前回は、Hyper-Vを動作させる物理PCのRAMを効率よく活用する、Dynamic Memory機能について取り上げた。仮想マシンに過大なRAMを固定的に割り当てないで、負荷状況に応じて動的にRAM割当量をコントロールすれば、搭載しているRAMの有効利用とパフォーマンスの確保、さらに(うまくいけば)同時に動作させる仮想マシンの増加を期待できる。 そうなると仮想化環境をさらに活用したくなるのだが、そこで問題になるのが既存の物理PCを仮想化環境に移転する作業だろう。今回は、そういった場面で役に立ちそうなユーティリティ、Disk2VHDを紹介しよう。 執筆者紹介 井上孝司(INOUE Koji) マイクロソフトの開発部門に7年間在籍した後、フリーライターに転身。Windows Serverをはじめとしたマイクロソフト技術に詳しく、著書も多数残している。また、軍事分野にも精通しており、最近では「