ブックマーク / www.megamouth.info (8)

  • 司祭としての医師 - megamouthの葬列

    以下に、人の死について、非常に生々しい話を書く。 なので、直近に肉親を亡くされた方や苦手な方はご遠慮いただきたい。 news.livedoor.com というネットニュースを見た。 そもそも私はくわばたりえが好きではなく、それは彼女が仕事として代弁しようとしている層と、彼女がわざわざ着目するある種の醜悪な人間性に我慢ならないからで、大抵の場合、私はTVで彼女を見かけるとチャンネルを変えてしまう。だが、それは稿の主題ではないので、さておく。 このニュースを見て思い出したことがある。父を看取った時の事だ。 父が倒れた、という電話を受けた時、私は会社で仕事をしている最中だった。 私は、上司に事情を伝え、タクシーに飛び乗ると、自宅に向かった。 父は以前から心臓を悪くしており、その少し前からベッドからほとんど動かないような生活をしていたので、タクシーの中の私は半ば覚悟をし、半ば今回もなんとかなるの

    司祭としての医師 - megamouthの葬列
  • 漫談・フロントエンド談義 - megamouthの葬列

    (出囃子) あー日はお日柄もよろしゅう… え?そないな挨拶はええから、はよ、おもろい事言え? 今日はお客さんはプログラマばっかりやから、せっかちでんな。短気も美徳のうち言うわけやけども、わしも、ただの大阪のおっさんやさかいね、そない、おもろいことはすぐに言えまへんのや… うーん。せや、最近、フロントエンド界隈がおもろいでんな。 ReactとかVueとかAngularとか?Riotとか言うのもあるらしいですやん。 ほんで、アーキテクチャとしてはFluxがどうとか言うとって、ここ数年のフロントエンドはめまぐるしゅう変わっとって、 横目で見とるわいらなんかも、えらい忙しゅうしてはんなあ、思うてね。 あの人どのぐらい儲けてはんのやろ?とかそないな下世話な興味も出てくるっちゅうもんですわ。 アタクシなんかは、システムっちゅうもんは何で書こうが、動きさえすればそれで、ゼニコロ貰ろうて、ホナサイナラ、

    漫談・フロントエンド談義 - megamouthの葬列
  • 広告を貼ったりもしたけれど、私は元気です。今月の懺悔 - megamouthの葬列

    年度末もそろそろ終わりですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。 月末までは少し日がありますが、なんか面倒なので、さっさと懺悔を済ましたいと思います。 Books&Apps様へ寄稿させていただきました blog.tinect.jp 少し趣を変えて、啓蒙的な「主張」を入れ込んだエントリになりました。 当ブログより遥かに多い読者と幅広い層が読むメディアなので、何を投稿するのか、 というのは毎回悩むところなのですが、最近メンター的な仕事をしているので、 思ったことをすんなり書いて、すんなり読んでいただけたかな、という印象です。 長い言い訳 www.megamouth.info 今月はこちらが少しBuzzったのと www.megamouth.info こちらがこんがり炎上しました。 前者については、なんとも感傷的で、ほんのり誰かをDisってるような絶妙な配合で、 ほとんどの人に悪意が伝わらなくて良か

    広告を貼ったりもしたけれど、私は元気です。今月の懺悔 - megamouthの葬列
  • 「ホームページを作っています」 - megamouthの葬列

    20世紀末から00年代の前半の話をする。 かつてWebとは「ホームページ」のことだった。 Web屋とは「ホームページ」と、トップページのFlash、あとはそこに付随するちょっとしたお問い合わせフォームのCGIを設置するか、制作するのが仕事であると思われた時代があった。 このWebの黎明期、Web屋の大半が、「ホームページ」を作る仕事をしていた。 あの時代イカした「ホームページ」が無いことは、企業にとって恥ずかしいことだったらしい。 「ホームページ」のない会社や、社員にHomepageBuilderで作らせみてはみたものの、そのあまりの酷い出来に辟易した企業から、仕事は次々と舞い込んできた。 当時のWebデザインとtableレイアウト主体のHTMLコーディングの単価は当然今より高かったし、 (確か末期でもデザインは別で、コーディング単価として1ページ8,000円ぐらいは取れたし、大手は1ペー

    「ホームページを作っています」 - megamouthの葬列
  • プログラマが「出来ません」と言う日 - megamouthの葬列

    長い間、フリーランスなどという「便利屋」をこなしていると、馴染みの顧客から、トラブったプロジェクトに急遽参画してほしいという、ヘルプ案件が入ってきたりする。 嫌かと言われるとそうでもなく、むしろ、恩を着せて(足元を見るとも言う)高単価を取るチャンスだし、案件が燃え上がっているのは他人のせいであり、途中から入る私は気楽なものなので、積極的に首をつっこむことにしている。 こう言うと颯爽と現れるスーパーマンのようでかっこいいのだが、そこはクソ雑魚フリーランスの私。トラブルの内容というのは、「安いWordpress業者に頼んだ案件で、途中で、(カスタマイズ要件)がやっぱり出来ないと言われた」とか「アプリが毎回メモリリークで5分で落ちるのだが、全く治る気配がない」とかそういう情けない話ばかりである。 共通して言えるのは、炎上させた業者が「(問題を解決することが)出来ません」とはっきり言ってしまってい

    プログラマが「出来ません」と言う日 - megamouthの葬列
  • なぜプログラマはあなたの事が嫌いなのか - megamouthの葬列

    営業やマネージャーにとって、現場にいるプログラマというのは扱いづらい存在である。 飲み会などで、普段の彼らを観察してみると。同じエンジニア同士で固まってボソボソとよくわからない話をして、控えめな声で笑っており、総じて温厚で、扱いやすそうな人々に見える。 ところが、仕事になると、彼らはなんやかんのと理由をつけて、スケジュールに文句を言い、プロジェクト途中のリクエストには素直に答えてくれず、あげくには遠回しな嫌味を言ってきたり、極端な場合には、その温厚な仮面を投げ捨てて、攻撃的な暴言さえ吐く事がある。 どうも彼らは我々の事が嫌いらしい、と感じている営業・マネジメント職の人もいるのではないだろうか? 彼らの人格や価値観に問題がある可能性も否定しないが、このような感情的な齟齬は、多くの場合、あなた自身が彼らの「自尊心」を傷つけていることに気づいていないことが多い。 プログラマの自尊心 プログラミン

    なぜプログラマはあなたの事が嫌いなのか - megamouthの葬列
  • 消えたプログラマの残したものは - megamouthの葬列

    システム開発の佳境に、開発メンバーが突然出社しなくなってしまう。 携帯にも連絡がつかず、3日ほど音信不通になったので、さすがに心配になった上司が大家と共に自宅を訪れると、夕日が差し込む部屋の真ん中に、当の人が何の表情も浮かべずにただ座っていたりする。 そういう事は大して珍しいことではないので、ある程度経験のあるIT業界人なら、同僚が「消えて」しまってもそれほど驚くことはない。 プログラマというのは、とかく「消えて」しまうものなのだ。と彼らは思っている。 「消えた」プログラマは、意識的にしろ無自覚にしろ自分の人生をちょっとばかり台無しにしながら、プロジェクトに虚無の穴を空けるわけだが、そうした「工程の穴」は他のメンバーが残業したり、派遣会社から来た代替の人員が埋めてしまったりする。ビジネス的には人月で数えられた我々の「数字」などというものはちょっとした帳尻あわせでなんとかなってしまうらしい

    消えたプログラマの残したものは - megamouthの葬列
  • 業務改善を現場に求める狂気 - megamouthの葬列

    前回までのあらすじ ボトムアップ型業務改善の代表格であるトヨタ式カイゼンが多くのIT企業に適用できないことを悟って絶望するmegamouth。錆びた斧を交換できない木こりはやはり愚昧なのだろうか?それとも我々はトタン屋根の上ののように日が傾くことをただ念じるべきなのだろうか?(どうでもいい) 一人で始める業務改善。その狂気 まず、エントリは末端IT土方が一人で業務改善を行おうとすると、どのような事が起こるのか、というおかしな話をしようとしている。大げさでなく、業務改善をたった一人で行うというのは、山に篭ったランボーが、襲い来る警官たちを全員サバイバルナイフとブービートラップで惨殺するような話である。この孤独な戦いには何の支援も期待できないし、あなたのサービス残業時間は確実に増加するし、精神的な負荷も大きい。にも関わらず、成功してもあなたが正当に評価されるかはわからない。経営者のガレージ

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