ブックマーク / zigzagmax.hatenablog.com (17)

  • 『鏢門 Great Protector』、『捻軍と華北社会』など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    チャンネル銀河で10月9日から12月1日まで放送されていた、中国ドラマ『鏢門』。 公式サイトによれば中国では「圧倒的高評価」を得たとのこと。このブログ的には、『逝去的武林』の徐浩峰(注1)が脚で参加しているということもあって、見てみた。 www.ch-ginga.jp よく見かける、豪華な衣装の美男美女がこれでもかと出てくる武侠ものや王朝ものとは違って、やや地味な衣装とベテランぽい渋い役者たちが中心で面白かった。 www.youtube.com ところどころ、登場人物の会話のなかに、「これは形意拳の剛勁だ」とかいう用語や、「大刀王五」みたいな実在の鏢師の名前がでてくるところが、武術オタクの心をくすぐるような隠し味になっていたような気がする。 以下は感想を兼ねた備忘メモ。(ドラマのネタバレ的な内容も含むけれど、公式サイトの各話粗筋に書かれている範囲内なので、気にしないでおく。) 第何話か忘

    『鏢門 Great Protector』、『捻軍と華北社会』など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2020/12/07
    清朝末期の鏢局・鏢師を中心とするドラマ。
  • 「約架」事件 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    GW前後、中国武術関係のニュースでは、「雷公太極」の魏雷とMMAの徐暁冬の勝負についての話題で持ち切りだったけれど、中国武術協会が果し合い(約架)などの「違法行為」に反対するという強い声明を出し、かつ徐暁冬のウェイボーのアカウントの閉鎖など、個人的な言論を封じる強い措置をとったこともあり、それについての強い不満もでているものの、事件そのものは急激に沈静化に向かっている。 〇中国武術協会の2017年5月3日付声明 出典: http://www.wushu.com.cn/xwzx_info.asp?id=1351&select1=%D0%AD%BB%E1%D0%C2%CE%C5 4月27日の勝負から5月3日の中国武術協会による声明とその前後、短い時間だったけれど、太極拳の名誉が傷付けられたということで、河南省から(王西安の息子の)王占海が勝負に名乗りを挙げたという話とか、套路が役にたたないとい

    machida77
    machida77 2020/11/25
    2017年の徐暁冬の件について、派生した話題や過去の情報もある程度含めて紹介しているとこれかな。当時読んだ。
  • 套路という文化 套路運動の生命力 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    ネットで調べものをしていて、晩年の蔡龍雲が套路運動について語った動画を見つけた。2014年10月、上海体育学院における講座らしい。ということは、お亡くなりになる約1年前だと思われるけれど、ときどき立ちあがって実演してみせる動作や、ウィットに富んだ語り口 からは、この1年後に亡くなられるとはとても想像できない。 ○動画リンクはこのメモの最後にまとめて掲載。以下は、講演当時の記事。 www.tjqtn.com ---------- この動画よりも前に行われた、同じく上海体育学院の戴国斌による2009年のインタビューで、蔡龍雲は、 ・伝統的な套路はすべて実用的かといえば、必ずしもそうではない。 ・実用的な動作と実用的な動作をつなぎ合わせただけでは套路にならない。そこにはなにか修飾的な要素があると考えられる。 ・実用的な動作を取り除いたときに何が残るかを検討することで、武術の套路を成り立たせている

    套路という文化 套路運動の生命力 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2017/10/17
    華拳の蔡龍雲氏による套路についての2014年の講演。技術だけではないアートとしての套路の意義
  • 張山の語る中華人民共和国の武術 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    北京体育学院の武術系を卒業し1965年に国家体育運動委員会の武術処に配属された張山の『武林春秋』は2012年に人民体育出版社から出版されている。 zigzagmax.hatenablog.com 600ページにも及ぶ大著のようで、とても興味があるのだけれど、いまだ入手する機会がない。そのかわり、最近、周亮という人の個人ブログに、「張山先生口述:武林春秋」という内容が10回にわたって掲載されているのを見つけた。 この「口述」はどこかの雑誌か何かに掲載されたものなのか、あるいは書籍からの引用なのか等、周亮という人がどういう人なのか、いずれもよくわからないけれど、興味深い内容が多かったので、メモ。 〇『武林春秋』の表紙 人民体育出版社のウェブサイトより 人民体育出版社,人民体育出版社网站,网上图书,体育教程,特价书,书籍,人民体育出版社官方网站 blog.sina.com.cn 〇張山は新中国

    張山の語る中華人民共和国の武術 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2017/01/03
    戦後中国の中国武術。文革中・後の状況や米中国交正常化の影響、国内での扱いや映画との関わりなど。
  • 「香港武術活態資料庫」など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    以前に、香港城市大学と中華国術総会が進めている、3Dモーションキャプチャーを利用した香港の伝統武術のアーカイブ化のプロジェクトについてメモした。 zigzagmax.hatenablog.com 以下の記事によると、この9月から開催される第2回香港文化フェスティバルの中で、その成果の一環が公開されるようだ。3Dで公開される内容は、客家武術についてのものになる模様。その他、刀剣の実物展示もあるらしい。 見に行く計画はないけれど、報道などをみるのが楽しみ。 hk.news.yahoo.com ◎これは、第2回香港文化フェスティバルのプロモーションビデオ? www.youtube.com ◎上のyoutubeの動画の最後のほうに、ちらっと出てくる、Tobias Gremmlerが作った動画。現代アートの一種か何かと思っていたけれど、これとも関係があるらしい。香港城市大学と中華国術総会のアーカイブ

    「香港武術活態資料庫」など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2016/08/22
    香港城市大学・中華国術総会が進めている伝統武術の3Dモーションキャプチャーによるアーカイブ化の現況
  • 「引進落空」など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    王宗岳の打手歌に「引進落空合即出」と出てくることもあり、「引進落空」という言葉は太極拳をやる人の間ではかなり知られているように思われる。 「引進落空」は、人民体育出版社の『中国太極拳辞典』でも、太極拳に特色のある技法として紹介されている。 (『中国武術大辞典』では項目としては取り上げられていない。) 引进落空 太极拳技击功夫。以柔劲引导对方攻来的劲力进入我方的力学结构之中,分散或彻底瓦解掉其威胁,并进而造成对方的失势,形成“自己打自己”的局面,或给我方的反攻创造有利条件。为太极拳鲜明的技击特色。 人民体育出版社『中国太極拳辞典』P.467 これに関連して、先日『手臂録』をみていたら、槍の技法の中に「落空」という用語がでてきた。 具体的には、巻二「槍法微言」の中で、相手が槍で攻め込んできたときは、歩法を用いて、相手の力とぶつかることなく、誘い込むようにしてその攻撃を避け(「「穿勾退歩の法」)

    「引進落空」など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2016/04/12
    『太極拳譜』で知られる王宗岳の著述の言葉について。槍との関連性は何かで見た記憶がある。
  • 林伯原『中国武術史 ― 先史時代から十九世紀中期まで ―』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    通常、できるだけ第三者的な視点で、(ときどきビビりながら)敬称も略する形でかいているこの備忘録、今回も同じような調子で書きはじめたのだけれど、どうしても個人的な思いと切り離しては書けないので、少し書き方を替えてみた。2016年第1弾、恩師への敬愛の気持ちを込めて。 ・・・・・・ 掲題のがいよいよ出版された。待ちに待った、という感がある。 1989年の秋から、翌90年の7月まで、北京体育学院(現大学)に留学し、その間、林伯原先生の講義を受ける機会に恵まれた。前期・後期を通じてご講義いただいた武術史のほかに、後期には、原典講読の時間も作っていただき、呉越春秋(越女伝)、角力記、紀效新書、少林棍法闡宗、手臂録などの古典を、重要箇所のコピーをもとに解説していただいたのは、昨日のことのようだ。そのときに垣間見た(当に、垣間見ただけ)武術史の面白さにすっかり魅了され、その余熱は四半世紀以上たっても

    林伯原『中国武術史 ― 先史時代から十九世紀中期まで ―』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2016/01/05
    先月発売された本の紹介
  • CCTVドキュメンタリー『破譯達摩神功』、「健身気功・易筋経」など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    「破譯達摩神功」は、youtubeで見つけた易筋経に関するCCTVのドキュメンタリー。国家体育運動総局の健身気功管理中心による、「健身気功・易筋経」の編纂・臨床試験(?)の過程なども紹介されていてなかなか興味深かった(注)。 【奇异8】视频227:发现之旅——破译达摩神功-网易公开课 この番組では、少林武術そのものはインドから伝わった可能性があることを、インド駐在経験のあるスタッフの証言やインド武術の映像などをもとに紹介しつつ、易筋経そのものの成立については、唐豪の紫凝道人創始説によっているようなスタンスだった。(ただし、コメントしている周偉良教授は、著書の中では紫凝道人創始説にも疑問を呈していた気がする。) 楊祥全『中国武術思想史』には、「インドのヨガ術は仏教禅法とともに中国にもたらされ、唐の時代に伝わった天竺按摩法、宋代に伝わった婆羅門導引法はともにインドのヨガと関係がある。少林武術の

    CCTVドキュメンタリー『破譯達摩神功』、「健身気功・易筋経」など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/11/11
    易筋経と少林寺、インドについて。符丁としての少林寺起源など興味深い話が。
  • tiger soldier など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    先日、kung-fu tea というサイトで、tiger soldierについての記事を読んだ(といっても、ポップアップの翻訳機能を使いながら斜め読みしただけ)。 アヘン戦争の頃、外交団に随行して中国各地を旅行したイギリス人画家のイラストや、写真のなかにでてくる、虎の着ぐるみのような衣装をした兵士に注目したもので、それをきっかけに異文化接触、文化外交まで含んだ幅広い問題を提起したものだったけれど、この虎の着ぐるみの連中がいったい何者で、どんな役割をにない、どんな訓練を施されていたのか、などはよくわからなかった。 chinesemartialstudies.com 後日、たまたま「Great River Taoist Center」というFBのページをみていたら、「兵技指掌図」という清代の兵書の写真があり、藤牌刀についての説明の中で、虎のユニフォームを着た兵士がでてきた。 出典:Great

    tiger soldier など - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/09/27
    虎兵士、武術と虎。兵書に登場する虎の恰好の兵士を見てアステカのジャガー戦士を連想した。
  • 馬剣編著『燕趙武術』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    先日『燕京武術』を読んだ勢いで、同じシリーズの『燕趙武術』を読んでみた。 こちらは、河北省を中心に流行している武術についての紹介で、DVDの収録内容としてクローズアップされているのは楊式太極拳、八極拳、翻子拳。 DVDの演武者は、いずれも編著者の馬剣。同氏は、河北師範大学体育学院教師で、博士らしく、いくつか著書も紹介されているけれど、著書を読むのはこれがはじめて。 地理的には含めてもよさそうで、且つ武術史的には重要な天津の武術については含まれていない。(その結果、このシリーズそのものから天津の武術が抜けてしまい、なんとも残念な感あり。) 楊式太極拳についての説明のところでは、楊露禅は練拳のために前後3回にわたり陳家溝を訪れた、と紹介されていた。 このの説明にしたがって要点だけメモしておくと、最初の1回目の訪問は二十歳すぎのころ。楊露禅は、地元の太和堂薬局の人々が武術を練習していると聞き、

    馬剣編著『燕趙武術』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/09/21
    タイトルの本の楊式太極拳、八極拳、翻子拳の歴史記述について
  • 内家とか外家とか - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    武術の「常識」といわれていることも、いろいろ遡って考えると、実はよくわからないことも多い。 中国武術は内家拳と外家拳に大別されるという考え方も、その一つのような気がする。 以下の動画は、そもそもどういう目的で作られたものか、よくわからないけれど(注1)、その点について徐紀が語っていて興味深かった。 多少自分のことばを交えつつ、ポイントをメモしておくと以下のとおり。 ・中国武術が内家拳と外家拳に大別されるという考え方は、現在広く受け入れられているが、みな我こそは内家拳であると主張したがるのは不思議なことである(←この点、まったく同感)。 ・実際のところ、内家拳、外家拳というのは、門派を表すものではなく、学習の段階を示すものである。中国武術のあらゆる流派は内外兼修であり、(内功を重視しないという意味での)「外家拳」という分類はそもそも成立しない。 ・歴史上、明代末期に「内家拳」を名乗る流派が現

    内家とか外家とか - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/07/06
    徐紀氏の動画紹介から始まる内家・外家の区分についての考察と疑問。
  • 二階堂善弘『明清期における武神と神仙の発展』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    ではあまり知られていない中国の民間信仰における神々について紹介された。同じ著者の、一般向けにもう少し簡単に紹介されたものに平凡社新書の『中国の神さま』があるほか、関連研究として、『道教・民間信仰における元帥神の変容』(未見)がある。 紹介されている神様は、具体的には哪吒太子、玄天上帝、太歳殷郊、関帝(関羽)、華光、八仙過海の八仙など。これらの神々は、明清期に「西遊記」や「封神演義」を通じて人々の間に浸透していったようだ。 武神としての関羽はこのブログでもなんどかメモしてきたけれど、酔八仙とも関係がある、八仙過海のメンバーの成立などがとりあげられていて、参考になった(注1)。 少林武術の信仰対象とされる武神・緊那羅(このでは紹介されていない)は、小説や戯曲でとりあげられるほど一般的に知られた神格ではなかったのか、たとえば斉天大聖孫悟空を制圧するために天界から派遣されるのも、二郎神だっ

    二階堂善弘『明清期における武神と神仙の発展』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/06/14
    『西遊記』『封神演義』などで知られる神・神仙の民間信仰について。
  • 岡崎由美『漂泊のヒーロー 中国武侠小説への道』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    友人から長らく借りている。このに限らず、勉強になる点が多く、ポイントが絞りきれないほど、メモが纏められず、後回しになっている気がする。 とはいえ、「●●さんへ」、という著者直筆サイン入りのをいつまでも借りておくわけにもゆかないので、改めて読み直したうえで、若干無理やり備忘録にしてみた。 1.武侠小説の登場と「武林」概念の形成 このブログの観点から、一番興味深かったのはこの点。「武士道」、「武侠」といった言葉・概念が日から清末民初の中国にもたらされ、それまでの侠義小説や剣侠小説(どちらかというとファンタジーに近い。後述)を土台として武侠小説というジャンルが形成される。そして、その中から「武林」ということばがでてきて、あまたの流派は少林派と武當派に収斂され、両者が武林の盟主を競っているというような、武林観が形成されてゆく。このあたり、もちろん一部は現実の武術界に取材しているのかもしれ

    岡崎由美『漂泊のヒーロー 中国武侠小説への道』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/05/25
    武狭小説のルーツ。用語や概念の成り立ちなど興味深い。
  • スターリング・シーグレーブ『宋家王朝 中国の富と権力を支配した一族の物語』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    別のを探しにいった図書館でたまたま手に取り、開いたページに、孫文は「・・・「新芸」と呼ばれる武術をマスターし、また秘密結社「三合会」の支部にも参加した」(P.115)と出ていたのが気になって、借りて読んでみた。 カバーの写真が宋家の三姉妹の写真なので、映画『宋家の三姉妹』みたいなお話かと思っていたのだけれど、上巻の前半は、三姉妹の父であるチャーリー宋が海南島からアメリカに渡り、宣教師になるべく教育を受けて上海に戻り、海南島の貿易従事者の上海におけるネットワーク(潮州幇)や、アメリカ以来のパトロンの支援も得ながら実業家としての才覚を発揮し、同じく華南系の結社である三合会を背景に持つ孫文を支えて清朝打倒を支えてゆくところが語られる。(宋は潮州幇のほか、紅幇にも属している。)上巻の後半から、青幇を背景に、蒋介石が台頭してくる。 冒頭の、「新芸」についての記載はその後は出てこないのだけれど、アメ

    スターリング・シーグレーブ『宋家王朝 中国の富と権力を支配した一族の物語』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2015/01/26
    孫文と新芸という武術、三合会との関わり/孫文と武術については一頃流行った『鉄拳無敵孫中山』のために検索しにくい。
  • 于志鈞『中国伝統武術史』、『太極拳史』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    昨年、于志鈞の『太極拳史』を読み終えたあとに、勢いにまかせて同氏の『中国伝統武術史』もあわせて読んだ(注1)。要点だけでもすぐメモしておきたかったのだけれど、なかなかまとめらなくて放置してあったメモを改めて読み直して少し整理してみた。 于志鈞について最初に知ったのは、数年前にネット上でたまたま「五十年来中国武術発展之反思(50年来の中国武術の発展を考える)」(注2)という文章を目にしたのがきっかけ。北京オリンピックの関連事業として武術競技が行われて1年ほどたった頃で、ちょうど自分は中国駐在中だったのだけれど、ネット上だけでなく書籍の形でも競技武術や、武術運動管理中心の方向性に疑問を呈するような意見が少しずつ出始めていた頃と感じていたのだけれど、さすがにこの文章まで率直な批判は珍しく、「これは伝統武術派による魂の叫びなのか?」と思ったことをよく覚えている。 当時ネット上でみた文章には署名はな

    于志鈞『中国伝統武術史』、『太極拳史』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
  • 大連武術文化博物館 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    以前に巨大プロジェクトとしてメモしていた、大連武術文化博物館が完成したらしい。投資総額は、当初は6,000万元と報道されていたけれど、今回のニュースでは1.06億元となっている。社会に無料で開放、ということなので、いつか機会があったら行ってみたい。 今年の3月に上海に出張したとき、ホテルの目の前にあった新華書店で『大連武術簡史』というを買っていたのを思い出して、取り出してみたら、著者の趙錫金氏は「大連市武術協会主席、大連市中国武術文化博物館館長」と出ていた。「簡史」といっても500ページ近くあるなので、気後れしてまだ読んでいないけれど、大連で流行しているいくつかの主要流派をとりあげて詳しく述べたもので、これをきっかけに読んでみようかな。 ほぼ同じ時期に発表された巨大プロジェクトである少林武術博物院(登封市)、霍元甲武術館(天津市)について、進捗状況が気になったので検索してみたのだけれど

    大連武術文化博物館 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2014/11/04
    以前報じられた施設が正式開館したとのこと。公式サイト→http://www.dlwsbwg.com/
  • 吉燦忠『同興公鏢局考』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax

    山西省の平遥(晋中市平遥県)にあった「同興公鏢局」に関する研究書で、昨年、北京で購入していたもの。最近、関羽やら水滸伝に関するを読んで、山西省周辺のことが気になってみたので読んでみた。 「同興公鏢局」は1855年に設立され、1913年に活動を終えるまで、58年にわたって活動を行っていたらしい。最盛期には130余名を擁し、車馬隊や駱駝隊といった輸送部隊をもつ、それなりに規模の大きな鏢局であったようだ(注1)。 設立者の王正清は、1801年生まれ。嘉慶21年(1816年)に北京に出て、麺屋で修行したとき、「大槍劉」こと劉留の知遇を得て十趟腿、六趟大槍、瘋魔棍などを習ったのち、劉留の兄弟子であり、宮廷内で道光帝に武芸を教えていたという賈殿魁の紹介により、宮廷で5年間護衛をつとめ、この間、賈から八趟信拳、少林散手108式などを伝授される。その後、賈の弟子である張正山の推薦により武挙人の常義に弟子

    吉燦忠『同興公鏢局考』 - 中国武術雑記帳 by zigzagmax
    machida77
    machida77 2014/08/02
    山西省平遥の鏢局についての研究書『同興公鏢局』の紹介。興味深い話。
  • 1