17世紀のアイスランドの魔術師は、人間男性の皮膚で作ったズボンを履いたという。これは富をもたらすと言われていた。 伝説によれば、このネクロパンツは当時の伝統的な魔術アイテムで、作製に当たっては、皮膚の提供者が生きているうちに交渉し、「死後に下半身の皮でズボンを作っていい」という許可を取り付けるという、ぞっとするような契約が交わされるという。
閃電岩は通常、砂の地下で発見される。大抵は根元へ向かって直径が細くなっており、枝分かれしていることもある。その形状は雷が地面で拡散した際の経路をなぞったものだ。それゆえに「雷の化石」と呼ばれることもある。 枝分かれしていることから植物の根にも似ており、表面は半分融解した砂の粒子でざらついている。だが、その内部は砂が急激に冷却され凝固したことにより、大抵は滑らかなガラス質だ。 大きさや長さは落雷の長さや砂床の厚さ応じて変わる。平均的には直径2〜5cm、長さ76cm以下であるが、5m近いものが発見されたこともある。また地面の中に貫通している閃電岩もあり、地下15mの場所まで刺さっていたものも発見されている。 閃電岩は岩石への落雷で形成されることもあり、この場合、表面を覆うガラスの殻のようなものや、岩石の亀裂に沿って血管のようなものができる。 閃電岩については、1711年には記述があり、それ以来
誰でも簡単に画像の加工ができるようになったことで、ねつ造された写真が大量に出回るようになった。人は信じたいものを信じる傾向があるので、そういった写真でもツボをついてくるものは一気に拡散されていくこととなる。 ただ単に画像を加工されたものもあれば、画像は本物だがそのストーリーが作り話の場合もある。かつて加工されたものが、今年になって急に広まっていったものもある。
人間の眼は見事なまでに洗練された複雑かつ特殊な器官で、かのダーウィン自身でさえ不条理なまでの進化と評した、ほとんど信じがたい存在だ。 だからといってそれが完璧であるわけではない。焦点が正しく合わないことはあるし、年をとるにつれて視力も低下する。また、感染症にかかったり、炎症を起こした場合、あるいは強い光に照らされたときの苦痛は凄まじい。 そうした欠陥を克服するため、イタリアのバイオテクノロジー新興企業MHOX社が、人間の眼を合成したものに取り換える(換装)という野心的なプロジェクトを立ち上げた。この人工眼球により目の見えない人に光を、視力の低い人には最大1.5まで視力を向上させるほか、更には、眼球にカメラ機能を持たせ、wifi回線を通じて視界をすべて記録できるという。
文明の栄枯盛衰を物語る残滓とも言うべきこの人工鉱石「フォーダイト(デトロイト瑪瑙)」は、アメリカ、ミシガン州デトロイトの廃自動車工場の床や壁から採取されたものだ。 20世紀当初、車の塗装は手作業で行われていた。床や壁に飛び散ったエナメル塗料は、そのままの状態でまた次の塗装作業が行われ、何層にも積み重ねられていった。それが月日を経て固まっていき、それを研磨したものがこの美しいフォーダイトとなっていったのである。
1896年、アイスランドで生まれた作家兼詩人のヤッフム・マグヌス・エガートソンは、ちょっと特異な人物だ。自らをスカッジ(シャドウ)と呼び、たびたび権力者や教育エリートを批判し、アイスランドの歴史や文化についての因習的な知識に対抗した。 『ガルスキナ(黄金の皮膚)』と呼ばれる失われた秘密の書物の27ページ分をもっていると主張し、30年を費やして、80の古い写本から北欧の呪文を研究して、白魔術の本『魔術師の手紙』を1940年に出版した。2013年にアイスランド語で再販されると、アイスランドの出版社レストファンが、初めて英語に翻訳した。 それぞれの呪文は、『スターヴ(樽板、柱)』と呼ばれるシンボルで構成されていて、ルーン文字が添えられている。ルーン文字はヨーロッパで長い歴史をもち、特に人が住み始めて100年以上も、キリスト教に改宗せず、ラテンアルファベットも使わなかったアイスランドにゆかりがある
10月7日、午後2:30頃、カリフォルニア州サンフランシスコのサウスオブマーケットで、パトロール中の警察官がナンバープレートをつけていないトヨタの白いハイランダーを目撃した。 警官は車を呼び止め、運転していた男性に職務質問した。歩道に座り受け答えしていた男性だったが、コンピューターの照会によって車が盗難車であることが判明すると、いきなり建物の中に逃げ込んだ。男性は取り乱し、ハリソンストリート沿いの建物の3階の窓から身を乗り出し飛び降り自殺を図ろうとした。このままでは危ない!
スタイリッシュで、ステルス性を感じさせるその船体は、スターウォーズの世界から飛び出してきたかのようだ。だが、これはあと35年もすれば建造されるかもしれない、イギリス海軍の軍艦である。 イギリス空軍の戦闘機は、遠隔操作されたドローンに取って代わられ始めているが、海軍でもテクノロジーの粋を極めた軍艦の有り様を模索している。そして、導かれた答えは、「光速兵器」と肉眼には見えない船体を備えた、巨大リモートコントロール式軍艦だ。 ここで紹介するコンセプト艦ドレッドノート2050は、ゲーム画面のようなスクリーンの前に座ったたった5人のクルーによって操作される。艦の船員は総勢50人でしかない。現代なら、同じ大きさの船を航行させるのに200人は必要だろう。
生物界における恐るべき「寄生」のメカニズムがまた一つ明らかとなった。宿主を洗脳し生かさず殺さずの状態で一方的に利用し、用済みとなったら殺してしまう寄生生物は数多く存在するが、クモヒメバチの幼虫は、クモの体液を貪りながら成長を続け、殺す直前に自らが安全に蛹になれるよう、強固な網を作らせていたことが判明した。 以下の文章は、この研究論文を発表した研究グループの代表である神戸大学の高須賀圭三博士がカラパイアのお友達の為に特別にわかりやすく書きおろしてくれたものである。
絵画は1645〜1672年の間に描かれたものであり、当時には存在したが、品種改良によって消えてしまったスイカの姿を伺うことができる。 左側が17世紀のスイカ、右側が我々の時代のスイカである。 米ウィスコンシン大学の園芸学者ジェームズ・ニンハウシュ(James Nienhuis)教授は、スタンキの絵画を授業で使い、作物の品種改良の歴史を教えている。 「美術館に行って絵画を鑑賞しながら、当時の野菜の姿を眺めるのが趣味なんです」とニンハウシュ教授。野菜の品種を数百年も保存することは困難であることから、絵画がこうした過去の姿を垣間見る唯一のチャンスであることも多い。 スイカはアフリカ原産の植物であるが、人の手による栽培に成功すると、中東や南ヨーロッパといった暑い地域で大量に作られるようになった。ヨーロッパの菜園や市場では、おそらく1600年頃に一般的になったようだ。スタンキの絵画に描かれるようなか
そのグロテスクな容姿から嫌いな人が多いゲジ(ゲジゲジとも呼ばれる)。世界中に存在し、日本ではゲジは全国区、オオゲジは関東以南に生息している。圧倒的な脚の数とその長さにまずは驚き、その脚を波打つように動かし、滑るように高速で壁を這い回っているのだから、目撃したら半泣き状態になるのも無理はない。 だがちょっと待ってほしい。確かに見た目も動きもアレだけどゲジゲジはスーパー益虫なんだ。正確には昆虫じゃないので益節足動物となるわけだが、ゲジゲジがいれば、ゴキブリやシロアリ、ダニや南京虫などを根こそぎ駆除してくれる。ナチュラルな殺虫剤なのだから少しだけおおらかな気持ちで見守ってあげてほしい。 ということで画像や動画でゲジゲジたちを観察することでちょっとだけ慣れていく訓練をつけていこうか?
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