かつて「フェミニスト」であったトイアンナ氏は、次のように述べる。 女性の人権は大事だ。Woman Lives Matter。ところでそのために、他の権利を制限するなら、とても慎重に議論されなければならない。女の人権が尊重されるべきなのと同様に、他の権利……たとえば表現の自由や、言及される女性の人権、そして男性の人権も同様に尊重されるべきであろう。 そうでなければ、対等な地位と権力を求めながら、責任は負わない『子ども』になってしまう。それこそ、伝統的に保護されるべき、未熟な存在として扱われてしまうのだから。 男女に平等な権利をという、大元のフェミニズムの主張は、まだ意義と正当性を失っていないと私も思う。 女性の活躍に対して、日本社会はもっと開かれるべきだ。それは女性自身のためばかりではなく、才能のある女性による豊かなプロダクトを通じて、男性や社会全体の福祉も増進する、素晴らしいことだ。 だが