ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (5)

  • キプロス金融危機の論点: 極東ブログ

    キプロスの財政危機は困った問題だなと思って見ていたが、予想もしていない速度で問題化した。あらためて世界の金融問題というのは難しいものだと思った。簡単に自分なりの整理をしておこう。 その前に目先の問題である取り付け騒ぎに関連する預金の課税についての最近の状況だが、キプロス議会で否決になりそうだ。ロイター「キプロス議会、銀行課税案を否決の見通し」(参照)より。 [ニコシア 19日 ロイター] キプロスの議会は19日の採決で、預金への課税案を否決する可能性が高い。課税案が議会を通過しなければ、同国はデフォルト(債務不履行)と銀行セクターの崩壊へ近づく可能性がある。 キプロス議会は1600GMT(日時間20日午前1時)に開会する予定だが、どの政党も過半数を確保していない議会で、課税案が可決される可能性は低い。 どのような帰結になるとしても、キプロスは小国なので、規模で見るかぎりは、世界全体に対し

    lukaniko
    lukaniko 2013/03/20
    『ギリシャ系住民によるキプロス共和国の面積は9,250km2で四国の半分ほど、人口は86万人で世田谷区民ほどの小国家であり・・・』
  • ガラムマサラの話: 極東ブログ

    ガラムマサラについて、一言を持つ人は多いだろう。私もその一人だと言いたいところだが、そうでもない。定見がないのである、私には。 なので、ガラムマサラについて、けっこうどうでもことを書いてみたい。 ガラムマサラとは何か? デジタル大辞泉にはこう書いてある。「各種スパイスを混ぜ合わせたインドの混合香辛料。インド料理に広く用いられる」。まあ、そうだ。語源はというと「元来はヒンディー語で、ガラムは辛い、マサラは混ぜたものの意」である。 ようするに、各種スパイスを混ぜたものである。 じゃ、それは何か? ウィキペディアにはこう書いてある。 「辛いスパイス」と訳されることがあるが、辛味よりも香りをつけることを目的に使われる。ヒンディー語の "garam" には「暑い」「熱い」という意味はあるが「辛い」という意味はない。 熱い香辛料と呼ばれる由来は、作る過程で熱を加えるためである(後述)。また、石井利一(

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    lukaniko 2012/10/06
    勉強になった。
  • 非カルケドン派とキリスト教王国: 極東ブログ

    あまり読む人もなさそうなキリスト教史のような話を連ねていくのもなんだなが、あるところまで書いたら自分のなかで終わるだろうとも思っていたが、だいたい終わり、一区切りかなという感じもしたが、朝方ぼんやりと、なぜ非カルケドン派はカルケドン会議を認めなかったのかとつらつら考えていて、そうだ、そのとおりではないか、と気がついた。そうだ、そのまま「非カルケドン派はカルケドン会議を認めなかった」ということ。何となく、公会議で非カルケドン派が排斥されたかのように思っていた。その思い込みは何から来たか。「東ローマ帝国」という詐術である。 カルケドン会議は、ローマ皇帝マルキアヌス(Marcianus)が召集し、コンスタンチノープル総主教アナトリオス(Anatolios)が主導した。このあたり通説はどうなっているかと、ウィキペディアを見ると、「東ローマ皇帝マルキアヌス(Marcianus)によって召集され」と無

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    lukaniko 2012/06/13
  • 砂漠の教父とコプト教会: 極東ブログ

    砂漠の教父(Desert Fathers)とコプト教会の関係が気になるので、自分なりに少し整理しておきたい。 先日のエントリー「砂漠の教父と黙想の祈り、改革者としてのアタナシウス」(参照)で砂漠の教父に言及した。背景の基構図としては、ローマ帝国の遷都に伴い、ローマ帝国がキリスト教帝国となり、帝国西部崩壊でローマ主教座が独立・分離する以外は、各地の総主教座はコンスタンチノープルの主教座を名誉的な頂点として統合された。現在のエジプトに居住していた砂漠の教父らも基的にはこの構図から、アレクサンドリア総主教座に以降、納まることになった。だが、砂漠の教父とアレクサンドリア総主教座と後のコプト教会の三者の関係は、現在のキリスト教史観からはわかりづらい。この領域は、正教でもプロテスタントでもカトリックでもないためだろう。 コプト教会は東方諸教会の「非カルケドン派」と呼ばれることがある。451年のカル

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    lukaniko 2012/06/12
    興味深い。
  • アフマディネジャド大統領のアブムサ島訪問について: 極東ブログ

    イランのアフマディネジャド大統領がアブムサ島を訪問した。この件について、ざっと調べた程度ではあるが、毎日新聞を除いて日ではほとんど報道がなかったようだった。しかし、現在の中東問題の大きな構図を考えていく上で重要な問題を含んでいると思えるのでブログで拾っておきたい。 例外的とも言える毎日新聞記事だが、22日付けの「ペルシャ湾:3島の領有権巡り イランと湾岸諸国対立」(参照)である。冒頭は以下のとおり、簡素にまとめられていて読みやすい。 【テヘラン鵜塚健】ペルシャ湾に浮かぶアブムサ島、大トンブ島、小トンブ島の3島の領有権を巡り、イランと湾岸諸国との対立が過熱している。イランのアフマディネジャド大統領が今月11日にアブムサ島を訪問したことに、領有権を主張するアラブ首長国連邦(UAE)が強く反発。サウジアラビアなど6カ国で作る湾岸協力会議(GCC)がUAEに加勢してイランを非難し、地域の新たな火

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    lukaniko 2012/04/25
    中東が揺れているのではなく、大国が中東を揺れさせている。
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