乱暴だが「二倍速で後継者育成」 ミスミの三枝議長ミスミグループ本社 取締役会議長 三枝匡氏(下)2016 / 11 / 29 自分が引退するときは40歳代の後継者にトップを引き継ぎたい、という野心を持ち、実行に移したミスミグループ本社の三枝匡・取締役会議長。しかし、日本の若い世代で経営の経験を持つ人材は非常に限られている。「二倍速で育てた」「乱暴だった」と自ら述懐する三枝氏の「経営者人材」育成法を聞いた。 経営経験のない若手を鍛える――三枝さんは、2013年に40歳代だった大野龍隆氏に社長を譲りました。 「私は自分が引退するときは40歳代の後継者にバトンを渡したい、という希望をもっていました。1つの野心でした。そのため、私は57歳でミスミを引き受けた時から、30歳代後半から40歳代前半の人を対象として、将来の後継者を育成しようと思いました。そこで、社内の数人と社外から採用した数人をその候補
「一番難しいのは『問題の本質を発見できる』ということです。それができて初めて、幹部や社員に『シンプルに』説明できたり、戦略を実行できたりします。経験を積み、過去の失敗も含めた因果律のデータベースが頭にある前提で、『この課題はあのケースに当てはまるのではないか』と、何度も試行錯誤するのです。そのプロセスは非常に手間がかかります。経営に限らず、自分がこうだと思ったことが実際は違っていた、ということは多々あるのですから」 「そこまでいくには、長い試行錯誤が必要です。私自身、プロ経営者、という言葉は標榜しないように生きてきました。自分の判断の腕が上がり、自分で『プロ』ということはなくても、いわれても否定しない、という領域に達したのは50歳代の半ばです。30歳代で米バクスター社と住友化学の合弁会社の社長になってから、20年以上の時間が必要でした」 ――20歳代にはコンサルタントとして活躍されました。
ミスミグループ本社は、大野龍隆社長が社長CEO(最高経営責任者)に就任する人事を内定したと発表した。 6月13日開催予定の定時株主総会とその後の取締役会で正式に決定する。 三枝匡会長CEOは代表権とCEOを返上、取締役・取締役会議長・戦略相談役となる。 2002年に三枝社長CEO就任以来、企業改革に取り組み、売上高はこの12年間で3.3倍、営業利益が3.7倍と急成長した。 2004年には東証2部上場の駿河精機を買収、商社専業40年の歴史を終えミスミをメーカー化させるなど業態転換を図るとともに、「戦略志向のユニークな国際企業」を目指し、2002年から国際展開を本格化し、海外売上高比率は2001年度の8.6%から2013年度には45%まで拡大してきた。 業績は売上高、営業利益ともに過去最高の更新が続き、今後の事業展開の方向性が見えてきたことに加え、次世代経営陣の体制も整ってきたことから、三枝会
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このコラムでは、工業炉等に用いられている断熱材ついて、 基本的な知識から、日本高熱工業が自社設備で取り組んでいる内容まで簡単に解説します。 断熱材とは 断熱材は建築用や工業用など、様々な分野で使用されていて、熱の遮断や保温のために用いる、熱を伝えにくい材料の総称です。特に、加熱・溶解などの高温条件で使用される工業炉向けの断熱材は、断熱性と耐火性のどちらも必要となるため、下記のような工業生産材を指していうのが一般的ですが、定説ではありません。1) 熱伝導率が0.12W/(m・K)以下 800℃以上の温度で使用 断熱材の種類 建築用の断熱材は、材質などの違いで、大きく「繊維系断熱材」「発泡プラスチック系断熱材」「天然素材系断熱材」にの3種類に分類されますが、工業炉用の断熱材も材料、製法、特性などによって分類されます。表1に、断熱材の代表的な種類を示します。 2) 表1 断熱材の代表的な種類
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