滋賀県立大(彦根市)を卒業した女性と父親が「西暦表記の卒業証書はキリスト教の暦を強制するもので、信教の自由を保障した憲法に違反する」として、大学などを相手取り、元号で再交付するよう求める訴訟を19日、東京地裁に起こした。 訴状によると親子は仏教と神道を信仰。3月に卒業した際、発行日と生年月日を西暦で書いた卒業証書を渡され、父親が元号表記で再交付するよう大学に頼んだが、断られた。 滋賀県立大は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。
毎日新聞の与良正男専門編集委員が、ある社長さんが「(産経を読むと)気持ちがいいんだ」と語った、という逸話を紹介してくれています(17日付毎日夕刊)。結論として、与良氏は「『気持ちいい』は気味悪い」と新聞を読んで爽快感を得ることに嫌悪感を露(あら)わにしていますが、果たしてそうでしょうか。 新聞は、事実を正確に伝えるのがもちろん基本ですが、各社がそれぞれの立場から論点を提示するのは、言論の自由がある日本では、当たり前の話です。メディアが相互批判をするのも社会が健全な証拠です。 自分の考えに近い新聞を読んで、気持ちの良い一日のスタートを切る生活のどこが、気味悪いのでしょうか。 もちろん、国益を害したウソを32年間も放置するような新聞を毎日読んでいれば、「気持ちいい」朝は迎えられないでしょうが。(編集長 乾正人)
国家を超える、とか、世界市民、地球市民などといった物言いがよくなされる。特に日本では左傾した人士が口にする。しかし欧州連合(EU)議会選でEUに反対する勢力が躍進したことは、この脱国家的な発想が現実的ではないこと語っている。ことに、安全保障への現実的な志向があるヨーロッパと違い、空想的平和に毒された戦後日本でこのような非現実的な理念がもてはやされることは、大変に危うい。日本を貶めた民主党政権 たとえばである。「東アジア共同体」を唱えた鳩山由紀夫元首相は、EUびいきだった。平成21(2009)年、シンガポールで行った演説でEUが「私の構想の原型」と述べている。そもそも、鳩山氏が連呼した「友愛」は、汎ヨーロッパ主義を唱えEUの父の1人とされるクーデンホフ・カレルギーの概念であり、鳩山氏はカレルギーへの共感を、総理就任直前に発表した「私の政治哲学」(「Voice」平成21年9月号)という論文でと
22日午後0時20分ごろ、神戸市垂水区の神戸朝鮮高級学校に金属製の棒を持った男が侵入し、20代の男性教諭に殴りかかった。男性は腕に軽いけが。県警は傷害と建造物侵入の疑いで男を現行犯逮捕した。
マグニチュード(M)9・0の東日本大震災で、地表に沿って伝わる長周期の地震波「表面波」が、少なくとも地球を5周していたことが24日までに、気象庁精密地震観測室(長野市)の観測で分かった。[記事詳細]
29日付の韓国紙、朝鮮日報は、北朝鮮の金正恩第1書記の元交際相手として取り沙汰されたことのある歌手の玄松月(ヒョン・ソンウォル)さんを含む北朝鮮の芸術家十数人が、金第1書記の指示に反してポルノを制作、販売したとして20日に公開銃殺されたと報じた。中国の消息筋の話としているが、真偽は不明。 同紙によると、玄さんのほか北朝鮮で有名な「銀河水管弦楽団」の団長など歌手や演奏家、舞踊家らが自分たちの性行為の様子を撮影して販売するなどしたとして17日に逮捕され、ほかの芸術家や家族らの目の前で処刑されたという。同楽団は金第1書記の妻、李雪主(リ・ソルジュ)氏がかつて在籍していたことで知られる。玄さんは別の楽団に所属する歌手で、金第1書記が李雪主氏と結婚する前に交際していたと伝えられている。 制作されたポルノは中国にも流出したという。事件を受け、銀河水管弦楽団などが解散されたとの情報もある。(共同)
中国共産党は国民に、共産党が日本帝国主義を打倒したと教育している。だから、国民の反日感情を高めると共産党の人気が上がるのである。共産党に対する不満が高まったとき、国内矛盾を転嫁するスケープゴートとして、日本が格好のターゲットとなるのもそのためだ。だが、中国共産党の主張は歴史的事実なのだろうか。 ≪日本軍侵攻に救われた共産党≫ 1930年代の日中戦争は日本では「支那事変」と呼ばれ、日本政府は「事変」であり、「戦争」ではないと唱えていた。日本にとって主敵はあくまでソ連や米英であって、中国は主戦場ではなかった。日本は「戦争」の敷居を越えないよう、「事変」の枠からはみ出さないよう、主観的には注意深く行動したつもりであった。 しかし、「事変」が拡大するにつれて日本軍の戦死者は増大し、「今、中国から撤退すれば、『事変』の中で戦死した10万人の日本軍兵士の命が無意味になる」という感情論に国民が同意するに
≪新たな日本のかたちの礎築け≫ 敗戦から68年経(た)つ今夏、日本が戦後の占領の軛(くびき)から未(いま)だ脱していない現実に向き合うとき、占領下で押し付けられた制度や考え方を再点検するとともに戦後の日本の歩みを検証し、日本を再構築しなければならないとの強い思いに駆られる。まずは現行憲法施行から70年を迎える2017年迄(まで)には日本の国柄、日本の心、日本の魂の籠った憲法を日本人の手で作り上げ、次の世代のため新たな日本のかたちの礎を築いておきたい。 併せてインフラ整備も喫緊の課題だ。戦後、先輩たちが懸命につくった上下水道、トンネル、橋などの殆(ほとん)どが老朽化してきている。共同溝敷設の全国展開など必要な公共事業を推進し、次世代が安全で、快適な生活を享受できる国土をつくっておかねばならない。 統治機構も再考の時期にある。地方が十分力を付けてきた現在、県単位で、それぞれの特長を生かした自由
ロシア下院は11日、同性愛を公の場で宣伝する行為を禁じる「同性愛宣伝禁止法案」を圧倒的多数の賛成で可決した。上院の審議を経て成立する。欧米的でリベラルな思想を排し、ロシア正教を核とした保守的な社会を目指すプーチン大統領の意向が背景にある。 禁じられるのは未成年者を対象とした宣伝行為とされるが、実際には同性愛者のパレードやメディアでの同性愛者の権利擁護なども広く対象になりそう。違反した組織には最高100万ルーブル(約300万円)の罰金が科される。 11日は下院前で法案反対の同性愛者ら数十人をロシア正教の活動家ら約数百人が取り囲み、殴打したり卵をぶつけたりした。 下院はまた、宗教心の侵害を禁じる法案も可決。同法案は女性バンド「プッシー・ライオット」メンバーが昨年、ロシア正教の総本山の教会でプーチン氏批判のパフォーマンスをしたことから提出された。(共同)
三重県警は2日、同県亀山市の東名阪自動車道上り線で1日夕、走行中の大型観光バスの男性運転手(44)=愛知県岡崎市=が突然意識を失ったため、乗客3人がバスを停車させ、乗客31人は無事だったと明らかにした。 運転手は搬送先の病院で急性大動脈乖離による死亡が確認された。運転手に大きな持病などはなかったという。 高速隊によると、1日午後5時50分ごろ、右カーブにさしかかったバスがそのまま直進、走行車線側のガードレールに接触した。 運転席の真後ろに座っていた愛知県清須市の女性会社員(52)ら2人が、運転手がぐったりしていたのに気づき、ハンドルを操作。後方に座っていた名古屋市の男性会社員(42)が運転手の足元に潜り込み、手でブレーキペダルを押したという。
右派系グループ元幹部の少年を再逮捕 少女を売春に誘った疑い 18歳未満の少女に売春させようとしたなどとして、大阪府警は29日、売春防止法違反と児童福祉法違反の容疑で、解散した右派系市民グループ「神鷲皇国会(しんしゅうみくにかい)総本部」の元幹部の少年(18)=恐喝の非行事実で家裁送致=を再逮捕。共犯として友人の無職、木路(きじ)雄紀(ゆうき)容疑者(26)=大阪市浪速区桜川=を逮捕した。 逮捕容疑は昨年10~12月、大阪市内のホテルで当時17歳だった少女2人に報酬を約束するなどして、男性相手にわいせつな行為をさせたとしている。少年は「詳しく覚えていない」と容疑を否認。木路容疑者も一部否認している。 府警によると、両容疑者は大阪・ミナミの繁華街などで少女らに声をかけ、売り上げを折半する約束で売春するよう勧誘。少女らが客をホテルに誘い込んだ後、車で出迎える役目だったという。 少年は電気料金の集
沖縄の本土復帰から41年を迎える15日、沖縄で「琉球民族独立総合研究学会」が設立される。これに関して、衆院沖縄2区選出の社民党の照屋寛徳(てるや・かんとく)国対委員長が自身のブログで『沖縄、ついにヤマトから独立へ』と題した文書を公表した。沖縄の独立をめぐっては中国共産党の機関紙、人民日報傘下の国際情報紙である環球時報が11日の社説で、沖縄の独立勢力を「育成すべきだ」などと中国政府に提案したが、歩調を合わせるような一連の動きに、県民からも「独立が『沖縄の総意』とは思わないでほしい」と危惧する声があがっている。 照屋氏は、研究学会の設立を伝える4月1日の地元メディアの報道に対して、同日付のブログで「明治いらいの近現代史の中で、時の政権から沖縄は常に差別され、いまなおウチナーンチュ(沖縄出身者)は日本国民として扱われていない」との認識を表明。 そのうえで「沖縄は日本国から独立した方が良い、と真剣
生活苦から心中を図り、母親=当時(70)=を殺害したとして、承諾殺人罪に問われた、無職、大沢久美子被告(42)の初公判が14日、札幌地裁(佐伯恒治裁判官)で開かれ、大沢被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役3年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。判決は16日。 検察側の冒頭陳述によると、2人は平成18年9月ごろから生活保護を受けていたが、23年4月に辞退した。100万円の貯金が24年5月に底を突き、大沢被告は病気の母親から「おしまいにしよう」と持ち掛けられ、心中を決意した。 受給をやめた理由について大沢被告は被告人質問で「ハローワークに通ったが仕事が見つからず、お金だけもらうのが心苦しかった」と述べた。 検察側は論告で「生活保護を再受給することもできた」と指摘した。弁護側は最終弁論で「辞退は悩んだ末の結論」と情状酌量を訴えた。
「朝鮮人は呼吸するなーっ!」。在日韓国・朝鮮人らに悪罵(あくば)を投げつけ、排外主義的な主張を繰り返していた関西の右派系市民グループが、幹部らの相次ぐ逮捕により解散に追い込まれた。昨年夏ごろに発足し、インターネットの動画サイトなどで急速に存在感を増していた「神鷲皇国会(しんしゅうみくにかい)」だ。それから1年足らず。敵意の矛先はたまたま自宅を訪ねた電気代の集金係、たまたま公衆トイレで隣り合ったお年寄りにも向けられ、右も左もない“無差別状態”に。暴走の背景に何があったのか。事件1: 電気代踏み倒し 3月12日昼、大阪市内のマンション。滞納料金の徴収に訪れた関西電力の係員は部屋の主から応答がないため、その場で送電をストップさせた。 電気が切れた瞬間、居留守をやめて飛び出してきたのが住人の少年(18)だった。「何するんや、今週くらい待たんかい」とまくし立て、持ち出してきたのが神鷲皇国会と日章旗の
薩摩、大隅などを治めた島津家は関ケ原で敗れたにもかかわらず、幕府による取りつぶしを免れた。領地はほぼ無傷で安堵(あんど)された。それは島津義弘軍による凄(すさ)まじい退却戦の効果である。敗北後わずか千人の手勢で敵将、徳川家康の本陣に襲いかかった。 ▼たじろぐスキに退却を始め、最後は80人になる死にものぐるいの戦いで、義弘は自国に生還した。それを目の当たりにした徳川方は、これ以上追い詰めた場合の島津の抵抗を恐れた。だから戦後処理でも島津家にだけは手を入れられなかったのである。 ▼同じようなことは先の大戦でも起きた。日本は敗色濃厚となっても、特攻を繰り返すなど決死の戦いを続けた。それは米国など戦勝国を畏怖させた。このため戦後、さまざまに日本人の「骨抜き」を図りながらも、象徴天皇を残し苛烈な占領政策はとらなかったのだ。 ▼そう考えると今、繁栄を享受している日本のリーダーが靖国神社を参拝、英霊たち
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