末次由記「ちはやふる」 ISBN:4063192768 末次由記の「ちはやふる」に遅ればせながら手を出したんですが、これはマンガ史上に残るべきというか、例えばマンガの教科書があるならば絶対に掲載されるであろう大傑作です。少年マンガにも少女マンガにも分類されない、マンガの新しい地平を描いてる。 一言でいうと、競技カルタをテーマにして、女の子が主人公、幼なじみの男二人との関係なんかも描く作品である。で、特に単体ジャンルを描くマンガが名作になりえる一番大きな条件として、そのジャンルの新しい見方っていうのを提案してるかどうか、っていうのがある(と俺は思う)。「ちはやふる」で言うと、カルタはスポーツである、という見方。なので「ちはやふる」は、真っ正直なスポーツマンガである。セリフとか、大ゴマの使い方とか、すごく正しくスポーツマンガしていて、俺はもう7巻読んで全ての巻で号泣した。 でもこのマンガのすご