いまや自宅サーバーやNASを用いれば、個人でも大容量のHDDに大量のファイルを保存できる時代だ。だが、クラウドストレージの進化により、自宅でファイルを管理する必要性が徐々に薄れてきたことも事実である(写真1)。 今後は、写真や文書はもちろん、あらゆるファイルを無制限に保存するサービスが国内でも登場する可能性がある。 そこで筆者はクラウドの利用を前提に自宅サーバーを廃止し、代わりにキャッシュ管理やアップロードのためのミニサーバーを導入することにした。そこで目を付けたのが、古いノートPCだ。この記事は、自宅サーバーを廃してノートPCをベースにしたミニサーバーを構築するまでの体験記である。 クラウドで不要になった自宅サーバーを小型化する これまで筆者はミドルタワー型の自作PCにHDDを何台も搭載し、取材で撮影した写真などを保存するファイルサーバーとして運用してきた。だが、「Googleフォト」や