ドイツのクリスティアン・アルブレヒト大学キールの研究者、アーサー・サズボ氏の調査(1968年)では、妻と「いってらっしゃいのキス」をしてから家を出る夫は、そうでない夫と比べて寿命が平均で5年長かったという。クリニック徳院長の高橋徳医師がいう。 「キスと寿命の関係は不明ですが、“人を愛している、愛されている”と感じたときに脳の視床下部から血液中に分泌されるオキシトシンというホルモンが影響しているのではないかと推測できます。オキシトシンは副交感神経を高めてストレス反応を抑制する“幸せホルモン”として知られています」