270点以上の豊富な図版で 奇想を極めた「美術作品」を紹介。 2023年11月27日発行 定価:3,850円(税込) 本書の内容 奇妙で不思議な美術作品はどうやって誕生し、なぜ忘れられたのか。 多くの謎が残る古代の逸品、西欧美術史から零れ落ちた珍品、奇想の作品として著名な傑作、アウトサイダー・アートやモダン・アートの挑戦、そして古代から現代まであまたある痛快な贋作秘話など、疑問だらけの傑作・怪作・珍作・贋作を縦横無尽に語りつくす。 収録図版270点以上。 賢者の石のつくり方が暗号で記されているという『リプリー・スクロール』、 キリスト教の宗教画に登場する犬頭の聖クリストフォロス、 南米で誕生した火縄銃で武装する天使、 無数の釘が撃ち込まれた像「ミンキシ」、 キリスト教では宙に浮く聖人のいくつもの伝説、一方で冒涜を意図した『宗教の雛形』、 果物や野菜の寄せ集めで人物を表現したアルチンボルド、