医師・ジャーナリスト 森田豊のオフィシャルブログ Powered by Ameba 医師・ジャーナリスト。現役医師として診療に従事しつつ、各種メデイアで、様々な疾患・体の仕組みの解説、医療問題への提言、医療ドラマ監修、ニュースコメンテーター等を行う。 http://morita.pro/ Twitter:@Doctor_Morita
インフルエンザが大流行である。Yahoo!ニュースに■インフルエンザで「早めの受診」は間違いです! (新潮社 フォーサイト)という記事が載った。コメント欄やブックマークは賛否両論だ。 読んでみたところ、いいことも書いてあれば、首肯できないことも書いてある。持病などがない健康な成人がインフルエンザに罹っても軽症なら「早めの受診」が不要であるのは(医学的には)事実である。リンク先の記事では、あたかも「軽症患者が集中したら医療機関がパンクするから我慢しろ」と言っているかのように読めるが、医療機関の都合とは無関係に、個人レベルの利得のみを考えてもインフルエンザ流行期における軽症患者の受診はお勧めできない。 ほとんどの場合、インフルエンザは薬を使わなくても自然に治る。抗インフルエンザ薬は症状緩和までの時間を約1日間早める効果があるので、症状がとてもつらい人は薬から得られる利益もあるが、それほどでもな
「肝臓洗浄」とは肝臓や胆のうにある胆石を排出させ、肝機能の改善など効果をうたう民間療法です。「レバーフラッシュ」とか「肝臓デトックス」とか呼ばれることもあります。肝臓洗浄にはいろんなやり方があるようですが、典型的には空腹時にオリーブオイル、グレープフルーツジュース、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)、水を特定の手順で飲みます。その後体から出てきた排泄物(要するにウンコ)をザルで濾すと、大小さまざまな緑色の「胆石」が大量に得られるというのです。"liver flush"(レバーフラッシュ)で画像検索すると写真を見ることができます。 残念ながら肝臓洗浄はインチキです。確かに胆道は十二指腸に開口していますので、小さな胆石であれば胆道から腸管を通って排泄されることはあります。しかし、肝臓洗浄で出てくるような2-3 cmもの「胆石」は通常は胆道を通りません。また、一度にこれほど大量の「胆石」が排泄さ
本項で解説する地方病(ちほうびょう)は、日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)[† 1]の山梨県における呼称であり、長い間その原因が明らかにならず、住民らに多大な被害を与えた感染症である。ここではその克服・撲滅に至る歴史について説明する。 「日本住血吸虫症」とは、「住血吸虫科に分類される寄生虫である日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう)の寄生によって発症する寄生虫病」であり、「ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症」でもある[3]。日本住血吸虫はミヤイリガイ(宮入貝、別名:カタヤマガイ)という淡水産巻貝を中間宿主とし、河水に入った哺乳類の皮膚より吸虫の幼虫(セルカリア)が寄生、寄生された宿主は皮膚炎を初発症状として高熱や消化器症状といった急性症状を呈した後に、成虫へと成長した吸虫が肝門脈内部に巣食い慢性化、成虫は宿主の血管内部で生殖産卵を行い、多数寄
一晩で救急外来に3回きた患者を医師が殴る 青森 1 名前: 膝十字固め(秋田県)@\(^o^)/:2015/09/24(木) 23:10:06.00 ID:uayfGudu0●.net むつ市のむつ総合病院に勤務する男性医師が、救急外来を度重ねて訪れた市内の男性患者を殴っていたことが24日、分かった。患者に目立ったけがはなかった。病院の調べに対して医師は、「衝動的だった」などと話しているという。 http://www.daily-tohoku.co.jp/news/kita_ar/20150924/201509240P095500.html 病院によると、男性医師は8月上旬、腹痛などを訴えて救急車で来院した男性患者の腹部を1度、手で殴った。患者は酩(めい)酊(てい)状態で、この日は午前0時ごろに肘の痛みを訴えて来院。同1時半ごろと同4時ごろには腹痛を訴え、救急車で病院に運ばれてきたという。
アボット首相が先日、「ノー・ジャブ、ノー・ペイ(no―jab no―pay)方針」なるものを発表した。簡単に言うと、「子供に予防接種をしない家庭に、政府は児童手当を払いません」という新しい計画だ。与野党が政策作りで常に対立するなか、今回は珍しく超党派の支持を得ているようだ。 新政策が実施されるのは来年1月からの予定で、健康上の理由を示さずに予防接種を受けない家庭は、税制優遇策や児童手当などが受けられなくなる。宗教上の理由もだめだという。手当などの総額は、子供1人当たりで最大年間1万5千豪ドル(約140万円)にのぼるそうだ。 資源ブームが去ったオーストラリアでは、緊縮財政が強いられている。これも財源捻出策のひとつなのだろうか。でも、モリソン保健相は「予算削減とは無関係。純粋な児童福祉政策であり、子供たちの健康のために決めたことだ」と強調している。それなら、なぜ、この時期に打ち出したのだろう。
心の中で「自分なら絶対に飲みたくない」と思っていても、患者には言えない。副作用がひどい、飲んでも意味がない—じつは、そんなクスリを処方している医者は多い。 風邪薬で死にそうになった しんクリニック(東京・蒲田)の院長、辛浩基医師は「あるクスリ」を飲んで命を落としそうになった経験がある。 「私が研修医の頃でした。毎日深夜まで働いて身体がひどく疲れているときに、風邪をひいてしまったんです。熱があって鼻水もすごく出ていたので、症状が治まればいいと風邪薬を飲みました。 仕事を終え、車を運転して自宅に帰っている途中、ものすごい眠気が襲ってきた。危うく事故を起こしそうになったんです。自分だけでなく、他人の命まで奪ってしまうところでした。あのクスリはもう飲みたくないですね」 そのクスリとは、非ピリン系感冒剤顆粒。商品名で言えば、「PL配合顆粒」などの風邪薬だ。風邪をひいて病院に行けば、かなりの確率でこの
静岡県の磐田市立総合病院で昨年12月、呼吸器内科の20代の男性医師が、救急搬送されてきた女児に付き添っていたブラジル人の父親に「くそ、死ね」などと暴言を吐いていたことが27日、病院への取材で分かった。病院側は事実関係を認め、「男性に事情を説明して謝罪したい」としている。 病院側によると、昨年12月24日未明、同県菊川市に住む女児(6)が足の不調を訴え、同病院に運び込まれた。当直医だった男性医師が診察し緊急を要しないと判断、付き添いの父親に診察時間内に来るよう指示した。だが、父親は納得せずに口論となり、その中で男性医師が「死ね」などと発言したという。 男性医師は「片言の日本語でコミュニケーションがうまく取れず、腹が立ってつぶやいてしまった」などと話しているという。 男性医師の暴言をめぐっては、動画投稿サイト「ユーチューブ」にやり取りを記録した動画2本が配信され、インターネット上で話題に
一度風邪をひくと、それだけで仕事の能率は下がるし、何より不快だし、できれば手早く、手間とお金を掛けずに風邪を治したいですね。でも市販の風邪薬を買うと、三日分で1500〜2000円くらいかかる。栄養剤と一緒に買うと、それだけで3000円を超えてしまう。でもそんなの馬鹿らしくありません? そんな人にお勧めな方法。 病院へ行く。 当たり前のことですが、病院などの医療機関にかかると、保険によって3割負担になります。また、市販の風邪薬よりも強力な風邪薬がもらえる。市販の風邪薬は、身体の方に作用して、自然治癒力で何とかなおすっていう効果しかないですが、病院の薬なら抗生剤ももらえて、市販の薬を飲んでいるよりも、回復が早いです。 市販の薬で頑張るよりも、病院の薬の方が強力だし安いし。これを選ばない手はないですね。 で、病院の探し方ですが、総合病院などの大きな病院は止めた方がいい。矢鱈待たされる上に、待ち時
エイズウイルス(HIV)感染者が5月、高知市内の病院で内科を受診しようとしたところ、感染を理由に断られたことが、エイズ治療の中核を担う高知大学医学部付属病院への取材で明らかになった。県内では昨秋、別の感染者が同様の理由で、歯科診療所の受診を拒まれている。県は、医療従事者の啓発に乗り出した。 高知大学医学部付属病院(南国市)によると、高知市の病院で5月、風邪をひいて内科を受診しようとしたHIV感染者が「エイズなら高知大の付属病院で治療を」と窓口で言われ、受診をあきらめた。昨秋は、別のHIV感染者が、かかりつけの歯科診療所で感染を告げたところ、歯科医師は「外に知られる可能性があるので」と以後の治療を断ったという。歯科診療所の風評を意識した発言とみている。 エイズ治療については、厚生労働省(旧厚生省)が1993年、各都道府県に拠点病院を2カ所以上選定するよう求め、県内では5病院が指定されている。
財務省は、生活保護受給者の医療に充てる「医療扶助費」を2015年度予算編成で見直し、処方する薬を価格の安い後発医薬品(ジェネリック)に切り替えることで約500億円の圧縮を図る方針を固めた。 27日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で見直し案を示し、厚生労働省との折衝に入る。 生活が困窮している人に支給する生活保護費は12年度で約3・6兆円に上り、受給者は最多の約216万人(昨年10月末時点)に達している。受給者の医療にかかる費用は公費である医療扶助費で全額負担される。12年度は1・7兆円で、生活保護費の約半分を占めた。 後発医薬品は、特許切れの医薬品と成分や安全性が同等で、値段が安いのが特徴だ。現在、医療扶助の対象では48%しか使われていないが、財務省は全て後発医薬品に切り替えることで、医薬品にかかる費用を920億円から420億円程度に圧縮できると試算している。
適応の原則 リンパ節転移の可能性がほとんどなく,腫瘍が一括切除できる大きさと部位にある。 内視鏡的摘除の適応基準 (1)粘膜内癌,粘膜下層への軽度浸潤癌。 (2)大きさは問わない。 (3)肉眼型は問わない。 本法は内視鏡的に大腸の病巣部を切除し,切除組織を回収する方法である。 治療法にはポリペクトミー1)注1,内視鏡的粘膜切除術(EMR:endoscopic mucosal resection)2)注2と内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD:endoscopic submucosal dissection)3)注3 がある。 内視鏡治療の適応と治療法を決める際には,腫瘍の大きさ,予測深達度,形態に関する情報が不可欠である。 ❶内視鏡的摘除の目的には診断と治療の両面がある。本法は摘除生検(excisional biopsy)であり,切除標本の組織学的検索によって治療の根治性と外科的追加腸切除の必要
指を少し動かしてみる。次の瞬間、とんでもない痛みが足の先から脳天に向かって貫いた。寝ている間に足の骨を折ってしまったのか・・・。いや、そうだ、胸に手を当てなくても原因は察しがついた。 痛風発作だ。金曜日に痛飲して水分を十分に取らず、土曜日は暑い中の激しいテニスで体力を消耗させている。ついに来てしまったのか・・・。 風が吹いても痛いことから痛風と呼ばれるようだが、風がなくても心臓が鼓動を打つたび、左足が悲鳴を上げる。 日曜日なので病院は閉まっている。本心は救急車に来てもらいたかったが、こんなことで救急車を呼んでしまっては、命に係わる病気や事故の人がいたら申し訳ない。とにかく月曜日の朝まで約30時間、歯を食いしばって痛みに耐えた。 月曜日の朝、ネットで痛風を専門にしている開業医を調べ、オープンと同時に駆け込んだ。幸いすいていてすぐに診てもらうことができた。 「先生、どうも痛風発作を起こしたらし
歯周病(3) 保険診療と抜いたあとの処置、そして3軒目の歯科医の話です。 かかりつけの歯科=A歯科 2軒目のまず抜きましょう歯科=B歯科 今回の3軒目の歯科=C歯科 過去の記事はこちら 歯周病について(1) まず抜きましょう。治りませんし金額はいくらかかるかわかりません。歯周病(2) 保険診療と自由診療(保険外診療) 前回の歯周病治療は健康保険も適用されます。 ですが、適用されない治療は多いです。 ※以下は、歯科医に聞いた話を元に構成しています。 保険適用には細かい規則があります。 保険の範囲内でできることは限られていますし、歯周病治療を保険適用するためには手順が必要になります。 [広告] 前回の記事で「クリーニングを」と食い下がられたのもその1つで、保険適用をするためには、そういう手順が必要で手順を変えずに治療をしなくてはいけないそうです。手順や治療を変えてしまえば、保険適用されないので
紹介状を持たずに大病院を受診した患者に新たな負担金を求める制度について、厚生労働省は7日、導入に向けた議論を本格的に始めた。この日あった社会保障審議会の部会に三つの案を示した。初診料にあたる費用を全額負担してもらう案が有力で、年末にかけて具体案をまとめて2016年度をめどに導入する。 厚労省によると、500床以上の大病院では、紹介状を持たない患者が半数以上を占める。新たな負担金制度は、医者が重症患者の診療に専念しやすくするため、紹介状がない軽い症状の患者の受診を減らすのが狙いだ。軽症の患者の診察は、地域の診療所や中小病院のかかりつけ医に担ってもらう。 3案のうち、厚労省が「本命」に据えるのは、初診時には初診料2820円を、再診時には再診料720円(200床以上は730円)を、それぞれ全額負担してもらう案だ。通常は公的な医療保険から給付があり、所得や年齢によって1~3割の負担で済む。
(化学物質過敏症全般については、■化学物質過敏症に関する覚え書きを参照のこと)。 本エントリーはanan1477 さんによる以下のツイートに対する返信である。 https://twitter.com/anan1477/status/404266933136019456 anan1477 さん、リプライありがとうございました。私のお返事が必ずしもanan1477 さんのためになるとは限りませんが、誠実な訴えを受けて返事をしないのはこちらが不誠実になると考えました。 「心因症であれ、他の病気であれ、化学物質過敏症であれ、原因がはっきりしていて、治ってくれれば、ようは、それでいい」という意見にほぼ同意いたします(わずかに意見が異なる部分は、原因がはっきりしなくても治ればいいと私は思っている点です)。私の批判の対象は、化学物質過敏症の患者さんではなく、化学物質過敏症が超微量の化学物質で起こるとして
郡山市「将来は2人に1人はガンになる」チラシに批判殺到, 秒刊サンデー, 2013年11月08日23:40 福島県郡山市が配布している「最大の国民病がんのおはなし」というチラシに批判が集まっている。このチラシは小学生に配られたものだが、クラスの2人に1人はガンになるという警鐘を鳴らしたチラシである。いったいどのような意図でくばられたものかは定かではないが、案の定「原発事故」の影響ではなく「国民病」のためにガンになるという事を植え付けさせようとしていると批判されている。 (略) 投稿者はこのチラシに関して「狂っている」「小学生に渡すのはおかしい」と批判している。確かにこのチラシを渡された小学生は「だからどうしろというのか」と迷ってしまいそうだ。ガンになる可能性があるから防ぐ手立てをとるのか、それとも「ガンになる」という知識だけをすりこませればよいのか。 郡山市の根本的な意図が全く持って不明な
多分散々話されてるんだろうとは思うが。 8月中頃からぐらいずっと喉の痛みが続いていてて、 息苦しさで眠れないから平日に半休とって耳鼻科に行ったら(熱はなかったので)うがい薬だけ渡された。 うがい薬で2〜3日で治ると言われたが治らず、また半休で耳鼻科に行ったが、 わからんので内科に行けと言われ(その時点でイライラはMAXなんだが)、明日また休みを取って内科へ行ってくる。 以上が前置きなんだが、 何で医者はどこも揃いも揃って日曜休診なんだ?土曜も午後休診とか? 一般的な社会人ならそうホイホイと休みが取れるわけ無いだろ、 ちょっと前に「大病院に行く前に町医者に」ってニュースがあったが、 町医者に行ったら平日に何度も行くはめになるから大病院で一発で原因と治療したいんだよ。 普通の社会人の為に土日診察すれば、今の半分以上は町医者に行くようになるよ。 とかいうと「週7日働けとか鬼ですか!?」みたいな知
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