昨年12月29日、米ワイオミング州の巡回裁判所で予審の開始を待つオリバー・マクドウェル被告。同被告は、偽のネット広告を見て女性をレイプした罪で起訴された。 ロサンゼルス・タイムズによると、マクドウェル被告は、インターネット上の掲示板サイトに女性が掲載したとされる「乱暴な男性を求む」との広告を見て、女性の家に押し入り犯行に及んだという。しかしその広告は実は、女性が以前に交際した男が、女性になりすましてサイトに掲載したものだった。 予審では今後、マクドウェル被告の罪状について審理が進められるが、被告自身もだまされて行為に及んだだけに、どのような判断が示されるのか注目されている。また米国では、広告を掲載したウェブサイトの運営会社に対しても、「犯罪行為を助長している」として批判の声があがっている。