携帯電話、今ではほとんどの人が持つようになり、ほとんどのエリアで電波が届くような環境になっている。各携帯電話会社が発表する人口カバー率という指標を見てもほぼ100%に近い値だ。 しかしいくら携帯電話が利用できる環境が整備され利便性が向上してきたといっても、やはり田舎の山奥や建物の中だったり地下などでは電波の届かない圏外のエリアもまだまだある。そんな圏外のエリアに長い時間いると、なぜかいつもよりも携帯電話のバッテリの消耗が早いような気がしたことはないだろうか? 実はバッテリの消耗が早いのは気のせいではなく、本当に圏内のエリアにいるよりも消耗が早いのだ。 携帯電話の電源をONにした場合、携帯電話はまず自分がどこの無線基地局(アンテナ)とやりとりをすればいいのかを探しにいく。ONにした場所の近くに複数のアンテナがある場合には、その中から最も電波状態がよいアンテナを選んで、自分がどのアンテナとやり