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ブックマーク / www.buildinsider.net (7)

  • インターフェースを「契約」として見たときの問題点 ― C#への「インターフェースのデフォルト実装」の導入(前編)

    C#におけるインターフェースとは、ある型が持つべきメソッドを示す「契約」であり、実装は持てない。だが、このことが大きな問題となりつつある。今回から全3回に分けて、C#がこの問題にどう対処しようとしているかを見ていく。 ← 前回 連載 INDEX 次回 → 現在、「C#にインターフェースのデフォルト実装(Javaでいうデフォルトメソッドに相当する機能)を追加しよう」という話がある。C#にこの機能を導入するに当たっては、C#コンパイラーだけではなく、.NETランタイムの修正が必要になる。 この機能の説明に入る前に、前編では、そもそもインターフェースというものが必要とされる理由や、その内部的な仕組みについて説明したい。 インターフェース 多くのプログラミング言語で、クラスとは別にインターフェース(interface: 境界面、接点)*1というものが用意されている。この2つの違いはおおむね、以下の

  • Windows Subsystem for Linuxを使って「開発」をしてみよう

    WindowsとWSL(Windows Subsystem for Linux)の間でファイルシステムを上手に相互運用するためのヒントや、WSLを活用してクロスプラットフォームな開発を行う方法を説明する。 ← 前回 連載 INDEX 次回 → 前回は、Windows Subsystem for Linux(以下、WSL)の概要とインストール方法を説明した。今回は、より実践的な内容として、WSLとWindowsでファイルシステムを上手に相互運用するためのヒントとして、Windows側のファイルパス作成時の注意点を紹介する。また、WSLを活用してクロスプラットフォームな.NET開発を目指したい人に向けて、ASP.NET Coreサイトを動かす方法と、WindowsからLinuxネイティブバイナリをデバッグする方法を説明する。 Windowsとの相互運用 WSLとWindowsではもともとの思想

    Windows Subsystem for Linuxを使って「開発」をしてみよう
  • .NET Coreとは? 開発環境(SDKとVisual Studio Code)のインストール

    図の意味は、文の箇条書き部分を参照してほしい。 ※ 「Windows Forms」は、開発環境のVisual Studio(日語版)では「Windowsフォーム」と一部が日語で表記されていることがある。 ※ 「Xamarin.Forms」は、PCL(Portable Class Library)としてロジックを記述できるのに加え、.NET Coreのドキュメントに対象として記述されているため、このように記述した。 .NET Framework: Windows上でのGUIアプリケーション(WPF、Windows Forms)や、IISに配置するWebアプリケーション/サービス(ASP.NET)、OfficeやVisual Studioの拡張(=アドインやエクステンション)といった、従来からのWindowsプラットフォーム環境向けアプリケーションの開発が対象となる。 Xamarin

    .NET Coreとは? 開発環境(SDKとVisual Studio Code)のインストール
  • C# 7.0で知っておくべき10の新機能(後編)

    Visual Studio 2017およびVisual Studio Codeで利用可能になったC#言語の新バージョン「7.0」の新機能を、公開されている議論を基に解説。前編として「パフォーマンス向上」と「コード記述の単純化」に関連する6つの新機能を説明する。 ← 前回 連載 INDEX 前編では「データ中心設計」に関連する4つの新機能を説明した。後編である今回は、その続きとして「パフォーマンス向上」と「コード記述の単純化」に関連する6つの新機能を説明する。 稿ではC# 7.0で追加される機能を10個に分け、さらに「データ中心設計」「パフォーマンス改善」「コードの書きやすさの向上」の3つに分類して紹介する。 【C# 7.0新機能の一覧】 データ中心設計: 1outパラメーター付き引数での変数宣言(Out Var) 2パターンマッチング(Pattern matching) 3タプル(Tup

  • nullが生まれた背景と現在のnullの問題点 ― null参照問題(前編)

    Cの系譜を継ぐC#ではnullが長らく使い続けられてきたが、最近ではその存在が大きな問題だと認識されている。前後編でこの問題を取り上げ、今回(前編)はnullを取り巻く事情について考察する。 ← 前回 連載 INDEX 次回 → 近年、nullの存在は、billion dollar mistake(10億ドル規模の損失をもたらす過ち)と呼ばれるくらい忌避されるものになっている。 nullは、低コストでそこそこ安全に参照を扱えるという意味で悪くない妥協ではあるが、技術が進歩した現在ではもう少し賢い参照の扱い方があるはずである。C#のように、これまでnullを認めてしまっているプログラミング言語で、今からそれを完全になくすというのは現実的ではないが、nullに起因する問題を少しでも避ける手段はこれからでも追加していけるだろう。 今回は、nullが生まれるに至った背景から始め、nullが抱える問

  • Unicodeとは? その歴史と進化、開発者向け基礎知識

    まず、Unicodeで規定されている文字1つ1つには、最大で21bits(16進数で5~6桁)の数値が割り振られている。この数値をコードポイント(code point: 符号点、符号位置)という。 ちなみに、Unicodeでは、コードポイントの数値で文字を表すための表記として、「U+16進数」という書き方を使う。例えば、「a」であればU+61、「あ」であればU+3042と表記する(以下、文字コードは全て16進数で表記する)。 一方で、この21bitsのコードポイントがそのままテキストファイルに保存されるわけではない。一定のルールでバイト列に符号化することになる。詳細については、後々、Unicodeの歴史を追いつつ説明していくが、おおむね以下の3つを押さえておけばいいだろう(加えてコードポイントがビッグエンディアンで格納されるか、リトルエンディアンで格納されるかも重要になる。が、今回と次回は

  • 各言語に広まったRx(Reactive Extensions、ReactiveX)の現状・これから - Build Insider

    ではなぜネットフリックスがマイクロソフト発祥のテクノロジを利用するようになったのだろうか。実は、RxJavaの初期の開発者であるJafar Husain氏は、もともとマイクロソフトに勤めていて、世界で最初にReactive Extensionsを紹介した人物でもあるのだ。その後にネットフリックスに転職し、RxJavaの誕生に深く関わることになる。 一方でオリジナルのRx.NETの作者であるErik Meijer氏もまた、マイクロソフトを辞めた後に、HackやDartなどの新興言語の支援に関わる他、Principles of Reactive Programmingといった学習コースをScalaの作者であるMartin Odersky氏らと開講するなど、言語の枠を超えて活躍している。 Rxとマイクロソフトのオープンソース 昨今のマイクロソフトのオープンソースへの傾倒を疑うものはもはやいないだ

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