ブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科の野菜に含まれる「スルフォラファン」が、新型コロナウイルスの体内での増殖を抑え、新型コロナの予防と治療に役立つ可能性があるという研究を、米ジョンズ ホプキンス大学医学部が発表した。 スルフォラファンが、新型コロナや一般的な風邪を引き起こすウイルスに対する、潜在的で新しい強力な武器になりえるとしている。新型コロナの予防や治療に効果的であるかどうかを確かめるために、ヒトを対象とした試験を計画している。 アブラナ科の野菜のスルフォラファンの健康機能に着目 ブロッコリー・キャベツ・芽キャベツ・大根・白菜・カリフラワー・クレソンなどのアブラナ科の野菜は、動脈硬化や、心臓病や脳卒中などの心血管疾患の進行を予防するのに有用という研究が発表されている。 なかでもブロッコリー・キャベツ・ケール・芽キャベツには、「スルフォラファン」の天然前駆体が豊富に含まれる。ブロッコリ