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  • 第292回 2012年米国経済・株式相場の見通し(2) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2012.02.17 第292回 2012年米国経済・株式相場の見通し(2) カテゴリ:カテゴリ未分類 これは去る1月28日、横浜にて開催された楽天証券新春講演会2012で講演させていただいた内容を要約したものです。 金融危機は2007年7月に始まりました。住宅価格の下落をきっかけに証券化商品など様々な資産の価格下落が顕在化してきました。資産の価値は減少しても負債の価値は減少してくれませんから、その差額である自己資はどんどん減少していったのです。そして資産に対する負債の比率が高い、即ちレバレッジの高い主体ほど自己資が減少するスピードが速く、破綻が訪れていきました。 金融危機が始まって、最も早く破綻、又はそれに近い状態に陥ったのは、2007年にこのコラムでも数回にわたって取り上げたモノライン(金融保証会社)で、レバレッジは100倍以上でした。次に50-60倍の政府系住宅金融機関、リーマン

    第292回 2012年米国経済・株式相場の見通し(2) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ
    maconn
    maconn 2012/03/18
    私が今年最も魅力的と見ている投資対象は第一に、最初にお話させていただいたドル・円。そして第二はアメリカ株なのです。
  • 第291回 2012年米国経済・株式相場の見通し(1) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2012.02.07 第291回 2012年米国経済・株式相場の見通し(1) カテゴリ:カテゴリ未分類 これは去る1月28日、横浜にて開催された楽天証券新春講演会2012で講演させていただいた内容を要約したものです。 投資において最も大きなチャンスが提供されるのは相場が転換する時です。株式、債券、為替、商品など様々な金融商品の中で、今年はドル・円に最も大きなチャンスが訪れる、即ち相場の転換点が近付いていると考えています。そこで今回は最初に、ドル・円の見通しについてお話させていただきたいと思います。 近年、ドル・円相場は概ね日米の2年物国債の利回り差に連動するような動きをしてきました。しかし金融危機をきっかけにドル金利もほぼゼロに張り付くようになり、以降利回り差という指標が役に立たなくなりました。そこで2年前にこの講演会でご覧いただいたのがマネー供給量の日米欧の比較です。金融危機以降、アメリ

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  • 第286回 ダブル・ディップ・リセッション - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2011.09.05 第286回 ダブル・ディップ・リセッション カテゴリ:カテゴリ未分類 7月末に発表されたアメリカの4-6月期国内総生産はショッキングな内容でした。国内総生産の70%を占める個人消費支出の伸びが年率+0.1% (速報値;後に+0.4%に改定)と発表されたのです。これはアメリカでは通常、リセッション(景気後退期)前後にしか見られないような水準です。アメリ カは人口は増加している国なので、人口増加分を除くと実質的にマイナスであったという事になります。 4-6月期は過去の数字だとして、それではこの先はどうでしょうか? 個人消費の先行きを占う消費者信頼感指数は今週、金融危機以来の低水準となる 44.5と、前月の59.2から大幅な落ち込みを見せました。これは2009年リセッション時以来の水準です。中身を見てみますと、落ち込みの殆どが将来 の「期待指数」の低下によって説明が付く状態

    第286回 ダブル・ディップ・リセッション - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ
    maconn
    maconn 2011/09/06
  • 第284回 日本脱出政策 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2011.07.22 第284回 日脱出政策 カテゴリ:カテゴリ未分類 (これは7月9日大阪での楽天証券12周年記念セミナーでお話させていただいた内容の一部です。) 「リスクを取る事の大切さ」についてお話させていただきたいと思います。2008年9月に起こったリーマンショック、何故あんな世界経済を一気に冷え込ませる大問題に発展したかはご存知でしょうか? リーマンが破綻した直後、世界最大の保険会社AIGがすぐに危機に陥りました。AIGは生命保険や損害保険に加え、金融の保険とも言えるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の売り手となっていたのです。要するに、A証券やB銀行が債務不履行を起こすと、巨額の保険金を支払わないといけない立場にあったのです。AIGが危機に陥ると色んな人や会社が加入している保険が支払われなくなるかもしれない、このような連想がパニックに発展したのです。 皆さんはどうして

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  • 第276回 問題先送り第二弾 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2011.01.11 第276回 問題先送り第二弾 カテゴリ:カテゴリ未分類 新年明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 来週、パシフィコ横浜で行われる楽天証券新春講演会の準備をするにあたり、ちょうど1年前に同講演会で講演させていただいた内容を読み返してみました。主な内容は以下の通りでした。 金融危機以降、世界の中央銀行はマネーサプライを積極的に増加させてきている一方、日は殆ど変わらず。為替相場は需要と供給で決まるのだから、これでは円高が進むのは当たり前だ。今年(2010年)も当然のように円高が進むだろう(当時93円台)。 日では円高が進行すると必ず為替介入という話が出る。しかし相場というものは、結局は需給を反映するもので、需給は上記の通りだ。介入のような小手先の操作は円高解決の手段ではない。 為替介入といえば不思議なのは、債務超過のはずの外国為替資金特別

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  • QE2バブル崩壊へ - 堀古英司の「米国株式の魅力」 - 楽天ブログ(Blog)

    2010.11.17 第274回 QE2バブル崩壊へ カテゴリ:カテゴリ未分類 11月4日付けワシントンポスト紙へのバーナンキFRB議長の寄稿を読んで首をかしげてしまいました。「(QE2が与える効果として)株価の上昇は消費者の資産を増加させ、信頼感の増加を通じて支出を刺激する。支出の増加は所得や利益向上を通じて経済成長を支える。」-実際8月末、ジャクソンホールで同議長がQE2(第二弾量的緩和策)を示唆して以降、その期待から株式相場は上昇してきました。しかし前回書かせていただいた通りQE2は世紀の大実験であり、FRBの使命である「雇用の最大化と物価の安定」に当に寄与するかどうかは、現時点では誰にも分かりません。ましてや今後の株価上昇を前提にするのは疑問と言わざるを得ません。私はむしろ、ジャクソンホール以降の株価上昇の方がバブル(QE2バブル)だと考えているからです。 確かに金融危機後実施さ

    QE2バブル崩壊へ - 堀古英司の「米国株式の魅力」 - 楽天ブログ(Blog)
    maconn
    maconn 2010/11/18
    QE2は財政政策を伴っていませんから、基本的には長年日本が経験して来たのと同じ。要するにその多くが銀行の準備預金としてFRBに積み上がるだけで、国民にお金を回す政策が欠けているのです。
  • 第269回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(4) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2010.08.27 第269回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(4) カテゴリ:カテゴリ未分類 これは去る7月4日及び10日に東京で大阪で開催された、楽天証券サービス開始11周年セミナーでの講演を要約したものです。今回は四回目(最終回)です。 これまでの米国経済・株式相場の見通しを踏まえて、まずこの先2-3年有効と見られる投資戦略を考えてみたいと思います。 第一に、金への投資です(第251回 金への投資(2009年10月9日)参 照)。前述の通り、当面資産デフレが続く可能性が高い一方、世界の各国政府は財政政策も金融政策も使い切ってしまった感があります。今後取れる手段という のは非伝統的金融政策、いわゆる量的緩和くらいしかないというのが実情でしょう。金というのは歴史的にインフレ時に上昇する傾向の強い商品でした。しかし 今後は、景気が悪くなったり、デフレ圧力が強くなればな

    maconn
    maconn 2010/09/01
    実は私はこの2-3年内にアメリカ株の格好の買い場が訪れると考えています。その大きな理由は、アメリカは今回、金融危機後初めて問題を先送りしていないからです。
  • 第268回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(3) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2010.08.09 第268回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(3) カテゴリ:カテゴリ未分類 これは去る7月4日及び10日に東京、大阪で開催された、楽天証券サービス開始11周年セミナーでの講演を要約したものです。今回は三回目です。 アメリカが経験した1940年代の低迷相場……今後の相場がこれを辿るには2つのマクロ環境が満たされるのが条件と考えてきました。 第一に財政均衡への動きです。アメリカでは、ルーズベルト大統領が1937年に打ち出した財政均衡策がその後の景気低迷につながったと言われています。2009年2月以降オバマ大統領は70兆円に上る景気対策を打ち、また今年6月のG20前まではむしろ財政政策継続の必要性を各国に呼びかける立場を取っていました。しかしG20を前後してスペインやイギリスが相次いで増税を実施、G20でも財政均衡が声明にうたわれる結果となりました。しか

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  • 第267回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(2) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2010.07.23 第267回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(2) カテゴリ:カテゴリ未分類 これは去る7月4日及び10日に東京、大阪で開催された、楽天証券サービス開始11周年セミナーでの講演を要約したものです。前回に続き、今回は二回目です。 今年前半まで、皆さんはよく「アメリカ住宅市場回復」などとするニュースをご覧になっていたのではないでしょうか? それでは当に回復してきたのか見てみましょう。アメリカの代表的な住宅価格指数であるケースシラー住宅指数は2006年5月に206.11の最高値を付けた後、3年後の2009年 5月に140.77の安値を付けました。そして最新である2010年4月の値は146.45となっています。高値32%下落した後、約1年かかって僅か 4%上昇したものを、市場の回復と言えるでしょうか? 私には底這いにしか見えません。 しかもその約1年間は

    第267回 2010年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し(2) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ
    maconn
    maconn 2010/07/26
    アメリカの代表的な住宅価格指数であるケースシラー住宅指数は2006年5月に206.11の最高値を付けた後、3年後の2009年 5月に140.77の安値を付けました。そして最新である2010年4月の値は146.45となっています。高値32%下落した後
  • 第264回 格付けの不思議 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2010.06.04 第264回 格付けの不思議 カテゴリ:カテゴリ未分類 約1年前、一連の金融危機の原因を探るため、アメリカ議会は金融危機調査委員会を設置する事を決めました。そして今日、その調査の一環として、格付け会社ムーディーズのCEOと著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、格付け会社の役割についての質問を受けるため公聴会に召喚されました。 以前このコラムでも書かせていただきましたが、そもそも今回の住宅バブルの始まりは2003-4年以降の日中国による米国債の大量購入だったと思います。日中国が大量に米国債を購入するものだから、必要以上に長期金利が低下する。リスクを取れない多くの機関投資家は、トリプルAの中でも少しでも利回りの良い債券を求める。このニーズを満たすために開発されたのが住宅ローン証券等から組成されたCDO(債務担保証券)です。 トリプルAなのに国債よりも利回りが高いと

    第264回 格付けの不思議 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ
    maconn
    maconn 2010/06/04
    引用:格付けを盲信している投資家がこの世の中には多過ぎるという事だと思います。この状況が改善されない限り将来予想されるアメリカ国債がトリプルAを失う時のショックは計り知れないものとなりかねません
  • 第256回 米大手金融機関はなぜ嫌われるのか? - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2010.01.18 第256回 米大手金融機関はなぜ嫌われるのか? カテゴリ:カテゴリ未分類 「ゴールドマンの従業員、優先対象者よりも先にH1N1ワクチン接種」 「ゴールドマンのハイチ義援金、ボーナス支給額の2万分の1」 「ゴールドマンのCEO、自らの仕事を『神の仕事』と発言」 アメリカ国民の米大手金融機関に対する怒りはとどまるところを知りません。上記のような、ゴールドマンからすれば反論の余地が十分にあるようなニュースが連日ヘッドラインに並ぶ有様です。このような国民の不満を和らげるためでしょう。今年中間選挙を控えたオバマ政権は先週末、米大手金融機関、特にゴールドマンやモルガンスタンレーなど大手証券会社に標的を絞った「金融危機責任料」の導入を発表しました。 おことわりしておきたいのですが、私はゴールドマンには沢山知人がいます。その全員がビジネスにおいても、人間的にも極めて優れた人達です。絶

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  • 第255回 公的資金は返済したが… - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.12.28 第255回 公的資金は返済したが… カテゴリ:カテゴリ未分類 今月に入ってバンクオブアメリカ、シティグループ、ウェルズファーゴという大手銀行が立て続けにTARP(不良資産救済プログラム)によって注入されていた公的資金を返済する動きに出ました。 TARPはもともと、その名の通り「不良資産」を買い取るために米議会で承認された約70兆円の金融安定化資金です。2008年9月29日、一旦はこの資金拠出が米下院で否決され、ダウが一日で777ドルの急落となったのはまだ皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。その後法案に修正が加えられた際、どさくさに紛れて「その他財務長官が必要と判断した使途」という条項が加えられ、実質的に金融機関への資注入が可能になったという経緯があります。そして2008年10月、猛スピードで悪化する金融システムを安定化させるため、嫌がる大手金融機関に無理やり

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    maconn
    maconn 2009/12/29
    公的資金返済後の方が貸出に慎重になるのではないかと思います
  • 第251回 金への投資 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.10.09 第251回 金への投資 カテゴリ:カテゴリ未分類 7月の楽天証券10周年セミナーでも少し触れましたが、現在の国際金融環境を鑑みるに、金は欠かせない投資対象の一つと考えています。我々が運用するファンドで金への投資(正確にはドル建て金ETFのコールオプション)を実施し始めたのは今年春の事でした。ファンドを運用し始めて9年半になりますが、当時はまさかファンドに金を組み入れる事になるとは考えてもみませんでした。 繰り返し申し上げてきた通り、大手金融機関が連鎖倒産して金融システムが麻痺してしまうかもしれないという「リーマン・ショック」は今年春で一旦終了しました。しかし、それは世界各国政府による様々な対策のおかげである事を忘れてはなりません。そして各国政府はそれを実行するために、大きな犠牲を払っているのです。 大きな視点で見れば、現在世界経済を襲っているのはデフレです。各国政府は

    第251回 金への投資 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ
    maconn
    maconn 2009/10/13
    大きな視点で見れば、現在世界経済を襲っているのはデフレです。各国政府はこれを克服するために財政出動して国債を増発、しかしその国債は中央銀行が買っていますから、市場には印刷された通貨が残ります。こうして
  • 第247回 破綻はレバレッジ倍率の高い順 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.07.28 第247回 破綻はレバレッジ倍率の高い順 テーマ:株式投資でお小遣いを増やそう(68053) カテゴリ:米国株式の魅力 昨年9月15日リーマン・ブラザーズ破綻の翌朝、私はテレビ東京の朝の番組に出演させていただく機会がありました。その番組の中でキャスターの方から「次の破綻は?」と聞かれ、「銀行業界に広がっていくでしょう」と答えました。 バブルが形成された原因や過程の話を別にすれば、2007年前半から一貫して進行しているのは、住宅をはじめとする資産価格が下落しているという事です。そして破綻していっているのは概ね、レバレッジ(自己資に対する債務の倍率)の高い順番だという事です。 これまで破綻に至った主体をレバレッジの順番に並べていくと明らかです。 住宅金融において一番レバレッジ倍率の高かったのはコラムでも2007年後半から幾度かにわたって書かせていただいた(第212回

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  • 第243回 木を見て森を見ないGM、クライスラーの処理方法 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.05.22 第243回 木を見て森を見ないGM、クライスラーの処理方法 カテゴリ:カテゴリ未分類 昨年7月12日大阪での楽天証券セミナーで申し上げた通り、株式相場を見ている我々にとっては、自動車大手GMやクライスラーの破綻は時間の問題でした。しかし延命措置に次ぐ延命措置が採られた挙句、ようやくクライスラーが破産法を申請したのは先月末でした。GMも6月1日の期限をもって破産法を申請する可能性が高いでしょう。この間、財務的には到底続きそうにないところ、株主は蚊帳の外で、専ら債権者とUAWが交渉を続けるという、実質的には破産法申請後の債権者集会の姿でした。政府も、債権者も、UAWも、誰もアメリカの一つの象徴と言える自動車大手破綻のスケープゴートになりたくないがための延命措置でしたが、ようやくオバマ大統領がその役割を担った事で一件落着したかに見えます。しかしその処理は、アメリカの資市場

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  • 第241回 米金融「好決算」の真相 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.04.21 第241回 米金融「好決算」の真相 カテゴリ:カテゴリ未分類 1-3月期の米金融機関の決算は、あたかも金融危機が終わったかのような好決算が相次いでいます。好決算なので早く発表したくて仕方ないのでしょう。通常、企業が株価を上げたい時に使う「繰上げ決算発表」のオンパレードとなっています。しかしニュースの一行目で報じられる「好決算」とは裏腹に、実は中身をよく見てみると悲しくなってしまうような内容が並んでいるのです。 好決算の火付け役となったのは大手銀行ウェルズファーゴでした。予定されている決算発表は4月22日だったのですが、待てなかったのでしょう。4月9日に速報値を発表してきました。 -収入は200億ドル、合併前のウェルズファーゴから2桁増収!貸倒償却は61億ドルから33億ドルに減少! ご存知の通り、現在のウェルズファーゴは実質破綻となったワコビア銀行と合併した銀行です。一

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  • 第238回 官民投資プログラムの効果は?(1) - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.03.23 第238回 官民投資プログラムの効果は?(1) カテゴリ:カテゴリ未分類 日、市場が待ちに待ったいわゆる「バッドバンク構想」である官民投資プログラム(PPIP: Public-Private Investment Program)の詳細が米財務省から発表されました。これが好感され、NYダウは500ドル近くの上昇となりました。2月初め、「バッドバンク構想の発表間近」と期待させられた挙句、結局何も具体化していなかったと判明して株価が急落する場面がありましたが、ちょうどその水準を回復するに至りました。 米財務省のウェブサイトにも掲載されていますが、PPIPは以下のような仕組みです。 1. 銀行が額面100億円の不良債権をオークションにかける 2. 民間のファンドが入札、仮に84億円で落札したとする 3. a. 落札金額の14分の1(6億円)を民間のファンドが出資 b. 1

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  • マーケットは嘘が嫌い - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.02.27 マーケットは嘘が嫌い カテゴリ:カテゴリ未分類 株式市場というのは信用をもとに成り立っている金融市場の一つです。銀行が信用をもとに実行する貸出や、債券市場よりも、もっともっと「信用」に対して敏感です。何故なら、会社が損失を出したり破綻した場合に、一番先に負担がかかるのは株主だからです。しかし大抵の株主というのは予め、景気や会社の業績には山と谷があるのは覚悟しているものです。一方であまり覚悟できていないのは、嘘をつかれる事です。 そういえば2000年3月以降のハイテクバブル崩壊で株価は急落となりましたが、当に株式相場が底を付けたのは不正会計問題がピークに達した 2002年10月でした。投資家は景気の上げ下げによる株価の上下は仕方ないとしても、エンロン、ワールドコムをはじめとする不正会計によって嘘をつかれたのには耐えられなかったのでしょう。最近では、第233回 単なる一

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  • TARP後半資金の行方 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.01.14 TARP後半資金の行方 カテゴリ:カテゴリ未分類 去年10月3日、擦った揉んだのあげく金融安定化法が成立してから100日間が経過しました。当初、ポールソン米財務長官が「市場が驚くほど大きな金額でなければならない」として要求した不良資産救済プログラム(通称:TARP)7000億ドルのうち、まず前半3500億ドルの資金が議会で承認されました。しかし今、市場はTARPの金額の大きさではなく、100日もたたないうちに前半の3500億ドル全額を使い切ってしまった、そのスピードの方に驚いてしまっています。 確かにこの前半3500億ドルはこれまで、短期間に起こった様々な危機を乗り越えるのに役立ってきました。シティグループやAIGといった超大型金融機関の破綻を防いだほか、ワシントンミューチュアルやワコビアなど大型金融機関の破綻が金融システムに与える悪影響を最小限に抑えてきました。年末

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    maconn
    maconn 2009/01/14
  • 2009年強弱材料の整理 - 堀古英司の「米国株式の魅力」:楽天ブログ

    2009.01.05 2009年強弱材料の整理 カテゴリ:カテゴリ未分類 新年あけましておめでとうございます。年もよろしくお願いします。 2009年の米国株式相場は約3%の上昇で始まりました。米国では12月31日までに株式などのキャピタルロス(譲渡損失)を確定させれば年間 3000ドルまでは通常所得と相殺できます。所得税率が35%の人は3000ドルの損失のうち、1050ドルは国が面倒を見てくれるという事なので、これを生かさない手はありません。という訳で年末にかけて売り圧力が強まり、年が明けた途端に売りがなくなって株式相場が上昇する、というのはよく見られるパターンです。これは「1月効果」と呼ばれ、このような税制がもらたらす需給の変化が大きな要因です。逆に言えば、ファンダメンタルズによるものではないという事に注意が必要です。 ダウは10月初め以降、概ね8000ドル前半から9000ドル半ばのレ

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