4月から民間法人が独立採算で運営するしまなみ海道のレンタサイクル事業 =広島県尾道市(服部幸一撮影) 毎年1000万円以上の補助金を出してしまなみ海道のレンタサイクル事業を運営してきた広島県尾道市は、補助金なしの独立採算を条件にした民間事業者に、自転車製作も手がける機械メーカー「アンデックス」など地元企業中心の6社で構成する一般社団法人「しまなみレンタサイクル協会」を選定したと発表した。4月から運営を任せる。 しまなみ海道のレンタサイクル事業は、愛媛県今治市側と連携して運営されており、尾道側に8カ所、今治側に7カ所あるターミナルで借りた自転車は、電動アシストやタンデムなどの特殊な車両を除いて、どのターミナルでも乗り捨てでき、料金なども共通している。 尾道側の事業は、平成11年度に「県瀬戸内しまなみ海道周辺地域振興協議会」の運営でスタートし、19年度に市に移管されて「市自治振興事業団」が運営