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  • 特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33

    Cover Story 3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た 考古学 最新テクノロジーが古代の謎を解き明かす EUROPE 01 ストーンヘンジは英先住民の統合の象徴?/02 古代イギリスは「女系社会」だった/03 4000年前にあった「人肉事件/04 先史時代の欧州に漁網が存在した/05 探検家コロンブスの遺骨論争が決着/06 1度の大洪水で地中海は満ちた/07 ローマ帝国の鉛汚染でIQが低下/08 秘密のトンネルがミラノ古城の地下を走る/09 超豪華私邸スパは社交と政治と金持ち自慢の場/10 古代戦士は戦闘前に興奮剤を使用?/11 最古のコンピューターをギリシャ海底で発見 AMERICAS 12 ナスカ地上絵はAI分析で発見が加速/13 スペインの遠征隊が持ち込んだ米最古の銃/14 ペルーで中世ミイラのタトゥーが蘇る/15 女性権力

    特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
  • 自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴された陸上選手「私の苦痛にも配慮すべき」

    Who is Alaila Everett? Athlete accused of assaulting competitor with baton <米バージニア州の大会に出場した女子リレー選手が、レース中に隣のレーンの選手をバトンで殴打する瞬間がSNSで拡散されて大きな注目を集めている> 米バージニア州の高校の陸上選手であるアライラ・エベレット(18)が、リレー競技中にほかの選手をバトンで殴った罪で訴追された。エベレットは隣のレーンの選手が自身を追い抜いた直後にバトンを振り上げて頭を殴ったように見え、その事件の瞬間がカメラに収められていたため、SNSで拡散されて大きな議論を巻き起こすことになった。 ■【動画】ライバルの頭をバトンで「殴打」映像に批判殺到、米女子リレー選手を起訴...「私の苦痛にも配慮して」と主張 刑事訴追は正当だと考える人がいる一方で、全米黒人地位向上協会(NAACP)

    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴された陸上選手「私の苦痛にも配慮すべき」
  • 読書は「認知機能の低下を防ぐ」「メンタルヘルスと関係」「死亡率が下がる」でもネットはダメ

    <最新研究で分かった「を読むこと」の効果。毎日30分の強制読書を自ら実践した研究者が気付いたのは...> ここ何年も、もっと読書に時間を費やしたいと思っていた。でも仕事やらソーシャルメディアやらに時間を取られ、など開かずベッドへ直行する日々だった。 娯楽のために読書をするアメリカ人は、年々減少している。2004年のアメリカ人の読書時間は1日当たり23分だったが、19年には16分に減った。調査によれば、過去1年間に少なくとも1冊のを読んだと回答した人は12年には54.6%。22年には48.5%に減少している。 これがアメリカ人全体の識字能力の悪化に拍車をかける。少なくとも1億3000万のアメリカ人は、小学6年生以下の読解力しかない。 読書、あるいは読書の欠如は社会全体だけでなく人々の生活にも大きな影響を及ぼす可能性がある。 例えば、高齢者を対象にしたある研究によると、より多くの読書習慣

    読書は「認知機能の低下を防ぐ」「メンタルヘルスと関係」「死亡率が下がる」でもネットはダメ
  • 日本はトランプ政権に「身構える」よりも「見習う」べき

    2025年からのトランプ政権では「トランプ流の3の矢」とも言うべき経済政策が見込まれる Brandon Bell-REUTERS <トランプ氏の「関税引き上げ」表明に日株市場も揺らいでいるが、影響を恐れている場合ではない。石破政権はベッセント次期財務長官を見習い、日の経済成長を高める政策を徹底すべきだ> 2025年からのトランプ2.0始動を前に関税引き上げが確実視される中で、前倒しで在庫確保に企業が動くなど、米国の政策転換は企業活動に広範囲に影響を及ぼしつつある。11月26日(日時間)には、トランプ次期大統領が中国やメキシコ・カナダに対する関税引き上げを行う考えを改めて示したことで、日株市場が一時大きく下落した。 関税引き上げの企業への影響は様々だが、トランプ氏当選後の11月12日コラムで述べたように、米国国内に限れば、トランプ政権の経済政策は、関税引き上げのネガティブな影響、減

    日本はトランプ政権に「身構える」よりも「見習う」べき
  • 太田光が「統一教会信者にも言葉が届けばいい」と語る理由

    <旧統一教会に関する発言で炎上した爆笑問題・太田光は当に「無知」なのか。テレビで言い尽くせなかった思いをノンフィクションライター・石戸諭が聞いた> ※前後編のインタビューの前編です。後編はこちら 爆笑問題の太田光のコメントがこの数年、炎上を呼び続けている。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題での発言は「教団擁護」と批判され、そしてテレビの選挙特番で政治家を笑い飛ばした態度は大バッシングを引き起こした。「昔は良かったのに」「あいつは何もものを知らない」と言われ続けた渦中に、彼は何を考えていたのか。11月下旬、東京・阿佐ヶ谷駅――所属事務所「タイタン」の会議室を訪ねると、そこにはテレビの前とは少し違う、丁寧に言葉を選び、しかし、ユーモアを忘れない一人のコメディアンがいた。 太田光(以下、太田):「どうした太田光」「彼はこれを読めば旧統一教会問題が分かる」というような記事が一般紙や大手の週刊

    太田光が「統一教会信者にも言葉が届けばいい」と語る理由
  • 深圳日本人学校の男児殺害に日本はもっと怒るべきだ

    <深圳日人学校に通っていた日人の男子児童が殺害された。日政府は「誠に遺憾」と述べ、中国政府は「どの国でも起こりえる」と主張しているが、反日感情が生み出した凶行に対し、私たちはもっと怒るべきではないか> 深圳日人学校に通っていた日人の男子児童(10歳)が9月18日、中国人の男(44歳)に刃物で襲われ、翌日未明に死亡した。 今回の事件によって、日人の対中感情は一段と悪化した。2012年の尖閣国有化によって生じた反日デモ以来、最悪かもしれない。いや、「中国=何をするか分からない怖い国」というイメージは、2012年の頃よりも今のほうがずっと強いだろう。 中国に対して多くの日人が抱いている嫌悪感や恐怖心を、今回の事件は決定的に強めてしまった。 事件について上川陽子外相は「今般の事案を極めて重く受け止めている。登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたことは誠に遺憾だ」と述べ、岸田文雄首相

    深圳日本人学校の男児殺害に日本はもっと怒るべきだ
  • コロナ後遺症ここまで分かった...「感染時は軽度」が90%以上、倦怠感から心不全まで影響は200以上

    <今年前半に出た報告書や科学論文によって、この複雑な慢性疾患の解明が進んだ。かかる確率は以前より下がったが、何年にもわたり複数の身体機能に健康影響を引き起こす可能性もあり、決して油断はできない> 2020年以降、新型コロナウイルスの後遺症は世界中で大きな問題になっている。何百万人もの人々の健康や生活の質(QOL)に影響を与えただけでなく、労働生産性や労働力全体の低下をもたらし、経済に数十億ドルの損失をもたらしてきた。 コロナ後遺症は科学的にもかなり注目されており、これまでに2万4000以上の論文が発表されている。人類史上、4年間でこれほどまでに集中的に研究が行われた健康状態は他に例を見ない。 SARS-CoV-2ウイルスへの感染によって引き起こされる、長期的な健康への影響の総称が新型コロナウイルス後遺症(long COVID)だ。 息切れなどの長期的な呼吸器症状から、衰弱性疲労やブレイン

    コロナ後遺症ここまで分かった...「感染時は軽度」が90%以上、倦怠感から心不全まで影響は200以上
  • 「無罪の推定」を無視する日本のマスコミ報道には違和感しかない

    <容疑者逮捕の場面をテレビで流し、顔写真を新聞や雑誌にそのまま掲載することが冤罪に加担するかもしれないと認識している記者はどれぐらいいるのか> 最近、4歳の次女を殺害した疑いで、父親および母親が逮捕された。逮捕の場面はテレビカメラで撮影され、放送された。何十年にもわたり、日テレビや新聞で何度も同じような場面が放送されたり、写真が掲載されたりしているので、多くの視聴者や読者は全く違和感を覚えないかもしれない。でも、私からするとあり得ない報道の仕方だ。 今回も、「無罪の推定」を全く無視するマスコミに対して腹が立った。「『無罪の推定』とは犯罪を行ったと疑われて捜査の対象となった人や刑事裁判を受ける人について、刑事裁判で有罪が確定するまでは『罪を犯していない人』として扱わなければいけないとする原則」と日弁護士連合会は説明している。 逮捕された人の顔、住んでいる場所の情報や名前を大きく報道する

    「無罪の推定」を無視する日本のマスコミ報道には違和感しかない
  • 日本は翻訳大国でありトランスボーダー大国、『万葉集』は世界を代表する翻訳文学である

    翻訳、国境、ジェンダー、身分、言語......を超える『万葉集』。上野誠・國學院大學教授[特別専任]と 翻訳家のピーター・J・マクミラン氏に誌編集委員の張競・明治大学教授が聞く。『アステイオン』99号特集より「境界を往還する万葉集」を3回にわけて転載。編は上編 張 号の特集テーマの「境界を往還する」とは、片仮名で言うと「トランスボーダー」、つまり「国境を越えた」という意味ですが、今は「様々な境域を超えた」という意味の「超域性」として広く捉えられることが多いように思います。 今日は、上野誠先生とピーター・J・マクミラン先生にお越しいただきました。奈良時代後期に成立し、日最古の歌集と言われる『万葉集』を「トランスボーダー」的側面から捉えると、どのようなことが見えてくるのか、存分にお話しいただきたいと思っております。 型を破るトランスボーダー大国日 張 早速ですが、僕は、マクミラン先生

    日本は翻訳大国でありトランスボーダー大国、『万葉集』は世界を代表する翻訳文学である
  • 万葉集は英訳のほうが分かりやすいのはなぜか?...古代から現代、日本から世界に羽ばたく「世界文学としての和歌」

  • アレクサンドロス大王の親族の墓、定説が覆る!「私ならこのパズルを解ける」...骨から新事実

    アレクサンドロス大王の墓の可能性があるとされる遺跡を発掘するスタッフ(エジプトのシワ・オアシスで) BARRY IVERSON/GETTY IMAGES <従来説では、ギリシャの「大墳墓」のうち第2墳墓がアレクサンドロス大王の父フィリッポス2世の墓だった。考古学だけでは解けなかったミステリー> 分析の対象となったのは、あごの骨に数の歯、頭蓋骨の一部に腕や足の骨、いくつかの遺物──それだけだった。だが数十年に及ぶ研究を経て、古代ギリシャのマケドニア王国のアレクサンドロス大王の父や息子の眠る墓について多くのことが分かってきたと考古学者たちは言う。 紀元前336年に即位し、同323年に死亡したアレクサンドロス大王は広範囲にわたる遠征を行い、世界史上まれに見る広大な帝国を造り上げた。その版図は現在のギリシャからインド北西部に及ぶ。 アレクサンドロス大王の埋葬地は古代史の大きな謎の1つだ。当初はエ

    アレクサンドロス大王の親族の墓、定説が覆る!「私ならこのパズルを解ける」...骨から新事実
  • 「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓...発掘作業中に発見

    Archaeologists Discover 'Perfectly Preserved' Tomb From 2,500 Years Ago <イタリアでは昨年にも、2600年間手つかずだった古代エトルリアの墓が公開され、希少な工芸品が大量に見つかっていた> 「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓が、イタリアの遺跡で発見された。 【画像】「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓...発掘作業中に発見 南エトルリアとヴィテルボ県の考古学・美術・景観監督局がフェイスブックで発表したところによると、墓はサン・ジュリアーノにあるエトルリア文明のネクロポリスで発掘作業中に見つかった。サン・ジュリアーノはローマから約30キロ北西のバルバラーノ・ロマーノ市に位置する。 ネクロポリスは古代の巨大墓地で、紀元前7世紀ごろから同3世紀ごろ、岩をくり抜いて作られたエトルリア人の墓が数百基ある。 エト

    「完璧に保存された」ローマ文明以前の古代の墓...発掘作業中に発見
  • 【動画】すでに絶滅したと思われていた珍獣「エキドナ」の仲間が、初めて生きている姿を撮影される

    英語名「エキドナ」はギリシャ神話の怪物が由来...この動画の記事文を読む https://t.co/ndLhVnnIhT Congratulations to Dr James Kempton, leading Expedition Cyclops and rediscovering a species not seen by science for over 60 years: Attenborough's long-beaked echidna. — Merton College, Oxford (@MertonCollege) November 10, 2023

    【動画】すでに絶滅したと思われていた珍獣「エキドナ」の仲間が、初めて生きている姿を撮影される
  • 【MVP記念】100年の歴史に残る2023年の大谷翔平、その軌跡と舞台裏――地元紙の番記者による独占レポートを全文公開

    あの晩は眠れなかった。2017年の12月9日、大谷翔平とロサンゼルス・エンゼルスの契約合意が発表された日だ。当時、私はMLB取材歴20年だったが、こんな選手はどのチームでも見たことがなかった。だから私は夜通し思いを巡らした。この男から、いったいどんなストーリーが生まれるのかと。 ベーブ・ルースが投打で2桁の偉業(13勝、11塁打)を成し遂げたのは100年前(1918年)。以来、そんな離れ業に挑む選手は皆無に等しかった。そこに大谷が現れた。私には、記者として最前列で歴史を見届けるチャンスがあった。 あれから6シーズン。今も私は大谷ゆえに眠れぬ夜を過ごしている。私が夢にも思わなかったことを、彼が次々と成し遂げているからだ。 MLBで長きにわたり二刀流で成功する選手が出なかったのは、球団がそんなことは不可能と信じていたせいでもある。 メジャーのレベルになると競争が激しく、投手であれ打者であれ、

    【MVP記念】100年の歴史に残る2023年の大谷翔平、その軌跡と舞台裏――地元紙の番記者による独占レポートを全文公開
  • 日銀の政策変更、YCCの事実上形骸化は金融緩和解除の最初の一歩

    植田日銀総裁。今回のYCC形骸化という日銀の引締め政策の開始で、金融市場はどう動くか...... REUTERS/Kim Kyung-Hoon <日銀は、YCCの修正を「金融緩和の持続性を高める」対応と位置付けているが、事実上形骸化するということだろう。今回の日銀の引締め政策の開始で、金融市場はどう動くか......> 日銀行は7月28日の金融政策決定会合で、YCC(イールドカーブ・コントロール)の柔軟化を決定した。10年国債金利の上限について0.5%から1.0%に変更し、長期金利上昇を容認する。 日銀は、YCCの修正を「金融緩和の持続性を高める」対応と位置付けているが、今回の変更は長期金利の上昇をもたらす「引締め」「緩和を弱める」対応である。植田日銀総裁は、インフレ期待が高まる中で10年国債金利を0.5%以下に抑制すると、金融市場の変動が大きくなるとして、これを事前に防ぐ必要があると説

    日銀の政策変更、YCCの事実上形骸化は金融緩和解除の最初の一歩
  • 「福島の魚を一生食べ続けてもトリチウム摂取量はバナナひと口分」──処理水放出、海外専門家の見方

    Japan Is Releasing Fukushima's Water Into the Pacific—Is That Safe? <近隣諸国が激しく反発するなか、東京電力福島第一原発にたまる処理水を太平洋に放出する計画がいよいよ開始。海外専門家の意見もふたつに分かれているが、処理水放出自体への反対は少ないようだ> 東京電力は、福島第一原子力発電所に溜まっている汚染水を太平洋に放出する作業を8月24日に開始する。 <処理水放出決定を聞いて号泣する中国の中1女子> 岸田文雄首相は22日、「発電所の運営者である東京電力に、原子力規制委員会によって承認された計画に従って排水の準備を迅速に行い、気象・海象条件に支障がなければ8月24日に放水の開始を求めた」と述べた。 東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波によって、原子力発電所の電源が失われ、核燃料が溶け落ちるメルトダウンが発生した福島原発事故か

    「福島の魚を一生食べ続けてもトリチウム摂取量はバナナひと口分」──処理水放出、海外専門家の見方
  • 「私はいま死となり、世界の破壊者となった...」映画『オッペンハイマー』が描く「原爆の父」の苦悩

    <「原爆の開発に成功すれば多くの日人が命を失う。だが失敗すれば他国が原爆を手に入れる」──映画『オッペンハイマー』を日人こそ見るべき理由> 社会も個人と同様、心に深い傷を残す出来事を経験すると、それに関連する物事に対して嫌悪の感情を抱くようになる。そうした心理は世代を超えて続く場合もある。実際、ユダヤ人の中には、ナチスによるユダヤ人大量虐殺から80年たった今でも、ドイツを訪れたり、ドイツ製品を購入したりすることを避けている人たちがいる。 日の社会も、少なくとも1960年代以降は自分たちを広島と長崎への原爆投下による惨禍の犠牲者と位置付けてきた。心の傷は今も生々しく、核兵器について議論するだけでも気分を害する人たちがいる。 この夏、「原爆の父」と呼ばれる物理学者のロバート・オッペンハイマーに光を当てた映画『オッペンハイマー』がアメリカで公開された。映画館では映画が終わった後、私を含む多

    「私はいま死となり、世界の破壊者となった...」映画『オッペンハイマー』が描く「原爆の父」の苦悩
  • ウクライナの子供たち2万人を拉致...未曽有の戦争犯罪に突き進むプーチンの目的とは?

    子供連れ去りに関してICCはプーチン大統領(左)とリボワベロワ大統領全権代表(右)に逮捕状を出した MIKHAIL METZELーPOOLーSPUTNIKーREUTERS <ロシア占領下のウクライナから1万9000人の子供たちが連れ去られた。プーチンの真の目的は何なのか。誌「ルポ ウクライナ子供拉致」特集より> ロシアによるウクライナ侵略で顕在化した深刻な問題の1つに、「子供の連れ去り」がある。 ウクライナ当局によれば、これまでに少なくとも1万9000人のウクライナ人の子供たちがロシア支配地域およびロシア土に連れ去られているという。そのうち、帰還を果たした子供たちの数はわずか400人足らずといわれ、一度連れ去られてしまった子供たちを取り返すのは容易なことではない。 子供の連れ去りは、ロシアによる侵略開始後、ロシアの支配下に入ったウクライナの東部・南部4州の各所で報告されている。侵略開始

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  • 「反ワクチン」論者として物議を醸す、ケネディ家のサラブレッドがバイデンに挑む

    <環境問題に取り組んできた弁護士だが、近年は「反ワクチン」論者として有名。「ケネディ・ブランド」でも大統領選は難しい?> 2024年の米大統領選の民主党指名獲得レースに政界のサラブレッドが名乗りを上げた。ケネディ元大統領の甥であり、ロバート・ケネディ元司法長官の息子のロバート・ケネディJr.(69)だ。 ケネディは環境問題に取り組んできた弁護士だが、近年は新型コロナの「反ワクチン」論者として物議を醸す人物。 4月19日の出馬表明演説では、1968年の大統領選の最中に暗殺された父について熱弁を振るい、製薬会社の利権への批判を繰り広げた。 とはいえケネディが、再選を目指すとみられるバイデン大統領に勝てる見込みは薄い。世論調査では、バイデンの支持率はケネディやハリス副大統領、バーニー・サンダース上院議員などの有力候補を圧倒している。 それでも、ある調査では前回大統領選でバイデンに投票した人の14

    「反ワクチン」論者として物議を醸す、ケネディ家のサラブレッドがバイデンに挑む
  • 「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ

    「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ <チベット弾圧から世界の目をそらすため、欧米の無知と偏見に付け込んでダライ・ラマを炎上の的にさせた中国と、見事に引っかかった世界> チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に対して4月8日、世界の主要なSNSで新たな中傷キャンペーンが開始された。 と言っても、それだけなら今に始まった話ではない。抗中独立運動が拡大した1959年のチベット動乱以来、祖国を脱出したダライ・ラマは隣国インドで亡命生活を送っている。今もなおチベット人には敬愛されているが、中国政府はダライ・ラマの写真を所持することも禁じている。そして一貫して、ありとあらゆるメディアで誹謗中傷を続けている。 今回もまた「メイド・イン・チャイナ」の偽情報なのはほぼ間違いないが、不愉快な新手法があった。ダライ・ラマを、なんと小児

    「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ