ジョージ・クリントンの宇宙規模のファンク・ビジョンが世界を変え、他に類を見ない音楽的マルチバースを生み出した。その全貌を体感するためのガイドがここに。 デトロイト出身の“狂人”でありドゥーワップのベテランでもあるジョージ・クリントンは、70年代に「ギター重視でロック路線」のファンカデリック(Funkadelic)と、「ダンスフロア直撃のブギー」を展開するパーラメント(Parliament)という、銀河系でも指折りのクレイジーな2つのバンドを率いていた。この二つを同時に成り立たせられたのは、クリントンのような天才だけだ。やがてパーラメント=ファンカデリック帝国(Pファンク)は一大現象となり、「アンクル・ジャム」ことクリントンが率いる超絶技巧のオールスターバンド――“宇宙から来た兄弟たち”が、ぶっ飛んだコンセプト・アルバムを次々とリリースしていく。そのビートは、後のヒップホップやダンス・ミュー
