マルホは3月15日、健栄製薬のヘパリン類似物質含有乾燥肌治療薬「ヒルマイルド」の販売停止等を求めた訴訟について、両社で合意に至ったと発表した。2021年7月9日に大阪地裁がマルホの仮処分命令の申立てを却下する決定を行い、その後、マルホ側は本訴を提起すべく準備を進めていたが、両社で解決に向けた協議を継続し、今回合意に至った。 合意に際して両社は、①健栄製薬が従前どおり「ヒルマイルド」の使用を継続する、②健栄製薬が「ヒルマイルド」のデザインを変更する、③健栄製薬が「ヒルマイルド」について、「マルホおよび同社が製造販売するヒルドイドとの関連はありません」との説明をテレビ等のCMやホームページで説明する―ことを条件に、両社間の紛争を終了するとした。