要するに、その分野に関する「知識」がなければ良し悪しが判断できないため、作品を批評するような楽しみ方はできないことになります。 「これは良いものだ!」と言っても、「え?どこが?」と説明を求められたら理路整然と解説することはできない。下手に知ったか振りをするくらいなら、無学なアホンダラとして自分なりの楽しみ方を見つければいいのです。 そのような門外漢でもあらゆる物事を楽しむことのできる唯一無二の判断基準が、「好き」か「嫌い」か。歴史や先人の研究によって体系化された外部の評価基準ではなく、自分の内から湧き出る純粋な感想。それを見て、触れて、ポジティブに感じるか、ネガティブに感じるか。 ぐるりみちさんの記事。 この鑑賞法は、正しい。 【広告】 とある女性が物憂げな表情を浮かべている肖像画があったとして。 それを見て「何となく悲しそうに見える」と思ったとする。 その印象へ、子供を亡くした母親の肖像
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