水産庁に5日入った連絡によると、日本時間の同日午前11時ごろ、南極海を航行中の調査捕鯨船3隻が、米国の環境保護団体シー・シェパード(SS)の抗議船から信号弾のようなものを発射され、薬品入りの瓶を投げつけられるなどの妨害活動を受けた。妨害は4時間に及んだが、けが人や船の損傷はなかった。 SSは今月2日に調査捕鯨を妨害したばかり。その後も捕鯨船団につきまとっていたが、5日になって再度妨害を行った。 同庁によると、SSは抗議船「スティーブ・アーウィン号」から、調査母船「日新丸」に対して発煙する信号弾のようなものを数発発射。ボートに乗った活動家が、ほかの捕鯨船に酪酸(らくさん)とみられる薬品入りの瓶を投げ込こんだり、スクリューにロープを絡ませたりした。 発射された弾は外れたが、瓶は捕鯨船に命中。SSはボート以外にヘリコプターも抗議船から離陸させ、捕鯨船団を空から撮影させるなどしたという。 SSは昨