ChatGPTに人格を与えるとどうなる? スティーブ・ジョブスになりきってEUに毒舌、有害性が増大:この頃、セキュリティ界隈で AIチャット「ChatGPT」に人格を持たせると、性差別や人種差別など不穏当な発言を連発するようになって有害性が増大する──米国の非営利研究機関「アレン人工知能研究所」(AI2)はそんな研究結果を発表した。例えばスティーブ・ジョブズ氏の人格を持たせたChatGPTは、欧州連合(EU)について毒舌を吐いたと伝えている。 AI2は、マイクロソフトの共同創業者である故ポール・アレン氏が共同創設した研究機関。ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)のもつ可能性と限界のギャップを研究する目的で、ChatGPTで生成したコンテンツの有害性を分析した。 ChatGPTは初期設定で使う限り、一般的には差別用語などを含むコンテンツは生成しない仕様になっている。しかしAI2は