゃる。そのようなご商売の方はニセ科

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 25年ころから急激な変化が起きるのだろうねえ

    JAPAN IN-DEPTHで「太陽光発電に負ける石炭火力」を書きました。 ・ https://japan-indepth.jp/?p=53014 ・ https://news.yahoo.co.jp/articles/21ad0ceb0c7cb31d021c72e5e1187c66e86d4fd7 「石炭火力の縮小は経済性が原因だから日政府が望む残置はないよ」といった内容です。環境問題があるけど低コストならアレ政権は脱却なんか望まないしね。 実際に25年過ぎから電力構成は急激に変化するんじゃないかな。価格見直しは必然なので「蓄電池を使えば安価な昼間電力が使えるようになる」となると急激に普及する。自家用購入だけじゃなくて投資が集まる。日には投資先がない金がいっぱいある。昔て言う公定歩合0.005%とは金借りても投資する先がないということだ。 地代も問題とはならない。都市部や通勤圏のそと

  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 誰にとっても都合のいい事故原因、空間失調症

    2024 . 09 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 2024 . 11 Author:文谷数重 軍事ライターの文谷です コミケでは隅田金属ででています。評論情報です。 連絡先:montagne.suutyoo@gmail.com (新) 旧  :q_montagne@pop02.odn.ne.jp (旧) メールアドレスは、新旧で切り替え中です → サークルMS「隅田金属」

    linusvp
    linusvp 2020/07/10
    「米空軍はその旧式化しているはずのF15の改良型F15EXの導入(20年度から80機)を決めた」
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 北極海航路なんか使いみちもない(日米中)

    WEDGEに吉富望さんが「『北の海』に進出した中国海軍艦艇 その意図は? 日の備えは?」を発表している。 だが、中国がベーリング海で何ができるというのだろうか? 何の利益があるのだろうか? 記事の基調は、ベーリング海に中国艦艇が現れたことを脅威視するものだ。 一方、中国の意図が北極海への軍事的関与の序曲である場合、日(日米)の備えはより具体的なものとなる。もちろん、中国の軍事的関与が北極海の安全保障に資するものであれば歓迎できる。しかし、東シナ海や南シナ海での高圧的で一方的な中国の海洋活動を見れば、その北極海での軍事的関与を楽観視はできない。 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5397?page=3 ・ 中国は何もできない だが、ベーリング海でできる行動を考えても、大したものではない。中国は周辺に根拠地を持たず、最短経路では対馬・津軽軽油でありそれで

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