トランペット奏者/作曲家のテレンス・ブランチャード(Terence Blanchard)による11年ぶりの来日公演が、9月2日・3日に丸の内コットンクラブ、4日にブルーノート東京で開催される。 テレンスといえば、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズで頭角を現し、ドナルド・ハリソンとの双頭バンドでブレイク。その後は『ブラック・クランズマン』などスパイク・リー監督の映画音楽を手掛けてきた。また、ブルーノートと契約してからの2000年代以降はハイブリッドなサウンドを試しながら、積極的に若手を起用し続け、自身のバンドからロバート・グラスパー、デリック・ホッジ、リオーネル・ルエケなど多くの才能を輩出してきた。 現時点の最新作は2021年の『Absence』。ウェイン・ショーターへのオマージュ・アルバムで、弦楽四重奏団タートル・アイランド・カルテットとのコラボにより、ショーターの楽曲をカバーし