ロシア軍が撤退した後のキーウ近郊ブチャの町で、夫がどのように殺されたかを語る住民。ビルの地下で遺体を見つけたとき、激しい拷問のせいでスニーカーとズボンしか見分けがつかなかったという Zohra Bensemra-REUTERS <ウクライナの首都キーウ近郊の町では、ロシア軍の撤退に伴い多くの市民の虐殺が明らかになっている。ロシア軍の命令に従わなかった自治体の長とその家族も、殺されていた> ウクライナのキーフ(キエフ)近郊の都市で、女性市長とその家族が、処刑スタイルでロシア軍に殺害されたことが住民の証言で明らかになった。遺体は穴に投げ込まれたという。 4月3日のAP通信の報道によると、キーフ近郊に位置するモティジン市のオルガ・スチェンコ市長は、ロシア側の要求を拒否したため、夫と息子と共に射殺されたという。この証言をした住民については、安全を確保するために「オレグ」という名の男性とだけ報じられ
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