人類の技術は右肩上がりで進歩しているが、産声をあげた当初は大きな変化をもたらすと多数の人が予測できなかった革新的テクノロジーも少なくない。飛行機の発明者であるライト兄弟でさえ、最初は大きな反発と嘲笑を受けていた。 そんな革新的技術に対する的外れな酷評や、見当外れの予測を集めた「世界10大失敗ハイテク予言」を英ハイテク専門誌T3が発表、2005年に英電機大手アムストラッドのアラン・シュガー会長兼CEOが発言した「iPodは絶対に人気が出ない」が1位に選ばれたほか、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長の“迷予言”も紹介されている。 シュガー会長は、米人気テレビ番組「The Apprentice」の英国版にも出演した実業界の巨人。80年代後半に欧州のコンピュータ市場で25%のシェアを誇ったアムストラッド社の創業者だ。そんなシュガー会長は05年2月に英紙デイリー・テレグラフのインタビューで、ライバル
先日サイプロダクションを辞めたという大槻義彦早稲田大学名誉教授が解説を書かれているので、「ムペンバ効果」は非科学的とかいう、その手のあっさりした内容の本かなとも思ったけど、「ネットに潜むカウンターナレッジ」というあたりが面白いかな、著者は宗教社会学者でもあるらしいからこの手の話の単調さはないかもしれないなと、ちょっと期待して、「すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠(ダミアン・トンプソン)」(参照)読んだのだけど、低く見積もった期待以上に、存外に面白かった。 日本のネットやマスメディアの状況からズレた部分がそれなりに描かれていて、ああ、海外だとそうなんだよね、日本だとそのあたりあまり通じないんだけどね、と思った部分がいくつかあった。というか、偽科学とかいう文脈で読まなくても普通に面白い本ですよ。オリジナルは"Counterknowledge: How We Su
実際、米国の産業で起こったことはMBA上がりとか超高給ハイフライヤーと、ワーキングプアとの二極化だった訳だ。IT業界じゃIBMとかHPとか終身雇用を社是として掲げていた企業が90年代を通じて陥落し、古き良き米国の雇用慣行の生んだ中産階級は、ビッグスリー破綻で完全に底が抜けるんだろうか。 あんまり単純化したくない問題。新卒偏重主義を捨てるというのは同時に色々なセーフティーを切ることにもなりかねない。いわゆる会社員(ホワイトカラー)とそうでない人の格差が開いてみんな会社員を目指すという状態もおかしい。 ここであえて単純化すると、年齢経験不問というのはぶっちゃけ完全実力主義で、低成長を許容しないか、成長が必要とされない(つまり給料も上がらない)単純労働のどちらかだ。だから、過度に人材の流動性を求めることは格差の拡大に寄与するのだ!なんだってーーー 極論だけどね。 日本で会社がセーフティーネットと
■ 楽天CERTに対するブラウザの脆弱性修正を阻害しない意思確認 楽天は比較的早い時期からコンピュータセキュリティに真剣に取り組んできた希有な存在だと認識している。昨年には、企業内CSIRTを正式に組織し、組織名を「Rakuten-CERT」とした。*1 楽天、社内に「CSIRT」を設置, ITmediaエグゼクティブ, 2007年12月6日 「楽天ad4U」の「脆弱性を突いてブラウザの閲覧履歴を調べるという禁じ手」の問題(前回の日記参照)は、その手法自体が直接人々のプライバシーを侵害するか否かという問題ではない。実際、「楽天ad4U」について言えば、閲覧履歴の有無は参照するけれども履歴自体の送信はしないように作られており、開発元はこれを「プライバシー保護にも優れています」と宣伝している。 しかし、この問題の根本は、10月の日経の記事にも書いたように、この手法が広く使われるようになって、こ
中国、一党独裁変更署名1269人に ネットが仲介、庶民や少数民族へ拡大 (1/2ページ) 2008.12.13 19:01 【北京=野口東秀】共産党の一党独裁体制の変更を求めて学者や弁護士ら303人が公表した「08憲章」は、第3次署名名簿が13日公表された。署名者はこれまでに合計1269人となった。憲章の起草者とみられ、拘束された著名な反体制作家、劉暁波氏(53)の釈放を求める署名もこれとは別に二千数百人集まっている。一連の署名はインターネットを介していることもあり、一般庶民や少数民族にも広がりをみせている。 一連の署名で注視すべきなのは、知識層や著名な民主・人権活動家だけでなく、全国各地の炭鉱労働者、企業経営者、農民、軍人、退役兵士、大学生、失業者など庶民レベルが含まれていることだ。ネット規制で中国国内では憲章を閲覧できないが、転載や特殊ソフトの導入で閲覧や署名が可能で、規制しきれない
Linuxでファイヤーウォールの設定、というと"iptables"が有名ですかね。 インターネットに接続(直結)するマシンなら、サーバマシンはもちろんのこと、デスクトップマシンでも直結するなら、様々な脅威を防ぐためにもファイヤーウォールの設定は施すべきです。 で、私もよく「iptablesってどう記述するんですか?」と質問されるのですが、正直"iptables"コマンドで設定する方法は結構敷居が高いと思います。 そこで、GUIで簡単にファイヤーウォールの設定を可能にしてくれる「Firestarter」という便利なツールがあります。 というわけで、導入・設定方法を紹介します。 インストール 今回は、Ubuntu(Hardy: 8.04)に導入してみました。導入方法は超簡単。まず、、、 [システム] ⇒ [システム管理] ⇒ [Synaptic パッケージ・マネージャ] で、「Synaptic
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