同庁関係者は、こうした問題意識を持ったきっかけの一つとして、みずほフィナンシャルグループ(FG)が傘下証券や銀行で販売しているグローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>を挙げる。同ファンドは当初、組み入れ銘柄のESGへの取り組みについての説明が不足していたという。 ESGを冠したこのファンドは、昨年7月の発売時に当初設定額3830億円という大型ファンドとしてスタート。設定から8カ月たたない3月2日現在の純資産総額は1兆327億円という大ヒット商品となっている。みずほ系の運用会社アセットマネジメントOneが設定し、米モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが実質的な運用を手掛ける。 ブルームバーグのデータによると、同ファンドは円建てで販売している投信の総資産ランキング5位。4位までは設定から3ー20年以上経過しており、急成長が際