株式会社の株主としての権利を表すもの。 株式は、「利潤証券」「支配証券」「物的証券」の3つの側面を有していると考えることができる。 (1)利潤証券 企業の所有権者は、出資者である株主である。企業の利潤は、株主に帰属する(=利益配当請求権)。これが「利潤証券」としての株式の側面である。 「株価」は基本的に、株式の有する3つの側面に基づいて形成されるといえるが、企業が永続して生産活動を行うことを前提とし、かつ、その企業を経営することが利潤面以外で利益(満足感)を生むことのない企業の株価形成においては、とりわけこの利潤面が重要な役割を果たすことになる。 (2)支配証券 株主総会が企業の最高意志決定機関であり、経営決定権限は保有株式数に依存する(=経営参加権)。これが「支配証券」としての側面である。 支配証券の側面は、ある企業の経営権に特別の利益を見出す主体が、利潤等により算出される水準よりも高い
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