警察庁は30日、横断歩道の白線の間隔を定めた規定について、現在の45~50センチから90センチまで拡大できるように変更する方針を明らかにした。 車の車輪に踏まれるのを避けて設置できるようになり、白線が削れて薄くなるのを防げる。白線の塗り直しなどに費用がかかっており、間隔の拡大に応じて白線の本数が減…
警察庁は30日、横断歩道の白線の間隔を定めた規定について、現在の45~50センチから90センチまで拡大できるように変更する方針を明らかにした。 車の車輪に踏まれるのを避けて設置できるようになり、白線が削れて薄くなるのを防げる。白線の塗り直しなどに費用がかかっており、間隔の拡大に応じて白線の本数が減…
世界170カ国以上でエナジードリンクを販売する飲料メーカーのレッドブル社が、Jクラブ買収に動いていることが14日までに分かった。複数のJリーグ関係者によれば、オーストリアの本社と東京・六本木にあるジャパン本社が数年前から密に連携を取り、買収計画を本格的に発動。複数クラブと交渉を行ってきたという。現在はJ3大宮が最有力候補に挙がり、交渉は順調に進んでいるとの情報もある。 スポーツを通じての宣伝活動に力を入れるレッドブルは、サッカー事業にも積極的に参画。日本代表MF南野拓実(29=モナコ)らが所属したことでも知られるオーストリア1部ザルツブルクの経営権を05年に取得したのを皮切りに、ドイツ1部ライプチヒ(当時5部)などを次々に買収。現在は米MLSニューヨーク・レッドブルズ、オーストリア2部リーフェリング、ブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノも含め計5クラブを保有する。 Jリーグは外国資本企業
長男賢一さんの作品を手に、骨髄バンクへの思いを語る神山清子さん=滋賀県甲賀市の自宅で2013年3月8日午後3時32分、前本麻有撮影 女性陶芸家の草分け的存在として知られ、NHK連続テレビ小説「スカーレット」(2019年度)で半生がヒロインの参考にされた滋賀県甲賀市信楽町の神山清子(本名・金場清子)さん(享年87)が肺がんで亡くなり、一夜明けた23日。県内には惜しむ声が広がった。 神山さんは長崎県佐世保市出身。1960年代から本格的に作陶を始め、釉薬(ゆうやく)を用いない伝統的な信楽焼の「自然釉」を再現した。長男で陶芸家の賢一さん(31歳で死去)が白血病を発症したことから「骨髄バンク」の設立にも尽力。その半生は映画「火火(ひび)」(2005年)でも描かれた。 今年3月、代表作など18点を県立美術館(大津市瀬田南大萱町)に寄贈。8月には県立陶芸の森(甲賀市信楽町勅旨)で市内の小中学校の教諭らに
能登半島地震で、関西を拠点にピアノ演奏などをしているミュージシャンの西村広文さん(41)は石川県七尾市の実家に帰省中に被災した。母、祖母と駆け込んだ避難所では毛布が足りず、寒さに凍えながら一夜を明かしたという。 1日午後4時過ぎ、実家にいたときに地震に見舞われた。膝の悪い90代の祖母を抱えながら、家の外に逃げ出した。家の壁はひび割れていた。「今すぐ戻るのは危ない」。夜になり、約30年前に卒業した小学校へ避難した。 3人に割り当てられたのは多目的ルーム。高齢者から子どもまで約50人がいた。室内は寒く、底冷えする。渡された毛布を床に敷いて、祖母を横たわらせたが、「膝が痛い」とつぶやき、やつれた様子だ。60代の母には毛布がなく、並べた椅子の上に横になった。
新型コロナウイルスの流行が全国に拡大し、感染症の専門家の間では「第9波に入った」とされている。5月8日に感染症法上の分類が「5類」に引き下げられ、全数報告の義務がなくなるなどつぶさに感染状況が見えにくくなっている。新型コロナの疫学分析を続ける西浦博京都大教授は「データが乏しく、感染拡大がとどまる見通しは立たない」と述べ、早急な対策の必要性を訴えた。【金秀蓮】 5類への変更後、全国の感染者数は増え続けている。全国5000の定点医療機関から6月26日~7月2日の1週間に報告された感染者は、1医療機関当たり7・24人で、前週に比べて1・18倍と7週連続で増加中だ。 西浦氏は「沖縄で医療に大きな影響が出ている。鹿児島でもそろそろ医療逼迫(ひっぱく)が危惧される状況だ」と指摘。「大阪を含む西日本の各都市で増加が続き、とどまる見通しが立たない」という。 見通しが立たないのは、なぜか。5類に移行し、専門
全国警察本部長会議で訓示する警察庁の露木康浩長官(中央)=東京都千代田区で2023年7月3日午後2時40分、松本惇撮影 警察庁は3日、全国の警察も含め、部門を超えた業務の見直しを進めると発表した。2022年7月に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、警備部門にとどまらず、組織運営の問題点を抽出。ネット交流サービス(SNS)で「闇バイト」と称して強盗や特殊詐欺などの実行役を集める犯罪グループの摘発に部門を超えて取り組むことなどが柱だ。早ければ、来春にも都道府県警で組織改編などを実施する。 露木康浩長官は3日、東京都内で開かれた全国警察本部長会議で「部門の枠にとらわれることなく、対策を強力に推進してほしい」と指示した。
「最悪の結果は免れたが深刻な事態だ」。和歌山県に選挙遊説に来ていた岸田文雄首相が狙われた。安倍晋三元首相の銃撃事件から9カ月あまり。警察当局は警備態勢の強化に努めてきたが、今回の事件の発生を防ぐことはできなかった。どうすれば要人を守れるのか。改めて浮き彫りになったのは、選挙における警備の難しさだ。 木村隆二容疑者(24)が投げたとされる爆発物は岸田首相のすぐ近くまで転がった。現場に居合わせた首相周辺は「すぐに爆発していれば首相の命の危険もあった」と振り返る。 「首相の近くまで投げられたことが問題だ」。警察幹部はそう指摘した。現場で警戒する警察官は周囲に目を光らせ、不審な動きをする人物がいればその場で声をかける。そうした対応ができなかったことを多くの幹部は重く受け止める。
1998年3月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏(2012年に死去)が韓国内で信者に向けて行った説教の中で、日本国内の預貯金は「皆さんのためのもの」と語っていた。約53年分にわたり韓国語で記された文氏の発言録615巻の中から毎日新聞が当該部分の記述を翻訳・確認し、判明した。【田中裕之、ソウル坂口裕彦、渋江千春】 日本を「資金源」とみなす姿が浮かぶ 現在、教団は日本と韓国の関係を「対等に見ている」と強調する。また、発言録は「信者の拝読用で、信者の行動指針として特別に使われることはない」(日本の教団広報部)と説明する。しかし、文氏は日本の信者に貯金通帳を提供するよう示唆する発言もしており、少なくとも教祖が当時の日本を「資金源」とみなしていた姿が浮かび上がった。 発言録は、文氏が1956~2009年に韓国内で信者に説教した言葉を韓国語で収録した「文鮮明先生
宗教団体の信者を親に持つ「宗教2世」が、「自分の本音なんてもう分からなくなった」とやるせない思いをつづった作品=熊本市中央区の熊本県立美術館分館で2022年11月8日午後2時33分、中村園子撮影 虐待などで子どもの成育に悪影響を及ぼす「毒親(どくおや)」の存在を知ってもらおうと、虐待被害者らが描いた作品を展示する「毒親アートフェス」が8日、熊本県立美術館分館(熊本市中央区)で始まった。入場無料で13日まで開催している。 同フェスは、自身も幼少期に父親から虐待を受けたという熊本市のウェブデザイナー、浅色さん(36)=仮名=が企画し、2018年から毎年開催している。 今年は、親が示す「普通」に縛られて自らの意思で行動できない少女を描いた絵や、宗教団体の信者を親に持つ「宗教2世」の経験を記した手紙など、全国から集まった26点を展示。千葉県から訪れた自営業の男性(73)は「当事者たちの心の傷の深さ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く