Intro 最近 AbortSignal.any() が提案され、急速に実装が進んでいる。 すでに定義されている AbortSignal.timeout() や addEventListener() への Signal なども含め、非同期処理の中断を実装する際の API はかなり整備されてきた。 これら API のモチベーションと設計を中心にまとめる。 Abort 後のリソース解放 AbortSignal によって、非同期処理のキャンセルが可能になった。例として、 Server 上での Fetch のタイムアウトの例を考えよう。 app.get("/entries", async (req, res) => { const perRequestController = new AbortController() const perRequestSignal = perRequestCont