趣旨 日本煉瓦製造株式会社は、渋沢栄一らを発起人として明治20年に設立されました。工場は、深谷市上敷免に建設され、平成18年まで操業を続けましたが、国産煉瓦の需用の減少により、自主廃業が決定し、120年以上にわたる長い歴史に幕を閉じました。上敷免の煉瓦工場で生産された煉瓦は、東京駅をはじめとする明治期以降の多くの建造物に採用され、我が国の近代化に大きく寄与しています。 また、現存するホフマン輪窯6号窯、旧事務所、旧変電室は、明治期を代表する建造物として平成9年に国重要文化財に指定されています。これらの建造物は、平成19年11月に市所有となり、現在に至っています。今後は、市として防災対策、安全対策を十分に検討した上で活用計画を策定することとなります。ただし、市内外から文化財の公開に関する要望が多く、今回は、これらの要望に応えるための臨時的な一般公開といたします。 ホフマン輪窯6号窯 と