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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/hisao-mizutani (25)

  • 格闘技とミサイルでは勝負にならないが・・ - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.武力の行使について ぼくは格闘技に類するものは、高校時代に体育の選択で剣道を3年間やったのと、これも高校時代友人に誘われてちょっとだけ少林寺拳法をやったことがあるだけである。剣道は瞬発力の勝負で、相手に打撃を与えるといっても、木刀や真剣でやらない限り、身体のダメージはなくゲームのようなものだと思った。少林寺拳法は、相手の動きを読んで筋肉の逆を押さえる技術で、合気道ほど「気」を重視しないが、決め手は急所を突く制御された暴力の組織化だと思った。生きている人間の身体を、自分の力でどこまで制御できるか、もちろん相手を抹殺するという動機はない。 ぼくたちが今生きている日、東京の日常生活で、個人の腕力・暴力がものをいうことはまずない。柔道とか空手とか、格闘技はあくまでスポーツ

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    lotus3000 2015/06/27
  • 科学的思考は教えることができるのか? - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.老子の言葉から 名言だとか格言だとかを有難がる人がいる。確かにわれわれは日常経験を抽象化したり、的確に言語化したりする能力には長けていない。何かを正確に述べようとすると、だらだらと長ったらしくなる。数式や記号なら余計なものは削ぎ落として、核心の関係だけを表現できるのだが、言葉というものはいろいろな観念の装飾を帯びている。しかしそれゆえに人の心に訴える感情の励起作用がある。漢文という書き言葉は、その点でとてもシンプルにできているから、時間や空間的制約を希薄化する効果があると思う。 「聞いたことは忘れる。見たことは覚える。体験したことは理解する」。 新聞のコラムにあった老子の言葉だというが、出典が確認できない。老子といえば「上善如水」上善は水の如し、とか「絶学無憂」学を

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    lotus3000 2015/06/27
    ”原発にしても、リニアにしても、あるいは軍事技術にしても、リスクはテクニックでなんとでもなる、と信じる魔術が政治まで動かしてしまうのは危険だ。”
  • 海民・嘉兵衛の独立精神 - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「菜の花の沖」のこと 司馬遼太郎に「菜の花の沖」という長編小説があることは知っていた。しかし、これが世間によく知られた信長、秀吉から西郷、竜馬まで、戦国時代や幕末動乱期の武将や志士を主人公にした多くの司馬作品の中では、江戸時代後期の18世紀後半に北前船で活躍した船乗りであり商人であった高田屋嘉兵衛という人物を主人公にした、ちょっと異質のものであった。いわゆる歴史マニアでもまず興味は持たない題材であった。それで、ぼくもこれまで司馬遼太郎の小説はほとんど読んでいたつもりだったが、これは読んでいなかった。 通勤途中の電車で読むをなにか、と駅の屋で適当に物色したときに「菜の花の沖が」目に入って、第一巻を買って読んだ。とても面白い。この物語には武士がほとんど出てこない。淡

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  • 13歳の時・国が敗れた・少年は・・ - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.世代と場所のこと 江藤淳の『1949年憲法――その拘束』文藝春秋ライブラリー、を読んだ。もとは「諸君!」(1980)に掲載された論文で、ほかに1960年11月に書かれた「“戦後”知識人の破産」や1970年の「「ごっこ」の世界が終ったとき」などが一冊になっている。これを一緒にしていることが意味があると思う。ところで、江藤淳(名江頭淳夫)は1999年7月に66歳で自殺したのだが、その遺書は「心身の不自由が進み、病苦が堪え難し。去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来の江藤淳は、形骸に過ぎず、自ら処決して形骸を断ずる所以なり。乞う、諸君よ、これを諒とせられよ。平成十一年七月二十一日 江藤淳」というもので、子どものいない夫婦として長年連れ添い看病をした愛を亡くした後の絶望

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    lotus3000 2015/06/14
    江藤淳の改憲論の魅力とその背景にあるもの。
  • 経済学者の死・・自動車とモナリザの価値 - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.宇沢弘文追悼 ぼくの学生時代までは、大学で習う経済学というものは、ざっくり分けて「マル経」と「近経」というふたつがあって、どっちを学ぶかによって学問上の立場だけでなく、現実社会に対する見方、基的なスタンスが違ってくるといわれていた。「マル経」つまり「マルクス経済学」ではカール・マルクスの『資論』が必読で、そこからさまざまな経済理論が導かれるとされるから、「交換価値」と「使用価値」とか、「原始的蓄積」とか下部構造と上部構造とか、主要な用語はすべてマルクスの原典に拠って、経済現象は説明されるはずだった。そういうものを少し囓っていくと、「マル経」のなかにもいろいろ立場があって、たとえば日では「宇野派の三段階論」とか「構造改革派の修正理論」だとか、「講座派」とか「労農

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    lotus3000 2014/10/01
    パスカルの絵画に関する考察。パンセは読まないとだめかなあ。
  • 「現代音楽」(カッコつき)・・(カッコつけ)について - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「国民性」の問題ではなくて・・「国家性」の意味 報道によれば、韓国では先日来の旅客船セウォル号沈没事件以来、犠牲になった200人以上の修学旅行の高校生への同情と、先に逃げた船長以下乗組員への非難に始まり、過積載で利益重視だった船の経営者や、政府の対応などことごとく国民の怒りを買い、ついに朴大統領が国民に謝罪する羽目になったが、それもまた誠意がないと火に油を注いでいるという。韓国では自分の湧き上がる感情を表情や態度にあらわさず、自己表現を抑制する人間を陰険で信用できない悪人とみる傾向が強いと言われる。確かに、韓国映画やドラマなどに出てくる人々は、感極まると大声で泣きわめいたり、飛びかかって罵倒したり殴ったりする人物がたいていは誠実で正義感の強い善玉になっている。今回の

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  • 「びゃくれんさん」の家、とアジアの革命 - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「びゃくれんさん」のこと いま放映中のNHK朝ドラ「花子とアン」で仲間由紀恵が演じる蓮子、東洋英和(ドラマでは修和女学校)での年上の学友、華族で九州の炭鉱王のになり、そこから駆け落ちする歌人柳原白蓮が注目を集めている。白蓮こと宮崎子(あきこ:1885~1967)の父は日野家の流れを汲む公家柳原前光伯爵。前光の妹愛子は大正天皇の生母であるので、子は天皇の従妹ということになるが、彼女を生んだ母は柳橋の芸妓だが、こちらも実は父の新見正興は大身旗で、万延元年(1860)咸臨丸でアメリカに行った遣米使節団の団長を務めた人であるという。維新直後父は亡くなり、没落していたらしい。 9歳で公家の子爵北小路家の養女になり、華族女学校に通っていた15歳で、その北小路家の息子資武

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    lotus3000 2014/09/24
    70年代からの日本に対する竹内好の重い指摘。ぼくも広い意味でのナショナリストにしてアジア主義者だから重い。
  • 資本・不平等・経済成長の関係と・・戦争の意味 - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.経済成長は必要、だとしても・・・か 経済成長をやめようという議論は、ときどき出てくるが、経済学者にも政治家にもほとんどまともに相手にされない。世界中で現実の経済のほうが力強い成長を実現できていない状態だから、成長は要らない、やめようという話はいかにも消極的でやる気を失わせるように見える。成長至上主義はもう無理にしても、経済成長しなければ人も国も所得を減らして生活水準が低下することになるから、いいことなどない、と思うのは一般に納得される。断捨離とか、清貧とか、質素・貧乏に戻ろう!というのも、単なる心構えの気分としてはわかるが、実際の会社経営でも政府の経済運営でもそんなことをいっていたらお話にならない。 そこで、なんとかして経済成長をするにはどうしたらよいか、という前提

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  • ケインズ、森嶋、高田保馬のライン・・数学と文学、ん? - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「数学的思考」と「文学的思考」 思いだしてみると、中学生の頃から数学が苦手になった。小学生の頃は「算数」だったが、図形を書いたり謎を解いたりするのは楽しかった。計算もそんなに難しくはなかった。しかし、算盤塾に通ってどれだけ早く正解を出せるかとか、暗算で頭の中でソロバンを弾くのはぼくには得意でないと思った。中学の数学では、方程式が出てきてテストはおもに計算問題になった。数学の勉強は方程式や数式を覚えて、そこに数値を代入しいかに早く答えに辿りつくかの競争のようなものになっていて、制限時間内にいくつ正解を出せるかのクイズだと思ったとたん、ぼくは数学が嫌いになった。学校の数学が、数学的思考の訓練というよりは、決まったルールの中での「解法のテクニック」競争、頭の良さの誇示にな

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  • 「国益」と「民益」について - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「国益」が「民益」に優先する国家の失敗について ウクライナの混乱は、クリミアのロシア編入で収まるどころか、さらにロシアに近づきたい人々とロシアから離れたい人々の間で、深刻な状況を招いている。ぼくたちは遠い国の出来事として傍観しているが、アメリカが主導権を握る西側世界の秩序を、日も支持する以上、ロシア非難の流れに乗るしかないと日政府は考えている。でも、この影響は難しい事態を招く。ロシアとの北方領土交渉が安倍政権とプーチン政権の間で、これまでになく進展しそうな気配だったのにこれで遠のくだろう。「国益」という言葉は、日が明治維新以来ことあるごとに大義名分として唱えてきたのだが、詰まるところ何を追求してきたのか。国家の利益とは、その国に住む住民の幸福のために追及される

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  • 悩めない大学生について・・ - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.大学生のカウンセリングから 長い間大学の教師をやっていると、学生の変化というものを感じるときがある。それがどういうものか、簡単に説明するのは難しい。ただ昔は、同世代の若者がみな大学に来るわけではなかったから、大学生というのは日という社会の中で、比較的恵まれた親のもとで、順調に受験の階段を上って来て、自分と自分を取り巻く人間の世界について、ある程度自分を対象化してみることができ、知的にものを見る能力を備えていると想定して、教育は組み立てられていたと思っていた。しかし、進学率が上昇して同じ学年の子どもたちの半数以上が大学にくる時代になって、何か基底の部分で大きな変化が起きているのかもしれないと思う。それを表面な部分で捉えて、いつの時代も通俗的に言われたような「いまどき

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    lotus3000 2014/05/11
    最近の精神疾患の傾向について。
  • むかし学校で先生から・・・ぼくは何を教わったのか? - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.ある映画の感想 最近の日映画は、マンガが原作の映画化が多い。とくに青少年を主な観客に想定した映画は、ある程度ヒットしたマンガ・アニメの映画化なら観客動員が見込めると考えるからだろう。たまたま「鈴木先生」という映画を見た。これは武富健治という人の描いた連載漫画を、連続TVドラマ(テレビ東京)にして、放映時はさほど視聴率はよくなかったらしいが、その後評判になり同じスタッフ・俳優で映画にしたものという。ぼくは映画しか見ていないので、あくまで映画作品だけの印象なのだが、一見楽しく愉快な青春学園ドラマ、それもマンガやヒーローもののアイテムをまぶした娯楽作、かと思うと、どうもそうではない。 主人公は東京郊外の公立中学国語教師で、背の高いイケメン長谷川博己が演じているが、黒縁メ

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    lotus3000 2013/11/16
    英語のworldやドイツ語のWeltは、who(wer)とold(alt)の合成語で、oldは〈成長した、という語義のラテン語のaltus〉から派生し,。この英・独語の原義は〈人の年齢や世代〉を表わし、その後しだいに〈人類の居住地〉を意味.
  • 人は愛するが、鬼は憎んで殺せ!という心理について - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.憎悪の生みだす幻影について 「マイ・ブラザー」(ジム・シェリダン監督2009)という映画がある。デンマークの女性監督が撮った映画を、ハリウッドでリメイクしたものだというが、それを現代の米軍帰還兵の兄とその弟の物語に焼き直した渋い映画である。戦争に行った夫が戦死と伝えられ、子を抱えたは夫の弟と親密になったところで夫が生還して帰ってくる、という世界中で昔から戦争をした国ではよくあった事例のドラマである。しかし、この「マイ・ブラザー」は何よりアフガニスタンでの戦場場面の過酷さを描いて、国で平和な日常を生きている人間の想像を超えたものを映像化する。物語はだいたいこんな筋である。 海兵隊大尉のサム(トビー・マグワイア)は、よき夫でよき父だった。落ちこぼれの厄介者の弟トミー

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    lotus3000 2013/11/16
    "まともで冷静な賢さとは、相手を敵視しないだけでは不十分で、相手の憎悪や敵視を受け止め、それでも私はあんたと同じように喜んだり悲しんだりする同じ人間だと言うためには、やっぱり歴史を知らないといけない
  • 環境と科学と実感と認識と・・ - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.熱帯魚の水を替えながら・・ あれはいつのことだったか?息子が小学生だった頃だから、15年は昔だろう。熱帯魚を飼うことにした。もいたので気が進まなかったが、息子が熱帯魚が欲しいというので水槽を買ってグッピーやらプラティやら、魚も買った。そのうち魚が繁殖して、水槽は2つになった。熱帯魚というのは、普通の水道の水を少し温めて適温にし、カリキを抜いて月に一回は水槽を掃除して、水替えをしなければならない。さらに、できれば水草が蔓延ったり汚れたりしないように月半ばに、水を3分の1ほど取り替えるのがベストとされている。毎月月末この作業に3~4時間はかかる。浄化ポンプやヒーターも2年ほどで痛んでくるので、いろいろメンテナンスが必要になる。この作業はもっぱらぼくの仕事である。 考え

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  • 詩想・試走・思想・志操・歯槽膿漏 -日本で道教? - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「思想の巨人」はいるのか? 難しいをすらすら読んで、さくっと理解し、それを人に解説できるひとがいたとしたら、少なくとも頭の冴えた秀才だといえるだろう。あるテーマについて聞いたら、ちゃんと既存の文献知識に基づいて、間違いのない独自の見解を述べることのできるひとがいたとしたら、少なくとも優秀な学者だとはいえるだろう。誰もまだ答えの出せなかった問題を、独創的なひらめきで解いてしまったひとがいたとしたら、少なくとも天才的な頭脳だといえるだろう。でも、そんな人はめったにいるものではない。めったにいないから、歴史に残るわけだが、歴史に残ったのは、その価値を評価できる他の人間が、その人のとび抜けた能力と成果について、ちゃんと記憶し書き残したからでもある。それはやっぱり、文字のお

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  • 平成25年夏から明治20年を振り返る - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.子どもにとって教育は選べない ぼくが小学校・中学校で受けた教育は、日戦争に負けて、負ける前に学校で教えていた神である天皇を戴く強い日戦争に勝つのは当然だという教育を否定して、これからはアメリカのように平等な民主主義でいくのだ、という理念に立った学校教育だった。子どもにとっては、それがどういう考えにもとづき、どういう経緯でそうなっているのかを知らないから、ただそういうものかと思って教室で先生に教えられたことを、親や大人たちも納得しているものだと思い、素直に受け入れて成長した。やがて、高校生になり大学生になって、それが必ずしも日人のすべてに当然のことと信じられてはいない、ということに気がついたが、ぼくらはむしろ戦争などをやってしまった過去の大人たちは、どうやら

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  • 社会がひとつの方向で一直線に進化するという発想について - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.政見放送なんか見ちゃった! 参議院選挙の候補者の政見放送というのを、たまたまNHKでやっていたので見た。埼玉県で出ているというある30代後半とみえる候補者は、いかにも慣れないTVカメラの前で、かなり落ち着かない様子で語っていた。今の日で、政見放送などというものをちゃんと視聴しようという人は、候補者の身内以外にはほんとんどいないだろうと思われるが、ぼくにはこの候補者が語る政見、というより歴史観がちょっと興味深かった。かれの政党はある宗教団体をバックに多くの候補者を立てているのだが、みなその教祖ともいうべきカリスマの唱える歴史観を、同じように繰り返している。 いわく、日はかつて世界に誇る素晴らしい経済成長を遂げ、アメリカに並ぶほどの豊かで強い国を築いたのに、誤った政

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    lotus3000 2013/11/07
    結局短期決戦で国を作っちまうとこういうことが発生するんだろうな。欧米に追いつけとか、経済を復興するとか。
  • 個人主義、自由主義、全体主義、国家主義・・しゅぎシュギっ! - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.「個人主義」だからダメになった、という言説の元は? ぼくが子どもとして育った環境には、イデオロギー的な発言を回りにまき散らして、若年者を殴ったり怒鳴ったり、感情的に自分の意見を押しつけるような人物は、ほとんどいなかった。いちおう東京の賑やかな場所だったし、うちの父や近くに住んでいた伯父たちの職業は、サラリーマンは誰もいなくて、モノを売ったり作ったりする商売人だったから、金儲けに忙しくてあんまり観念的なことを弄ぶ暇がなかったのか、それとも激しい戦争の時代を生き抜いてきた人たちだから、世の中を空虚なスローガンが飛び交うことには飽き飽きしていたのかもしれない。そもそも感情を表に出して、ぶつかりあったり罵倒したりという姿を見たことがなかった。いろいろ実はあったのかもしれない

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  • 訴えることと・・嘆くこと 無力な存在にできること - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.山太郎天皇手紙渡し事件のこと ぼくはあとどのくらいこの世に生きるのだろうか?そんな問いはほとんど意味はないのだが、今のところ64歳を迎えてもとくに身体にたいした異常はなく(強いて言えば左目が緑内障で少々視野が狭くなっているくらいだが老眼はまだない。暗くても文庫は読める)、毎週6キロ30分ランニングをして結構ハードなウェイトトレーニングをこなして、同世代の人に比べれば風邪ひとつ引かずかなり元気だ。近いうちに倒れて動けなくなるような病気になるとは思っていない。二十前後の学生と一緒に動き回っても、彼らの方が先に疲れる。そうはいっても、誰だって明日死ぬかもしれないのだが。 多くの人がそうであるように、多少健康の不安があったにせよ個人としての日常生活にさしたる支障はなく、

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  • 「武士道」と「プロテスタント」の出会いについて - gooブログはじめました!

    写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.オダギリ・ジョーとニイジマ・ジョー NHK大河ドラマ「八重の桜」は、前半の京都守護職から戊辰の会津戦争までのところを、鉄砲を撃つジャンヌ・ダルクばりに長~く引っ張ったせいか、明治になってのお話はなんだか気が抜けた感じになって、ラストにさしかかった「あまちゃん」に比べると、あんまり世間の話題になってないようだ。京都でのオダギリ・ジョー演ずるジョーとの結婚から、文明開化を先導する女性という線にもっていくのだろうが、新島襄が作ろうとした同志社大学は、結局彼が生きているうちには実現できず、襄は八重より先に47歳で亡くなってしまうわけだ。 新島襄(1843~90)は上野国安中藩士の長男として江戸藩邸で生まれる。1863年(文久3)に漢訳聖書抜粋などをよんで感銘をうけ、翌年箱館

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