国立国会図書館の館内ネットワークで発生した保守・運用委託である日立製作所社員(技師)による内部情報の不正取得についてここではまとめます。 (1) 概要 2014年5月15日、国立国会図書館と日立製作所はそれぞれ図書館の内部情報の不正取得に関するお知らせを公開しました。日立製作所は国立国会図書館の保守・運用業務を請け負っていましたが、同社の社員が保守運用業務のために割当てられた管理権限を悪用し行ったことが明らかになりました。 日立製作所 当社社員によるお客様の情報資産の不正な閲覧および取得について(魚拓) 国立国会図書館 株式会社日立製作所社員による国立国会図書館情報の不正取得行為について(魚拓) (2) 被害 国立国会図書館 館内ネットワークの情報資産の一部が不正に持ち出された。 不正に取得した情報を元にシステム開発に関する入札に参加された。*1 ただし、日立製作所は落札は出来なかった模様