藤田研の研究テーマは「自己組織化」をキーワードに「オリジナル概念」を発展させることを重視し、「さまざまな領域」に進出する研究をテーマに設定しています。これらのことが満たされているなら、学生は自由に提案し自由に研究を進めることができます。毎年春先に、学生が1年間温めた構想を披露する「研究プロポーザル合宿」を1泊2日で行い、教員と学生で研究テーマを議論します。教員もいろいろテーマのアイデアを出しますが、学生の提案が同レベル(以上)のものであれば、むしろ学生の提案が採用されます。だいたいこの時期にその年のテーマが決まります。 テーマ設定で私が心がけていることは、だいたい以下のとおりです。 仮にそのテーマがうまくいったとして、学会等で講演するときのことをイメージします。その時のイントロが、良く耳にする受け売りのような話から始まるようであれば、そもそもその研究はオリジナルな研究とは言えません。「イン