少し前までは Haskell はインストールが非常に手間がかかる上に、ライブラリ類のバージョン整合性をとるのが非常に困難なのが大きな欠点だったのだが、 Stack なるビルドツールが現れてからはその点が一気に解消されて大変便利になった。コンパイル時に様々な問題を一気に洗い出してくれる Haskell は、書いている自分でも驚くほど正しく動くし、変更にも強い。言語の選択はもちろん適材適所なので一概には言えないが、堅牢なプログラムを素早く書くという観点ではお勧めできる言語だ。 しかし一方で、Haskell で書かれたプログラムにはパフォーマンスバグ(時間、空間、あるいはその両方)が含まれていることも多い。ビルドさえできればたいてい「正しく動く」が、意図したパフォーマンスが得られなかったり、余計なメモリを消費し続けたりといったことでは片手落ちである。 今回は、そんななかでも並列プログラミングを行