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ブックマーク / news.mynavi.jp (33)

  • 広島大、電気回路で作った疑似ブラックホールを用いてレーザー理論の構築に成功

    広島大学は、電気回路において擬似的なブラックホールを創生し、それを用いたレーザー理論を構築することに成功し、現在の技術では実際のブラックホールでの観測が不可能なホーキング輻射を観測可能にし、一般相対性理論(重力)と量子力学を統一する「量子重力理論」の完成に向けた取り組みを加速することになると発表した。 同成果は、広島大大学院 先進理工系科学研究科の片山春菜大学院生によるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 自然界に存在する電磁気力、強い力、弱い力、重力の4つの力をすべて統一できるとされる超大統一理論は、重力を扱う一般相対性理論と、量子の世界を扱う量子力学を結びつけることができれば完成するとされることから、「量子重力理論」などとも呼ばれるが、重力と量子の世界は折り合いが悪く、その統一は困難とされ、4つの力の統一にはまだ長い時間がかかるとさ

    広島大、電気回路で作った疑似ブラックホールを用いてレーザー理論の構築に成功
    m_nagase
    m_nagase 2021/10/12
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  • 圧縮ファイルの展開速度を最大1万倍超高速化するデータ構造を広島大が考案

    広島大学は8月31日、富士通研究所と共同で、多くのデータ圧縮方式で採用されている「ハフマン符号」の並列展開処理を高速化する新しいデータ構造「ギャップ配列」を考案したことを発表した。NVIDAのGPU「Tesla V100」を用いて実験した結果、従来の最速展開プログラムと比較して、2.5倍から1万1000倍の高速化を達成できたとしている。 同成果は、同大学大学院先進理工系科学研究科の中野浩嗣教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、2020年8月に開催された国際会議「International Conference on Parallel Processing (ICPP)」において発表され、269件の投稿論文の中から最優秀論文賞に選ばれた。 インターネットを介して多数の画像ファイルや動画ファイルなどを転送したり、また記録メディアに保存したりする際、データの圧縮は誰でも日常的に行っている。そ

    圧縮ファイルの展開速度を最大1万倍超高速化するデータ構造を広島大が考案
    m_nagase
    m_nagase 2020/09/03
  • 【連載】航空機の技術とメカニズムの裏側

    連載では、昨今、国産旅客機として三菱MRJが話題になるなど、注目が集まっている航空機の技術やメカニズムの裏側に迫る。

    【連載】航空機の技術とメカニズムの裏側
  • 80万円超え至高のシャアの軍服も販売! 「ガンダム」と伊勢丹新宿店がコラボ

    2019年に40周年を迎える人気ロボットアニメ『機動戦士ガンダム』と伊勢丹新宿店が、2018年のゴールデンウィーク(4月25日~5月6日)に夢のコラボレーションを果たし、期間限定イベント「機動戦士ガンダム×ISETAN WELCOME TO ZEON」を開催する。 「シャアの軍服 ~伊勢丹オリジナル~」(864,000円/受注販売) 今回のイベントは、作中で主人公アムロ・レイが所属する地球連邦軍の対峙勢力として登場した「ジオン公国」にフォーカスし、深いストーリーや登場人物の魅力など、ガンダムの世界観を伊勢丹ならではの新しい視点から紹介するもの。会期中は、ジオン公国の実質的最高指導者ギレン・ザビを演じる、声優銀河万丈による館内放送が楽しめる。 イベント中は、会場限定レストラン「RESTAURANT ZEON」も登場。ザビ家やジオン軍のオマージュを込めたアラカルトメニューや、ルウム会戦勝利を記

    80万円超え至高のシャアの軍服も販売! 「ガンダム」と伊勢丹新宿店がコラボ
    m_nagase
    m_nagase 2018/04/21
    こんなの着てコミケ行ったらこぞってさらし者にされるレベルのチープな作り
  • 航空機の構造(1)揺れたり、反ったり、空間が空いたり - 航空機の技術とメカニズムの裏側(1)

    これまで「航空機とIT」というテーマで連載を続けてきたが、ITという切り口だけでは取り上げられる範囲に限りが出てくる。ちょうど三菱MRJの初飛行などもあって航空分野への関心が高まっているように見受けられたので、技術面・全般に話を広げて新たな連載を始めることにした次第だ。 主翼は揺れる もうだいぶ昔の話になるが、職場で上司に「この間、飛行機に乗ったら、主翼がユサユサ揺れてるんだけど、あれって大丈夫なの?」と聞かれたことがある。筆者は「そういうもの」だと承知しているから驚かないが、事情を知らないと、ビックリして怖くなってしまうのも無理はないかもしれない。 飛行機の主翼といっても、いろいろある。主翼の形状を示す指標の1つにアスペクト比というのがあって、要は主翼がどれぐらい細長いかを示すものだ。 戦闘機だと、前後方向の幅(翼弦長)が大きい一方で横幅(翼幅)は短いから、アスペクト比は小さい。速度性能

    航空機の構造(1)揺れたり、反ったり、空間が空いたり - 航空機の技術とメカニズムの裏側(1)
  • 仮面ライダー最新作は『仮面ライダービルド』! 天才物理学者が2つのボトルで変身 - 基本フォームと専用マシンを大公開

    レポート 仮面ライダー最新作は『仮面ライダービルド』! 天才物理学者が2つのボトルで変身 - 基フォームと専用マシンを大公開 特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズ最新作のタイトルが、『仮面ライダービルド』であることが明らかになった。日語で「創る。形成する。」という意味の「ビルド」を名に冠する新たな仮面ライダーは、2つの成分を組み合わせて、あらゆる姿に変身する。9月3日より放送がスタート。 「平成ライダー」シリーズ第19作目となる作の主人公は、なんと「天才物理学者」。戦いにおいてもまるで「実験」をするかのように、変身ベルト「ビルドドライバー」に、変身アイテム「フルボトル」を2装填することで変身する。フルボトルには「動物」や「機械」など、多種多様な成分がこめられており、それらの能力をボディに宿してビルドは戦う。ビジュアルでは、基フォームと合わせて専用マシンも公開された。ビルドが身につけ

    仮面ライダー最新作は『仮面ライダービルド』! 天才物理学者が2つのボトルで変身 - 基本フォームと専用マシンを大公開
    m_nagase
    m_nagase 2017/07/26
    キカイダーじゃん
  • 振動現象に関する100年来の物理の常識をくつがえす発見 - EPFL

    スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームは、電磁波などの振動現象全般について、100年来の常識であった「Q値」に関する物理的制約をくつがえす発見をしたと発表した。研究論文は、科学誌「Science」に掲載された。 電磁波、音波、機械振動などの共振現象を利用するさまざまなシステムの性能を評価するため、よく使われる指標としてQ値(クオリティ・ファクター)がある。 Q値は、共振周波数ω0を振動の減衰率Γで割った値であると定義される(Q=ω0/Γ)。Q値が大きければ大きいほど、共振周波数ω0は高くなり、ω0を中心とするバンド幅Δωは狭くなる。つまり、強くて鋭い共振になる。 また、Q値の定義からは、減衰率Γがバンド幅Δωに等しいという関係が導かれる。これは、導波路や共振器の内部に振動を保持できる時間とその振動のバンド幅の間には物理的なトレードオフがあり、振動を長時間とどめておこうとすれ

    振動現象に関する100年来の物理の常識をくつがえす発見 - EPFL
  • お台場の実物大ガンダム立像、次はユニコーンガンダムに決定! 可能性を象徴

    東京・お台場のランドマークとなっていた実物大のガンダム立像に代わり、新たに「ユニコーンガンダム」の立像が設置されることが発表された。 ダイバーシティ東京に設置されていた「RG1/1 RX-78-2ガンダム Ver.GFT」だが、3月5日を最後に撤去されることが発表されていた。「ユニコーンガンダム」の設置は、そのクロージングセレモニーで、サンライズの宮河恭夫社長から明らかにされた。2017年秋設置を目指すという。 「ユニコーンガンダム」は、OVA版の「ガンダム」としてはBlu-ray&DVD累計出荷数の最高記録を達成した人気作『機動戦士ガンダムUC』に登場したモビルスーツ(MS)。なぜ同機が選ばれたのかについては、『機動戦士ガンダム』に連なる宇宙世紀の作品であること、そして、小説から始まり、BDでの展開など、「ガンダム」作品としては異例の"チャレンジ"をしたエポックメイキングな作品であったこ

    お台場の実物大ガンダム立像、次はユニコーンガンダムに決定! 可能性を象徴
    m_nagase
    m_nagase 2017/03/06
    赤いザクが見たい
  • 映画『仮面ライダー1号』、予告編公開! "ネオサイクロン号"で本郷猛が出撃

    仮面ライダーの放送が開始された1971年4月3日より時を越え、45周年記念作品として満を持して送り出されるのが2016年3月26日(土)に公開となる映画『仮面ライダー1号』の予告編が公開された。 1月1日元日に映画化決定とともに「仮面ライダー1号」が45年の時を経て、新ビジュアルに生まれ変わったデザイン画が公開。1月28日には、仮面ライダー1号/郷猛を藤岡弘、が演じること、さらに、パワーアップした仮面ライダー1号と愛車・ネオサイクロン号の実写ビジュアルが解禁され、話題のツイートランキングでは日中1位を維持するほどの注目を集めた。 2月上旬にはポスターが完成し、ビジュアルのカッコ良さが話題になったことにあわせ、追加キャストも発表。郷猛のバイクの師匠であり、郷猛の支援者である"おやっさん"こと立花藤兵衛の孫・立花麻由が登場すること、さらに、シリーズきっての悪役として人気を博したキャラクタ

    映画『仮面ライダー1号』、予告編公開! "ネオサイクロン号"で本郷猛が出撃
    m_nagase
    m_nagase 2016/02/19
    ノーヘルはいかんぜ
  • 鉄原子42個で微小な最強分子磁石を合成

    世界最強の分子磁石が誕生した。これまでに作られた中で最強の分子磁石となるカゴ状磁性ナノクラスター分子を設計、合成することに、九州大学先導物質化学研究所の佐藤治(さとう おさむ)教授らが成功した。大型放射光施設SPring-8と東北大学の強磁場実験施設で、その複雑な分子構造と電子状態を解明した。磁気を使う高性能メモリーなどに応用が期待される画期的なナノ磁石開発の突破口になりそうだ。大連理工大学(中国)、高輝度光科学研究センター、熊大学、九州工業大学、大阪大学、東北大学との共同研究で、1月6日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。 分子エレクトロニクスを飛躍させるため、人工的に磁性分子を合成してナノスケールの磁石を作る競争が世界的に展開されている。ひとつの分子で強力な磁石が実現すれば、従来の常識を越える高密度の磁気記録や超高速な計算機などの開発が可能になる。そのため

    鉄原子42個で微小な最強分子磁石を合成
  • 脳波で操縦するヘリコプター「Puzzlebox Orbit」の国内販売を開始

    Global Tradeは、米・Puzzleboxが開発した脳波で操作するヘリコプター「Puzzlebox Orbit」モバイルエディションの日正規販売店として、日国内向けにオンライン直売、卸売りにて販売を開始した。価格は2万9,800円。 同製品の最大の特徴は、自動操縦の玩具の必需品であるコントローラーは使わず、代わりに「脳波」で操縦することにある。操縦者の頭にニューロスカイ製のEEGヘッドセット「MindWave Mobile」を装着し、検知した脳波をスマートフォンやタブレットに送信。専用アプリで脳波データを操作命令に変換し、赤外線で操作するという仕組みだ。アプリ上では、ヘッドセットから受信した脳波をビジュアル化し、Attention(注意)とMeditation(瞑想)の各レベルを表示。それらが目標レベルに達すると、ヘリコプターに信号が送られ動きだすということだ。ヘリコプターのプ

    脳波で操縦するヘリコプター「Puzzlebox Orbit」の国内販売を開始
  • 理研、通常の3倍のバイオプラスチックを増産する遺伝子改変ラン藻を開発

    理化学研究所(理研)は2月17日、光合成を行う微生物「ラン藻」の遺伝子を改変し、バイオプラスチックの1種「ポリヒドロキシ酪酸(PHB)」の生産量を通常のラン藻に比べて約3倍増加させることに成功したと発表した。 成果は、理研 環境資源科学研究センター 代謝システム研究チームの小山内崇客員研究員(JSTさきがけ専任研究者)、同・平井優美チームリーダー、同・酵素研究チームの沼田圭司チームリーダー、同・統合メタボロミクス研究チームの斉藤和季グループディレクター、同・及川彰客員研究員(山形大准教授)らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、2月12日付けで米科学誌「Plant Physiology」に掲載された。 プラスチックは、化石燃料から生産されることや、環境中で分解されないなど、環境負荷が大きく、資源の持続的な活用の面でも問題があると指摘されているのは多くの人が知るところだろう。一方、バイ

    理研、通常の3倍のバイオプラスチックを増産する遺伝子改変ラン藻を開発
  • 京大、変速時の駆動力抜けのない変速システムを開発

    京都大学は12月16日、変速時に駆動力抜けのない変速システムを開発したと発表した。 同成果は、同大大学院 工学研究科 機械理工学専攻の小森雅晴准教授らによるもの。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の若手研究グラント(産業技術研究助成事業)の一環として行われた。 図1 駆動力抜けのない変速システムを搭載した電気自動車EVUT(Electric Vehicle with Uninterrupted Transmission)と変速システム用非円形歯車の例 地球温暖化防止のため、電気自動車に期待が寄せられているが、電気自動車は1回の充電で可能な走行距離が短く、普及の障害となっている。モータは高効率で運転できる回転速度とトルクの領域が限られている。このため、変速機を用いて理想的な変速を行えば、モータを小型化できるとともに、モータの高効率な領域を有効に利用できるようになり、乗用車の市街地

    京大、変速時の駆動力抜けのない変速システムを開発
  • 宇宙核時計「ニオブ92」の起源は超新星爆発ニュートリノであることが解明

    原子力研究開発機構、国立天文台、東京工業大学らで構成される研究グループは11月22日、太陽系初期にのみ存在した放射性同位体「ニオブ92(半減期は約3500万年)」が、超新星爆発のニュートリノで生成されたことを解明したと発表した。 今回の発表は、日原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 研究主幹の早川岳人氏、国立天文台 理論研究部の梶野敏貴准教授、東京工業大学 千葉敏教授らの共同研究グループによる成果で、The Astrophysical Journal Lettersに出版される予定となる。 現在の太陽系に存在していないニオブ92は、約46億年前に太陽系が誕生した時点では存在していたことがこれまでの研究から明らかになっていたが、ニオブ92が宇宙のどこでどのように生成されたかは現在でも未解明のままであった。 そこで研究グループは今回、超新星爆発モデルにニュートリノ核反応率を組み込ん

    宇宙核時計「ニオブ92」の起源は超新星爆発ニュートリノであることが解明
    m_nagase
    m_nagase 2013/11/23
    最後のグラフがe^(-λt)っぽくなくて残念、と言うか時間軸がでたらめか
  • Google傘下のMotorola、低価格Androidスマートフォン「Moto G」発表

    米Motorolaは11月13日(現地時間)、低価格帯をターゲットにしたAndroidスマートフォン「Moto G」を発表した。クアッドコアプロセッサを搭載して、価格は179ドル(約17800円、8GBモデル)から。同社は「現在のハイエンド機種の1/3の価格でプレミア体験を提供するスマートフォン」とアピールしている。 ディスプレイは4.5インチで、解像度は1280×720 (329ppi)。プロセッサはSnapdragon 400 (クアッドコア、1.2 GHz)。ストレージは8GBまたは16GBで、Googleのオンラインストレージサービス「Google Drive」の50GBプランを2年間無料で使用できる。メインカメラは5メガピクセル。自動HDR、スローモーションビデオ、バーストモード、パノラマに対応する。フロントカメラは1.3メガピクセルだ。ワイアレス機能はWi-Fi (802.11

    Google傘下のMotorola、低価格Androidスマートフォン「Moto G」発表
  • グッドデザイン大賞が該当なしとなった理由は? - 日本デザイン振興会が説明

    グッドデザイン賞では細かなレギュレーションを設けており、それによれば、「グッドデザイン大賞」は「最も優れたデザインと認められる物」と定義しており、またその選出方法は「投票によって最多の票数を得た物」となっているという。その一方で、「グッドデザイン大賞」は「総理大臣賞」である特性上、審査員および一般からの投票にて最多の票数を得た作品を政府に提出し、政府からの表彰状を受け取るというフローをとっている。 2013年度は、10月1日にグッドデザイン賞を発表すると同時に、大賞候補となる投票対象を10件提示。10月15日からは受賞者による投票を開始し、10月30日~11月4日にかけて、グッドデザイン賞受賞作品の展覧会「グッドデザインエキシビション」での来場者投票を受け付けた。そして最終的に、11月5日にグッドデザイン賞審査員による投票を行った。 これらの投票結果から「Googleマップ」が最多の票数を

    グッドデザイン大賞が該当なしとなった理由は? - 日本デザイン振興会が説明
    m_nagase
    m_nagase 2013/11/07
    もっとお布施払えってことですね
  • 東大、イオンの動きでトランジスタの制御性を最大で100倍向上

    東京大学は、単一の自己形成量子ドットのゲートにイオン液体を初めて適用し、トランジスタの制御性を従来比で最大100倍に向上させたと発表した。 同成果は、同大 生産技術研究所の平川一彦教授、同ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構の柴田憲治特任講師らによるもの。同大学院 工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センターの岩佐義宏教授らと共同で行われた。詳細は、英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。 半導体では、トランジスタの微細化・高集積化によって性能を高めてきたが、これまでと同様の手法での微細化が限界を迎えつつある。近年、この壁を乗り越えようと、新原理である単一電子トランジスタ(Single-Electron Transistor:SET)に関する研究が活発に行われている。SETでは、単一の量子ドットを電子の通り道として用い、ここにゲート電圧を加えることで、電

    東大、イオンの動きでトランジスタの制御性を最大で100倍向上
    m_nagase
    m_nagase 2013/11/04
    こっちの方が詳しく
  • 理研、電子スピンの渦であるスキルミオンの制御法を理論的に解明

    理化学研究所(理研)は9月9日、電子スピンが渦状に並んだ磁気構造のスキルミオンが、制限された空間(回路)で電流を流したときに現れる動的特性を、大規模なシミュレーションを用いて理論的に解明したと発表した。また、回路に微小な切れ込み(狭窄構造)を作って電流を流すだけで、簡単にスキルミオンを生成できることも発見した。 同成果は、理研 創発物性科学研究センター 強相関理論研究グループの永長直人グループディレクター(東京大学大学院 工学系研究科 教授)、東京大学大学院 工学系研究科の岩崎惇一大学院生、青山学院大学 理工学部 物理・数理学科の望月維人准教授らによるもの。詳細は科学雑誌「Nature Nanotechnology」オンライン版に掲載された。 半導体技術は微細化によって進歩しているが、10~20年後には、集積回路上のトランジスタは原子サイズまで到達すると予想されており、微細化を進めることが

    理研、電子スピンの渦であるスキルミオンの制御法を理論的に解明
  • 産総研、3D IC向け多結晶Geトランジスタで5桁を超えるオンオフ比を実証

    産業技術総合研究所(産総研)は6月10日、大規模集積回路の3次元積層技術に向けた多結晶ゲルマニウム(Ge)トランジスタが、5桁を超えるオンオフ比を示すことを実証したと発表した。 同成果は、同所 ナノエレクトロニクス研究部門 連携研究体グリーン・ナノエレクトロニクスセンター(GNC) 鎌田善己特定集中研究専門員らによるもの。詳細は、6月11日~13日に京都府京都市で開催される2013 VLSI Technologyシンポジウムで発表される。 従来、LSIの高性能化・低消費電力化はトランジスタの微細化によってもたらされてきたが、その結果、副作用であるオフリーク電流の増加や配線遅延の増大、電流駆動力の飽和への対応などに向けた新たなプロセス技術の開発や設備導入が必要となり、次第に微細化が困難となってきている。一方、複数のLSIを積層し、上下のLSI間にTSVやマイクロバンプを導入するなど、3次元的

    産総研、3D IC向け多結晶Geトランジスタで5桁を超えるオンオフ比を実証
  • JAEAなど、プラズマのレンズ効果でX線レーザーの蜃気楼現象を確認

    原子力研究開発機構(JAEA)と光産業創成大学院大学(GPI)は6月5日、露・モスクワ州立大学、露・合同高温科学研究所との共同研究により、プラズマの密度の濃淡によりX線の進む方向が曲がることによってX線領域の蜃気楼が発生することを初めて観察することに成功したと発表した。 成果は、JAEA 量子ビーム応用研究部門のPikuz Ttianaリサーチフェロー、同・田中桃子研究副主幹、同・石野雅彦研究副主幹、合同高温科学研究所のFaenov Anatoly教授らの国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日時間6月4日付けで英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 蜃気楼現象は大気の密度の濃淡による光の屈折率の違いが、来、直進するはずの光を曲げることで、あるはずのない場所に風景などが見える現象だ。X線は透過する物質の密度が変化しても屈折率がほと

    JAEAなど、プラズマのレンズ効果でX線レーザーの蜃気楼現象を確認