このコーナーでは、アーケードゲームの歴史をプレイ料金や終了システム(残機制、ライフ制など)といった側面から検証していこうというコーナーです。最初のもくろみ以上に、文章が長大になってしまいました。基本的に何がいいたいかというと、ゲームというものはその時代のハードの進化の程度、それにともなう料金設定によってゲーム性までもが大きく変化するという事実です。しかしそれに反し、プレイヤーという人間はいつの時代にも変わらないのです。この矛盾がゲーム業界の変化と栄枯盛衰に結びついてきました。システムと人間性との関係はゲームにとどまらず、社会全体に及んでいる重要な関係です。以下の文章はゲームという題材でなおかつマニアックな内容ですが、そんなところに普遍的に興味を抱いてもらえれば、とも考えています。 連載中