この投稿は 14年 前に公開されました。いまではもう無効になった内容を含んでいるかもしれないことをご了承ください。 朝日新聞の書評にも取り上げられた書物「グーテンベルクからグーグルへ」をやっとこさ読み終えました。 書名も頭韻を踏んでいて完璧なのですが、メディアの歴史を考える上で欠かせないグーテンベルクからグーグルまでを含んでいる非常に浩瀚な書物でした。 今年読んだ本の中でもベスト3に入ります。 さて、本書が述べるのは、副題「文学テキストのデジタル化と編集文献学」にもある通り、ITテクノロジーと「編集文献学」という耳慣れない学問の関わりについてです。 職業はなんでもいいのですが、文学に携わる仕事についていて、テクノロジーの発達に対していくばくかのアイデンティティ・クライシスあるいは使命感を覚えている人は読んでおいた方がいいでしょう。 内容については非常にふむふむと知的好奇心をそそられます。
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