春は異動の季節ですね。メンバーの入れ替えがあると、面倒なのがサーバーのアカウント管理です。アカウントを発行しなければ新メンバーがサーバーに入れませんし、離脱したメンバーのアカウントを放置すると、セキュリティ的なリスクにもなりかねません。皆さんの職場や学校でも、メンバーの異動や新人の加入といった対応に追われているのではないでしょうか。ですがサーバーが1台や2台であればともかく、数十台規模で開発用サーバーがあるような環境では、いちいちアカウントの作成や削除などはやっていられないでしょう。 そこで企業では、Active DirectoryやOpenLDAPなどを利用して、アカウントを一元管理するのが定番です。第774回でも、Entra ID(旧Azure AD)を使ってUbuntuにログインする方法を紹介しました。 774回では、Entra IDとの連携にaad-authというモジュールを利用し
