新型コロナの「第8波」はようやくピークを越えたようにも見えますが、アメリカで先月末から急拡大している新たな変異ウイルスが国内でも検出されました。これまでの変異ウイルスの中で最もワクチンや感染によってできた免疫が効きにくいおそれがあるとされています。 また感染拡大につながるのか。ワクチンは打ったほうがいいのか。 わかってきたことをまとめました。 “XBB.1.5” アメリカで急拡大 「XBB.1.5」は、オミクロン株のうち、2022年春ごろから広がった「BA.2」の2つのタイプが組み合わさった変異ウイルス「XBB」に、さらに変異が加わっています。 アメリカでは、ニューヨークなど東部を中心に、検出される割合が2022年12月ごろから急拡大し、最も多い変異ウイルスになっています。アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、1月21日までの1週間に新型コロナに新たに感染した人のうち、「XBB.