25日ネパールで発生したマグニチュード7.8の地震で、震源からおよそ80キロ離れた首都カトマンズで大きな被害が出ていることについて、専門家は、地震の規模の大きさや建物の構造などに加えて、地盤の影響で揺れが強まった可能性があると指摘しています。 このため、地震が起きると揺れが増幅されて強まるうえ、揺れが長く続くという特徴があり、今回の地震でも揺れが強まった可能性があるということです。 カトマンズでは多くの人々が集まっていたうえ、細い柱の間にレンガを積んだような耐震性の低い家が多かったため、倒壊した可能性があるということです。 また、震源地周辺の山岳地帯については、強い揺れによってがけ崩れが起きているおそれがあり、川をせき止めれば、決壊して洪水につながる可能性もあるということです。 古村教授は「今後は救援や応急対応などが必要な時期にさしかかるが、今後も数週間くらいはマグニチュード7クラスの地震