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ブックマーク / finalvent.hatenadiary.org (12)

  • どう生きたらいいかを考えさせる本 - finalventの日記

    どう生きたらいいかを考えさせるなどといった話題は書くものではないと思っていたが、ちょっとした機会でもあるので簡単に書いてみたい。 人生とは何かということをもっとも究極的な形で描きだしているのは、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(参照)だろうと思う。が、これは万人向けではない。皆目わからない人もいる。お薦めはしづらい。 日人として生きていて、人生で突き当たる質的な問題を実験的な形で描いていったのは夏目漱石の小説である。極点は「明暗」(参照)だろうが、できれば、その他の小説から読み進めたほうがよい。おそらく日近代の知識人が抱える質的な問題が、人によってはということはあるだろうが、自分のことのように問われている。 このブログを書き始めてからはなぜか言及してこなかったが、ドストエフスキーやら漱石といった、いかにも文学というものでなければ、山周五郎の小説を薦めたい。人情と人生とい

    どう生きたらいいかを考えさせる本 - finalventの日記
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    m205 2011/08/20
  • ちょっとまいったなこれ - finalventの日記

    これ⇒はてなブックマーク - 二十歳までに出会っておけばよかった10冊 - 技術教師ブログ 悪いだとさらさら思わないけど、「二十歳までに出会っておけばよかった」というか? 二十歳までに出会っておいていいというのは、子供時代の恋愛と大人時代の恋愛の違いというか、そこを乗り越えて、いい女、いい男になるための教養じゃないのかと思うが。 さて、だとするとなんのがよいのかと思うが、が、それ読んで自分がどうなったわけでもないしな。 あと、大人のユーモアセンスみたいのを知るがよいと思うが。 こういうのとか⇒極東ブログ: [書評]ミス・マナーズのほんとうのマナー(ジュディス・マーチン) ああ、あれがあったな。 うらおもて人生録 (新潮文庫): 色川 武大 日垣隆さんは40代半ばまで読んだことなくて、なんで若いころ読んでなかったと悔やんだみたいな話を書いていたが。 この、さらっとも読めるけど、文

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    m205 2009/09/11
  • 簡便に日本語の文法とは何であるかを知りたいなら「日本語文法入門(吉川武時)」がもっとも優れていると思いますよ - finalventの日記

    すでに絶版ですが、古書は入手しやすい。 日語文法入門 (NAFL選書): 吉川 武時 著者の吉川さんがこの継続を書かれていないのが不思議に思えるくらい。 というか、このより優れた、包括的な日語文法論を私は知らないです。 というか、外国人に日語を説明するときに便利。 ぐぐってみると吉川先生はご健在のよう⇒AURINKOのホームページ これもすごいな⇒総合目次

    簡便に日本語の文法とは何であるかを知りたいなら「日本語文法入門(吉川武時)」がもっとも優れていると思いますよ - finalventの日記
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    m205 2009/05/16
  • 二十歳の原点が、新装版で売っていた、しかも横書き - finalventの日記

    捲ったけど、読んだら泣きそうなんでやめた。 二十歳の原点 [新装版]: 高野悦子 二十歳の原点ノート [新装版] 十四歳から十七歳の日記: 高野 悦子 二十歳の原点序章 [新装版]: 高野悦子 高野悦子さんは存命なら60歳。はてな世代といってわからないけど、今の30代の人のお母さんの世代にあたる。 そこには泣きたくなるような青春があったんだよ。

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    m205 2009/05/16
  • 増田の問い - finalventの日記

    ⇒http://anond.hatelabo.jp/20090411021601 愛ってなんですか? 中学生のころこれ読んで⇒「 愛と憎しみ―その心理と病理 (1963年) (岩波新書): 宮城 音弥: 」 ほおと思ったことがあった。 高校生のころこれ読んで⇒「 愛について (1972年) (講談社現代新書): 今道 友信: 」 ほおと思った。復刻というか文庫化されてる。 愛について (中公文庫): 今道 友信 これが難しいところだな⇒Talk -対話を通して-:讃美と涙が創造の源泉:今道友信×中村桂子 - JT生命誌研究館 (今道)  好奇心も讃美も愛の一つですが、愛は無条件に認めてはならない。命令としての愛があるって言うと、みんな嫌がるんだけど、愛の中で一番尊い愛の一つは、やはり隣人愛。それは、好きな人の隣に行って、愛します、愛しますっていうことではなくて、運命的に自分の隣人となっ

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    m205 2009/04/12
    「好きな人の隣に行って、愛します、愛しますっていうことではなくて、運命的に自分の隣人となった人に対して、自分と同じぐらい大事にする気持ちを持ちなさいっていうこと。」
  • 特になんかのエントリを読んでとかではなく、ごくふと。 - finalventの日記

    人はだれも、自分を愛してくれる特定な存在があると信じたいと思っている。 そういう確信みたいのがないと、不完全に生まれた存在としてはつらい……というところに、しかたないけど、方法論的な間違いはある。 「人はだれも、自分を愛してくれる特定な存在があると信じたいと思っている」というのは(事実性は)、自我の関係にあるか、あるいはその生成中にある。関係的な事実性であって、それ自体の事実性ではない。 「そういう確信みたいのがないと、不完全に生まれた存在としてはしかたがない」というのは、それほど自我の問題ではない。自我以前の問題。 だから、自我というのが、自分を愛してくれる特定な存在があると信じたいと思っている、という矛盾した存在だということ。 これは多少なりとも物を考えることができる人間なら、そんな自我が思うような特別な存在はないと知っているし、およそ、自我とはそのような存在であることを前提としている

    特になんかのエントリを読んでとかではなく、ごくふと。 - finalventの日記
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    m205 2009/04/08
    「友愛の原理がおそらく本質的には同性愛になるというのは、生物的な子をなすというタイプの愛情の原理の否定を含み込んでいるからだろう。」
  • この手のことに言及するのは野暮なことだが - finalventの日記

    ⇒童貞の皆さんに言っておきたいこと (セックスなんてくそくらえ) いくらセックスをしたところで、あなたは一人ぼっちです。 ⇒はてなブックマーク - 童貞の皆さんに言っておきたいこと (セックスなんてくそくらえ) 私はこの問題はというか、問題ということにすると、世の中の人に美醜があるのと同じくらい難しい問題で、しかも、そのかすかな真実が語られることが少ない問題だと思う。というかこの問題はうまく言葉で語れない部分を含んでいる。しかし、あえて言えば、「いくらセックスをしたところで、あなたは一人ぼっちです」ではなく、「一人ぼっちであることを確認する虚しい多数のセックスがある」ということのほうが正確で、私は男だからそしてあまり性的な経験に乏しいのだが、女を多数抱けばそれはそれだけ女のクラスの理解になるが、生身の女というのはクラスからインスタンス化したものではないことを忘れる。人クラスから「私」が生成

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    m205 2008/11/30
  • そうでないのもあるよ - finalventの日記

    ⇒弱い男子が増えればタケルンバがモテる - タケルンバ卿日記 結局恋愛なんつーのはパイの取り合いなわけで、パイをべようとするヤツが減れば減るほど、ひとりあたりの取り分は多くなる。ありつけるチャンスが増える。恋愛に乗り出さないヤツが増えれば、乗り出すヤツの希少性が高まるので、恋愛参加者がトクをする。 そういうふうに生きて、恋愛するっていうのもあるのかもしれないけど。 そうでないのもあるよ。 文脈ハズしていうのもなんだけど。 まあ、この小説の世界みたいな。 彼の生きかた (新潮文庫): 遠藤 周作 こっちの世界も壮絶だけどね、そういうのもある。 たまもの: 神蔵 美子

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    m205 2008/10/07
  • べたなアフィリみたいだが - finalventの日記

    はてなブックマーク - 日の高校生が教室でお弁当をべる映像の海外反応【YOUTUBE動画】 女の子の大好きなお弁当―母もらくちん娘も作れる簡単レシピ: 藤野 嘉子 オッサンでもけっこう便利な1冊ですよ。 これ翻訳して、まあ、編集もかなり入れるかな、したら、欧米人は驚くと思いますよ。ってか、アート。 藤野さんのはこれも便利。 鮭、いか、あじはえらい!―365日魚のおかず: 藤野 嘉子

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    m205 2008/07/18
  • 今日のダンコーガイ - finalventの日記

    ⇒404 Blog Not Found:結婚って何だろう - 書評 - 「婚活」時代 と私は、三年の同棲を経て結婚した。そして結婚してから長女の誕生までは2年を経ている。私が頑固不断だった証拠としては充分だろう。この「不断」を「決断」に変えるのがまさに「婚活」なのだが、しかし書には「不断を決断に変えるにはどうしたらよいか」は書いてあっても、「そもそもなぜ彼/女が頑固不断になったのか」までは書いていない。 なぜ彼/女たちが頑固不断になったのかまではわからない。しかし私自身の場合はわかっている。 両親の結婚が、失敗だったからだ。 ちょっと下種な視点でいかんが、ほぉと思った。 最近ネットはこの手のカミングアウトが多いかな。 何をもって結婚の失敗と成功を分けるかは議論の余地があるだろうが、子供の目から見て「うちの両親の間はまずい」と判断される例は、少なく見積もっても1/3、下手すると1/2ぐら

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    m205 2008/03/09
    なるほどなるほど.「結婚は契約の問題というとき、その契約は国家のとの関係におかれるわけで、PACSなどを考慮しても、やはり、ようするに財産の問題。か、しいて言えば税制の問題。」
  • 2007-11-23

    特にないな。というか、メディアも世論もいわゆる大連立を求める素地はあったのだろうから、その意味ではナベツネの操作の勘がぼけていたのかもしれない。というか、そういう微妙な情報操作がうまく通じない大きな社会変化を遂げてしまった後なのかも。 文章的にはよくわからんが、いい視点だと思う。 いろいろ人生にチャレンジしたらいいんじゃないか。いろいろやっているうちに人生は消耗して終わる。カネというのは使うためにあるのに、不要なものを溜め込むのはむしろ人生の無駄。「おまえさんがカネを貯めなくても誰かが貯めている、おまえさんは何をして生きる?」っつう問題。ただ、カネというのは常に魅惑。世の中の血液であるべきなのだけど、なかなかマモン性は消えない。 脱力するなあ。意思決定のルールというのは実際にはある程度インタフェース的な役員を決めざるをえないわけで、いわゆる連立と言い換えてもいい部分はある。というか言葉だけ

    2007-11-23
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    m205 2007/11/23
  • ワトソンのこれなんだが - finalventの日記

    このあたり。ところでこのエントリちょっとぶくま用仕込み付きね。 19日⇒CNN.co.jp : ノーベル賞のワトソン博士、黒人差別発言を謝罪 ? - サイエンス 18日⇒CNN.co.jp : 英博物館、DNA構造解明ワトソン博士の講演中止 差別発言で ? - サイエンス 元ソースはこれみたい⇒The elementary DNA of Dr Watson - Times Online 知能というか、IQというのは、一種の脳のファームウェア能力みたいなものだから、後天的ではないはず。で、それが人種間で差がある可能性はあり、というか、以前から知られていた。私の記憶では、でも、それをやると、黄色人種がさらに上でなかったか。ただ、黒人、白人、黄色人種っていうのが、生物的な範疇ではない臭い。なので、せっかくIQみたいな指標を生物学的に方法論的に設定しても、その対象が生物学的に措定できないので、私と

    ワトソンのこれなんだが - finalventの日記
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    m205 2007/10/22
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