◆みんな「候補奪われ刺客検討」 維新「生き残りへの戦い」 「第三極」として衆院選での選挙協力を検討していた日本維新の会とみんなの党の関係がこじれている。維新がみんなの立候補予定者2人を奪い、水野賢一参院議員が地盤とする9区にも候補を立てたためだ。反発するみんなは「刺客」の擁立も検討している。 「2人には知人や会社関係者を支援者として紹介していた。こういうことになったのは残念だ」。17日に公表された維新の1次公認リストの中身を知り、水野氏の関係者は悔しがった。 維新が公認した3人のうち、2区の中田敏博氏(44)と5区の木村長人氏(48)は、みんなの立候補予定者として活動していた。しかし、2人は党に無断で維新の公募に応募していたことが今月上旬に判明。みんなは選挙区支部長から2人を解任した。 水野氏は「わが党の候補内定者だった人間を突如、公認として発表するのは理解に苦しむ」と反発。中田氏
衆院解散の前日に民主党の空白区となった8区(横浜市緑・青葉区)について、同党県連(城島光力代表)は19日、元県議の伊藤久美子氏(53)を擁立する方向で最終調整に入った。前衆院議員の離党から、わずか4日で新たな候補予定者を絞り込んだ格好。近く党本部に公認申請する。 8区は山崎誠前衆院議員(比例南関東)が15日に離党届を提出し、「みどりの風」に合流。出馬予定者が「国替え」した15区(平塚・茅ケ崎市、中郡)と同様、「予想外の空白区」(党県連幹部)になっていた。 伊藤氏は国際特許事務所の社員を経て、党の公募で2007年の県議選に立候補し初当選。昨年の県議選で再選を果たせず、地元で政治活動を続けていた。 8区が正式に決まれば、県内18小選挙区のうち、民主党の空白区は15区のみとなる。
日本維新の会は19日、12月4日公示、同月16日投開票の衆院選で、東国原英夫前宮崎県知事(55)を比例代表九州ブロックから擁立することで調整に入った。知事時代の地盤と知名度を九州地方での票の掘り起こしに生かせると判断したもようだ。 東国原氏は、衆院選と同日投開票の東京都知事選への立候補も検討しているが、16日に都内で記者団に対し、衆院選と都知事選への対応について「まだ白紙の状態だ。来週には決断しなければいけない」と述べ、近く最終判断する意向を示していた。 東国原氏は、日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長と個人的に親しく、橋下氏も東国原氏の衆院選出馬について「やっていただけるなら心強い」と強い期待を示してきた。 ただ、維新内には、かつてスキャンダルを起こしたことや、国政に関する理念や政策が明確ではないなどとして、東国原氏の擁立に否定的な意見も根強い。 東国原氏は「そのまんま東」の芸名でお笑い
関連トピックス参議院選挙野田佳彦 羽田孜元首相の長男で、後継者として衆院選長野3区からの立候補を検討していた羽田雄一郎国土交通相(参院議員)は19日、立候補を断念した。野田佳彦首相(民主党代表)が世襲禁止を徹底するため公認せず、無所属での立候補も認めない意向を示したためで、「全国で苦しい戦いをしている仲間に迷惑をかけたくない」と周囲に語った。 羽田国交相は19日、党長野県連代表の北沢俊美元防衛相と国土交通省で会談し、対応を協議した。羽田孜氏と雄一郎氏の後援会は19日、雄一郎氏の擁立を決めたが、民主党は別の候補者の擁立を検討する。 関連記事羽田国交相を公認せず 首相が指示 民主、脱世襲を徹底(11/17)武部氏が引退を正式表明 後援会は長男を後継に推薦(9/17)羽田国交相も靖国参拝 超党派議員グループの一員で(8/15)羽田国交相「私的に」靖国参拝の意向 終戦記念日(8/10)羽田国交
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