かぜ薬などの市販薬を服用したあと、副作用で死亡したとみられる患者が、この5年間で24人に上ることが、厚生労働省のまとめで分かりました。 厚生労働省は、薬の服用後に体調が悪化した場合は、早めに医師や薬剤師に相談するよう呼びかけています。 これは、厚生労働省が医療機関や製薬会社からの報告をまとめたものです。 それによりますと、ことし3月までの5年間に、薬局などで処方せんなしに購入できる一般用医薬品を服用したり使ったりしたあと、副作用で死亡したとみられる患者は、合わせて24人に上るということです。 このうち半数の12人は、かぜ薬を服用した患者で、服用後に肝障害や肺炎などを起こして死亡したということです。 このほか、痛み止めを服用したあとにぜんそく発作が起きたり、漢方薬を飲んだあとに肺炎を起こたりして死亡したケースも報告されているということです。 市販薬による副作用は、年間およそ250件ほど起きて