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ブックマーク / agora-web.jp (16)

  • 日本の働く人の労働条件が悪い理由を日本人は何も知らない

    私の最新書籍である「世界のニュースを日人は何も知らない4 – 前代未聞の事態に揺らぐ価値観」 でも指摘しましたが、日人はひどい就労環境でもなぜか上司や会社に反撃しません。(参照:なぜ日人は上司を襲撃しないのか?) 日の働く人の条件の悪さに驚く外国人が多いわけですが、日人の賃金が上がらず待遇が悪いのは、働く人が要求しないからというだけではなく、構造的な問題もあるということが長い間指摘されています。 これは海外の人は日人よりもはっきりと分かっています。 ところが、日の業界はこれを長く放置していて全く改善しようとしないのです。また政府も何故か目を瞑ったままです。 例えば物流業界に関するアクセンチュアの研究でもこれは指摘されています。 日の「多重中抜き」を認めるルールが、トラック運転手の労働条件を悪化させているのです。多重下請けが禁止されている米国型の制度への移行により環境が良好に

    日本の働く人の労働条件が悪い理由を日本人は何も知らない
  • マネーが狂わせた労働の質:日本であり得なかった事故が普通に起きる時代

    「働きたくない、だけどいやいや会社に行く」という方はかなりいらっしゃると思います。会社に行きたくない理由は様々ですが、我々は重篤な「9月病」にあるのかもしれません。「9月病」?一応、調べるとそのような言葉はあるようですが、私がイメージしたのは季節の変わり目という意味合いではありません。小学校の時、夏休みの終わり近くになると憂になりました。あるいは日曜日の夕方にサザエさんの陽気な主題歌を聞くと「あぁ、明日は月曜日」と急に気が滅入る、そっちの病気です。休み明けはなかなか気持ちが盛り上がらないのです。 コロナの3年は長く、5月になって開放的気分になったという方もいらっしゃいますが、真逆の落ち込みを経験している人も相当いるはずです。「リアルで出社しなくてはいけない」と。 FIRE、つまり早期リタイヤしたいという人は今後、ますます増えてくる気がします。理由はストレスフルな会社勤めから「おさらば!」

    マネーが狂わせた労働の質:日本であり得なかった事故が普通に起きる時代
  • 戦略は慎重に、行動は大胆に

    黒坂岳央です。 日人はどちらかといえば、慎重派で行動力がないという人が多いのではないだろうか。日人はセロトニントランスポーター遺伝子SS型と呼ばれる不安遺伝子を持つ人が65%と他国に比べて多く、それが慎重な性格を作り出しているとする説もある。 個人的におすすめしたいのが、戦略は慎重に作り、だが行動する時は思い切って大胆にした方が良いということである。これまで勉強や仕事で挑戦をする時はこのスタンスでうまくいくことが多かった。具体例を交えて私見を述べたい。 行動はもっと大胆に 「石橋を叩いて渡る」という言葉があるが、同時に「叩きすぎて橋が壊れる」へと続くケースを見ることがある。慎重に計画を練るが、行動も慎重になりすぎて結局不発に終わってしまうという話である。 しかし、計画や戦略を練ることが終わったら思い切って行動する方が良い。行動しなければ、それまで戦略を練ったことが全てムダになってしまう

    戦略は慎重に、行動は大胆に
  • サラリーマンと起業家はこうも感覚が違う

    黒坂岳央です。 仕事を通じて、色んなビジネスマンと関わってきた。立場が違えば属性も違う。サラリーマンと自営業者とでは様々な点で異なることを肌感覚で学んできたつもりだ。今では初対面で会話すればなんとなく「この人はサラリーマン(自営業者)だな」とわかるようになった。 今回取り上げるのは統計データなど客観的根拠が何もない、筆者の体験談ベースで両者の違いを話したい。もちろん、個別の例外はいくらでもあるがそれを考慮すると話の収拾がつかなくなるので、あくまで傾向の話と理解して読み進めてもらいたい。 金銭感覚 サラリーマンと自営業者の最大の違いは金銭感覚だろう。 自営業者になると、定額で毎月給与をずっと受け取るという感覚がなくなる。よしんば、会社を起業して社長となり、毎月定額の役員報酬を受け取る立場になった人でも、法人の売上が上下したり、税金を考慮して次年度の役員報酬を調整することは普通にある。「大体同

    サラリーマンと起業家はこうも感覚が違う
  • ChatGPTによる精度98%の異常に高性能なAI文字起こしソフトで、動画から記事を一瞬で作る方法(中嶋 よしふみ)

    ビジネスWoman using mobile phone to log in and chat with Artificial Intelligence chatbot. Robot application and global connection, AI, Artificial intelligence, innovation, and technology ChatGPTによるAI騒動が勃発中。 4月10日、高性能なAIとして話題のChatGPT(チャットジーピーティー)を公開しているオープンエーアイ社のサム・アルトマンCEOが日を訪れた。岸田総理と首相官邸で面会し、AIの活用やメリットデメリットについて意見を交換、G7のトップとしては初の会合として大きく報じられている。 ChatGPTは昨年11月に公開されるとその性能の高さから大きな反響を呼んだ。1月には利用者が1億人を超えたと

    ChatGPTによる精度98%の異常に高性能なAI文字起こしソフトで、動画から記事を一瞬で作る方法(中嶋 よしふみ)
  • ワクチン配布、自民Kチームの活躍に期待

    菅さんが以前から河野太郎氏を買っていた、ということはそれとなく知っていたが、今朝の日経に「河野カード」と大きく記事が出ていたので、これからは菅さんの意中の人は河野太郎氏だ、と言い切ってもよさそうだ。 Kチームの最初のKは、河野太郎氏である。 今や菅さんの切り札だと言っていいだろう。 もっとも、河野太郎氏の言動にはそれなりの不安が付き纏っているのは日経が指摘しているとおりなので、河野太郎氏一人ではどこでどう躓いてしまうか分からないところがあるので、然るべき人としっかりチームを組んだ方がいいだろうと私はかねてから思っていたところだ。 ひょんなところから河野太郎氏を中心とするチームが出来たようだ。 ワクチン配布問題で、河野太郎氏がその担当大臣、河野太郎大臣を脇で支えるのが小泉進次郎氏で、河野太郎氏の手足や目鼻になって補佐するのが自民党の青年局長を務めたこともある自民党行政改革推進部規制改革PT

    ワクチン配布、自民Kチームの活躍に期待
  • 日本学術会議問題で、法律家は法に従って議論しているか?

    学術会議会員の任命拒否問題が大きな話題となっている。率直に言って、過去に数々のスキャンダルを人工的な操作で作ってきたグループの特定メディアが、日ごろから政権批判を繰り返している学者たちと、お馴染みのキャンペーンをするために、新しい題材を見つけてきた、という印象は拭えない。当初は、私はたいして関心を持っていなかった。 もちろん論点がたくさんあるのは確かだろう。いずれも日社会に深く根差す深刻な問題だ。議論は数多くすればいい。私自身は、そのすべてに関わるつもりはない。ただ、ここでは法的問題についてだけ、少し書いておきたい。 というのは、菅首相によって任命拒否された6名の方々の中心が法律分野の方々であるのに対して、当事者の方々を含めた法律家の方々が真っ向から一斉に反政府運動を行い始めた、という構図が見え始めているからだ。任命拒否された6名の中でも、政治学者の宇野重規教授が「何も語ることはあり

    日本学術会議問題で、法律家は法に従って議論しているか?
  • EUが日本非難!「子ども連れ去り」を止める法改正を

    「もう、嘘をつかないでもらいたい」「認識があまりにも低すぎる」ーー。 国会議員らが、外務省と法務省の役人を厳しく追及する一幕があったのは、7月30日に衆議院議員会館で開かれた「共同養育支援議員連盟」の総会でのこと。 背景には、日国内の離婚時の子どもの連れ去りに関して、7月8日に欧州連合(EU)議会で可決された日への非難決議に対し、「EUの指摘には誤解されている部分が多い」「日はきちんと対応している」とあくまで責任を回避しようとする法務省と外務省の煮え切らない態度がある。 非難決議によって、日は「人権意識の低い国」との烙印を押され、EUと日のパートナーシップは危機的状況にあると言っていい。このEUとの友好の危機を回避するためにはどうすれば良いか。これまでの経緯を振り返りながら考えたい。 きっかけはフランス、イタリア出身の父親の訴え 今回のEU非難決議は、EU出身者と日人の夫婦が離

    EUが日本非難!「子ども連れ去り」を止める法改正を
  • 日本侵略の手口丸わかり『サイレント・インベージョン』日本語版発刊の衝撃 — 江川 純世 – アゴラ

  • 減少する熟練の技能…千葉の大停電、もうひとつの構造問題

    台風15号に被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。昨日、仕事で千葉県南部を回りましたが、あちこちで建物や機器が倒れたり壊れたりしていて被害の甚大さを見せつけられました。とりわけ、停電は異例とも言えるほど長期間・大規模に渡っています。 上陸7日目の15日午前8時時点でなお約13万戸が停電していて、東京電力パワーグリッドは今日、千葉市緑区や君津市など16日や20日までのおおむね復旧を見込んでいた市町村の一部地区で、さらに計画が大幅に遅れると発表しました。逃げ水のように復旧メドが遠ざかっている現状に、被災者の忍耐もすでに限界にきていると危惧します。 このような状況に、ネット上では、情報管理や発信で後手に回るように見える東電を批判する論調がある一方で、復旧現場で東京電力の作業員が額に汗して働き続ける真摯な姿勢に敬服する論調に真っ二つに別れているように見受けられます。いずれも事実でしょう。 ま

    減少する熟練の技能…千葉の大停電、もうひとつの構造問題
  • サムスンはなぜ中国からフッ化水素を調達したのか?(特別寄稿)

    稿の趣旨 前々回に続き前回の寄稿も好評を得たようなので、今回も引き続き一連の半導体材料の輸出管理見直しに関する分析記事を書かせていただこうと思う。 今回は随所で報じられている「サムスンが中国産のフッ化水素のテストを始めた」というニュースの背景について考察したい。 件については、特に今回の輸出管理見直しに関して疑問を持つ立場の方から、「ほら見たことか、韓国企業が代替材料を探し始めたじゃないか。だから言わんこっちゃない」というような趣旨の反応が多いように思えるが、仮に中国産の純度の落ちるフッ化水素をラインに使おうものなら工場の歩留まり(製造量に対する定格合格品の比率)は大幅に落ちざるを得なく、企業経営としてはかなりのマイナスになる。少し待てば日から個別輸出許可が降りてフッ化水素が入ってくる見込みが十分あるのだから、来現段階でそれほど無理をする必要はない。 それにも関わらずサムスンが

    サムスンはなぜ中国からフッ化水素を調達したのか?(特別寄稿)
  • フジテレビ『バイキング』の取材手法と番組構成への疑問

    昨日、一時Twitterでトレンド入りまでした、フジテレビ「バイキング」で、ピエール瀧さんを扱った番組、皆さんご覧になりましたでしょうか? 今回、私たち「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」が提出した、 電気グルーヴ ピエール瀧氏の出演作品に対する撤収・放映及び公開自粛・撮り直し等の措置の撤回を求める要望書 が取り上げられたのですが、取材依頼があったのが、おとといの夜のことでした。 電話で取材したいとのことでOKしたのですが、内容としては「要望書の提出先から連絡はありました?」とか「主旨をお聞かせ頂けますか?」と、他のメディアから頂いたご質問とそれほど変わりなく、しかも先方も「そうですよね~」「最近特にこういういきすぎた傾向がありますよねぇ」といった相槌を打ちながら話し、その後音声録音となったので、私としては、当然のごとく「いきすぎた自粛に対し一石を投じる番組」となると思っていまし

    フジテレビ『バイキング』の取材手法と番組構成への疑問
  • 勤労統計問題の原因は「COBOLプログラムのバグ」 – アゴラ

    厚生労働省の毎月勤労統計調査についての特別監察委員会の報告書が出され、樋口委員長の記者会見が行われた。疑問も残るが、おおむね事実関係は明らかになった。焦点になっている東京都の大企業の抽出調査については次の通り: 2003年5月22日付の事務連絡に「事業所規模500人以上の抽出単位においては、今回から全国調査でなく、東京都の一部の産業で抽出調査を行うため注意すること」と書かれている。この事務連絡は雇用統計課長の決裁をへて他部局にも公式に伝達されており、隠蔽の事実はない。 当時の担当課長は「抽出調査としたことについて、覚えていないが当時自分が決裁したと思われる決裁文書を見たらそのように残っていたのでそうなのだと思う。ただ、抽出していたとしても労働者数に戻す復元を行っていれば問題ない」と供述しているが、この復元が行われた形跡がない。 システム改修を行った担当係によると「外部業者等に委託することな

    勤労統計問題の原因は「COBOLプログラムのバグ」 – アゴラ
  • 社長はなぜ週7日働けるのか?

    ビジネス雑誌を読んでいると時々見かけるモーレツ社長の紹介記事。週7日働く、正月も働く、終電まで働く…など様々です。労働基準監督署は企業の残業実態に目を光らし、人事部はいかに残業を減らそうかと努力しているのですが、案外社長さんが一番働いているケースもあります。いったいどうなっているのでしょうか? 私もしがない零細企業の社長ですが、週何日働くかといえば、土日も部分的には仕事をしていることが多く、「今日は完全安息日」という一日解放される日はまずありません。更に時差の関係で日とカナダをまたぎますから日にいれば朝の5時、6時から、バンクーバーにいれば夕方からもうひと頑張り、ということも往々に起こりえます。 それでも大丈夫なのは仕事の内容がどんどん切り替わることで気分転換できるからでしょうか?一つの作業や事象に集中するのはせいぜい1時間か長くても2時間。その細切れの業務が延々と続くわけです。その中

    社長はなぜ週7日働けるのか?
  • 薬剤師が教えてくれた医療費を削減する意外な方法 --- 東猴 史紘

    医療費が膨らんでいる。厚生労働省が昨年発表した平成24年度の医療費は38兆5850億円。10年連続で過去最高を更新している。医療費の50%以上が65歳以上の高齢者に対するものだ。 今年4月に増税がなされるが、医療に限らず年々増え続ける高齢者の社会保障を賄うだけでもいったいどれだけの増税を重ねなくてはいけないか分からない。やはりどこかで歯止めをかけない。その医療費を抑制する意外な方法を、友人の薬剤師である海野ゆか氏が教えてくれた。 結論から言うと、病院の診察代や薬局での薬の支払いを窓口で一旦全額支払ってもらうようにすることだ。そして払った分は後で市役所に領収書を持っていけば還付してもらえるようにする体制にすれば医療費が削減できるのではないかということだ。 具体的に子ども医療と高齢者医療の2つを例に説明する。まず医療費が一部無料である子ども医療(市町村によっては年齢や学年で分けている場合もある

    薬剤師が教えてくれた医療費を削減する意外な方法 --- 東猴 史紘
  • 優秀な兵士と最悪の将校 - 池田信夫

    先週の夏野さんの起業塾セミナーも、すごい盛り上がりでした。印象に残ったのは、「日には実力がある。人も金も技術も十分あるのに実力が生かせない原因はたった一つ、決める経営者がいないからだ」という彼の話でした。昔から「日軍の兵士は世界一優秀で勇敢なのに、将校は世界最悪だ」とよくいわれますが、私は両者はなのにではなくだからで結ばれていると思います。 日の社員は上司が命令しなくても仕事を起案し、遅くまで残業してやり遂げる。この自発性の高さは、日では当たり前ですが、海外のスタッフと一緒に仕事をすると、1から10までこっちが指示しないと動かない上に、できあがったものは使えない、といった経験をよくします。それに比べれば、日の管理職の仕事は現場の仕事を調整するだけでいいので、人柄がいいだけでつとまる、というのが決めない経営者の多い一つの理由でしょう。 もう一つ、このような現場のモラールの高さを支え

    優秀な兵士と最悪の将校 - 池田信夫
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